事例紹介

SYM邸

こちらのお宅は、以前ブログでご紹介しましたが、社員の友人宅であり、LO-CO HUTの1号棟となります。
https://www.k-ecohouse.co.jp/blog/2018/05/post-2543.html
また、お施主様のご協力のもとLO-CO HUTの仕様を検討・検証しながら建築したLO-CO HUTのトライアル住宅(0号棟)の2軒隣に建築することも、運命的なものを感じてしまいます。
LO-CO HUTでは、切妻屋根と片流れ屋根の2パターンが選択可能となり、最終的に片流れ屋根のモダンなデザインとなりました。ただし、軒の出は必要最低限確保することで、漏水の危険性や外壁の汚れなど、性能とデザインのバランスを取っています。
外壁仕上げは、軽量モルタル下地に漆喰を成分として含む塗り壁材でコテ仕上をします。
プランは、2階リビングでワンルームに近いとても開放的な空間が特徴です。2階リビングの場合、1階に子供室を配置するとコミュニケーションが取りにくくなることがあるため、子供室は将来的に2部屋までリビングの隣りに配置可能としています。
1階には将来的に地域のコミュニティースペースとしても使え、直接外部からアクセスできるアトリエスペースと、寝室、収納、水廻りが配置されています。
内装では、LO-CO HUTの特徴である自由な仕上げを活かし、アクセントとして壁に板張りを採用しています。なお、この板は施主がご自身と友人で白く塗装する予定で、DIYを取り入れながら、いっしょに楽しみながら完成を目指します。

完成写真

DSC_73840004.jpg

IMG_7560.jpg

DSC_73570060.jpg

DSC_73600063.jpg

DSC_73390048.jpg

DSC_73720075.jpg

IMG_7589.jpg

DSC_72900020.jpg

IMG_7604.jpg

片流れ屋根

IMG_7603.jpg

LOCO HUTでは、敷地条件により、片流れ屋根も選択肢としてお選びいただけます。
片流れ屋根の魅力の一つには、シンプルな外観のデザイン性が挙げられます。
また、内部の登り梁構造もよりシンプルで、高さも確保でき広がりが感じれます。

現場清掃

DSCN2057.jpg

DSCN2056.jpg

神奈川エコハウスは、現場管理を徹底しています。
建築中の現場だけでなく、近隣道路の清掃もしています。

現場看板

IMG_5032.jpg
当社では、各現場ごとに「チームワークでつくる笑顔の現場」と記された看板を設置しています。お施主様だけでなく、通りがかりの人も安心できる現場であり続けるために、職人さんも含めルールを守ることをお約束しています。

ラスモルタル通気工法

IMG_5026.jpg
ラスモルタル通気工法とは、ラス網という金網を張って、その上からモルタルを塗る工法です。モルタルが乾燥した後に、外装仕上材(レーブLM)をコテで塗るので、そのための下地としての役割があります。

配線長押

IMG_4802.jpg

IMG_4931.jpg

LO-CO HUTでは、配線を通すルート「配線長押」を外周部にぐるっと設けて、そこからコンセントやスイッチの配線を行き渡らせることを基本としています。
このように配線のルートを限定することで、将来的に棚などを設置するときにビス打ちする際も、配線を傷つけることなくリフォーム対応することが出来ますし、配線の変更などにも柔軟に対応することができます。

ラス網

IMG_4907.jpg

ラス網とは、モルタルの剥落を防ぐために、モルタル下地として使用される金網の事です。この下には、通気層が取られ、万が一雨水が侵入した時の、排水経路となります。この上にモルタルを塗ることにより、外壁にひび割れが生じにくいというメリットがあります。

木工事中間検査

IMG_0614.jpg

工事の進行状況や現場状況を、現場監督がお施主様にご説明します。
電気配線などを実際に確認していただきながらご説明をします。

壁板

IMG_0575.jpg

IMG_0580.jpg

先日、お施主様と弊社社員で塗装した壁板を張りました。
DIYにより自分たちも住宅の施工に携わることで、より一層思い入れのある住宅となりそうです。

内装用モイス

IMG_4773.jpg

IMG_4778.jpg


LOCO-HUTでは、外張り断熱の特別な認定を採用し、石膏ボードなしで検査も合格可能となっています。
そのため、石膏ボードに代わり内装用モイスを使用することを、選択肢としてお選びいただけるようになりました。

内装用モイスは、仕上が必要な石膏ボードに比べて、費用を抑えることが出来ます。
ただし、仕上なしできれいに納めるためには、ぴったと納める大工の技術が必要になります。
質感はざらっとしていて、調湿性・消臭性・耐火性など、様々な特徴が挙げられます。
http://www.aica.co.jp/products/moiss/naisou/

塗装作業(DIY)

IMG_4741.jpg

お施主様の希望で、このお宅は所々DIYを取り入れる予定です。
今回は、お施主様と弊社社員で力を合わせてアトリエ部分に使用する壁板を塗りました。

木工事

IMG_0551.jpg

フローリング施工中です。
無垢のフローリングの間に挟まれているものがパッキンです。
無垢の木は湿気を吸収すると、膨張して横に広がります。パッキンを使って木の間に空間を作り、膨張や収縮による変形を吸収できるクリアランスを確保しています。

金物検査

IMG_0437.jpg

IMG_0442.jpg

IMG_0467.jpg

接合金物の検査を行いました。
木組を補強する金物は、種類によって強度が決まっており、引き抜き力や使用場所に応じて使い分けます。
種類と場所の確認は勿論ですが、ビスの本数や取り付け方なども基準に合っているか全数チェックし、写真を撮ります。

養生ネット

IMG_0497.jpg

足場に養生ネットを張っております。
作業中のゴミが周辺に飛び散らないように、しっかりと保護しております。

筋交い

IMG_4606.jpg

柱と柱の間に斜めに入れてある部材が筋交いです。
この建物は基本的にダイライトという耐力面材で水平耐力を確保しますが、部分的に筋交いで補強しています。
配置はすべて構造計算により決定しています。
シロアリ対策のため、桧(ヒノキ)を使用していております。

上棟

IMG_4527.jpg

IMG_4540.jpg

いよいよ上棟です。いつものメンバーの大工達が抜群のチームワークで、下階から順番に柱、梁を組み上げて最後に棟木を取り付けます。まずは一階の柱を立て、二階床梁を組んでいきます。安全に注意しながら作業を行っていきますが、チームワークがいいのでスピーディーに組みあがっていきます


IMG_4544.jpg

梁はクレーンで吊り上げて所定の位置に運び、最後は手作業で微調整して納めていきます。ロープで材を固定する際は、傷が付かないように細心の注意を払います。小屋組みの最後は、棟木から桁に垂木を架けます。


IMG_4549.jpg

IMG_4565.jpg

IMG_4568.jpg

IMG_4592.jpg

断熱材の上に受け材となる垂木を施工し、野地板を貼ります。
できた隙間が通気層となります。
最後に屋根屋さんが防水シート(ルーフィング)を貼り、作業は終了です。

土台敷き

IMG_4504.jpg

土台には、耐久性のあるヒノキを使用しています
腐れや虫に強いので、特に注意が必要な土台は桧にしています。

基礎完成

建物を支える大事な基礎の工事が完了しました。地中梁で強度を保つことで、
基礎内部の立上り部分(コラムベース)を独立型形状にすることが可能となり、通気性とメンテナンス性が格段にアップします.
DSCN1514.jpg

コンクリート打設

IMG_0282.jpg

まずは、流し込むコンクリートのスランプ値を測定します。
スランプ値とは、スランプコーンと呼ばれる試験用の容器に生コンクリートを入れ、垂直にスランプコーンを抜き取り、コンクリート頂部の高さが何センチメートル下がったのかを測定した数値のことです。数値が大きいほどコンクリート頂部が下がっているので、流動性が高いと言えます。スランプ値15センチ~18センチがよく使われます。


その後、コンクリート打設を行います。生コンクリートを型枠の中に流し込みますが、流し込みの際、バイブレーターで生コンを撹拌します。バイブレータで振動を与えることで、隅々までしっかりとコンクリートが充填されます。
IMG_0293.jpg

配筋検査

DSCN1328.jpg

DSCN1324.jpg
配筋検査とは、基礎工事において、鉄筋の種別、鉄筋の間隔、鉄筋径、かぶり厚さ、定着と継手の長さ、立上り筋の高さ、緊結の状態などをチェックします。建物の耐久性や強度に直接影響するため、重要な検査といえます。

遣り方

IMG_0176.jpg

基礎工事の初めは、遣り方です。
基礎の外周に水杭や水貫と呼ばれる木枠を設けて、高さや水平位置の基準を作ります。

地縄張り

DSCN1177.jpg

地縄とは、建物が敷地に対してどの様に建てられるのかを、確認する作業です。敷地内の建物が建つ部分の外周部分に縄を張り、目で確認できるようにします。