事例紹介

ITW邸

nichi-nichi-ka  Natural ver.
総2階の21坪フレームに2坪の1階凸部(下屋)が付き、延床面積約23坪のコンパクトなお宅です。リビング東面には全開放の引込みサッシを採用し、広めのウッドデッキとつなげています。また南面は幅広の腰窓を設置して道路向かいの畑を望むことができるなど、広がりを感じられる計画となっています。
2階の子供室は7.5帖を将来的に2分割して使用する想定、勾配天井につながるロフトスペースを設け、引き戸を開けると家族共用のスタディースペースとつなげられることで広がりを感じられます。
収納も各所に分散配置し、コンパクトながら4人家族に十分なスペースが確保できています。
性能基準は当社の推奨値 C1G2T3 for SDGsに準じています。
(気密C値=1.0以下、断熱 G2グレード、耐震等級3)

完成

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リビングダイニング

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リビングの掃出し窓を開けるとウッドデッキ

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造作棚のある背面キッチン

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洗面台も造作

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二階への階段を上がるとスタディコーナー

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将来は仕切ることのできる子供室

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子供室のロフト

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4.5帖の和室

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外観


クリーニング

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仕上工事も終盤です。
養生が剥がされ、室内をクリーニングしました。

仕上工事

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仕上工事を行っています。
クロス、左官、建具、電気器具等、施工業者が多くなるのが仕上工事の特徴です。

漆喰塗

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室内の壁は漆喰塗です。漆喰は調湿性に優れ、またアルカリ性のため、抗菌効果もあります。

木工事終了

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大工さんによる木工事が終わりました。仕上工事はたくさんの業者が出入りするので、しっかりと養生します。

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ユニットバスも入りました。

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ベランダの手摺りには木部用の塗料を塗りました。


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外回りの確認も終えて、足場が解体されました。

外壁工事

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モルタル下地の上に、外壁の仕上げ塗りが終わりました。職人の手作業による味わいのある塗り壁です。

階段施工

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手刻みの階段が完成しました。材料はヒノキの集成材を使用しています。

石膏ボード

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天井や壁に石膏ボードが張られました。ボードを張るまでは視線が抜けてしまうので、なかなか壁や天井をイメージできませんが、ここまでくると随分部屋らしくなってきます。

ラス網

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外壁の仕上げはラスモルタルです。外壁をモルタル仕上げとする場合は、縦胴縁に防水紙付のラス網を張ります。


縦胴縁

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外壁の下地になる縦胴縁を施工しました。縦胴縁の厚み分が通気層になるため、外壁表面の熱を伝えない作用と、万が一雨水が侵入した時に二重防水の役目を果たします。

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内部工事ではユニットバスが設置されました。廻りを塞ぐ前の木工事前半で行います。

透湿防水シート

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外部では、透湿防水シートの施工が完了しました。サッシ廻りや配管の廻りなど細かな部分の施工が重要になります。専用の部材なども活用し、丁寧に施工しています。

木工事

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木工事とは、木材を主材料にその加工、組み立て、取付けを行う工事の総称で、大工さんがメインとなり、
3か月程かけて行います。

防水検査

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サッシの取付け、断熱材の施工、防水テープの施工が完了し、防水検査を行いました。
サッシ周り、庇周りは特に注意が必要な箇所なので厳しくチェックします。

サッシ取付・断熱材施工

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第三者機関での金物検査が無事に終わり、サッシの取り付けと壁断熱材の施工が始まりました。
弊社は外張り断熱を標準断熱工法とし、182cm×91㎝、厚さ45mmのボード状の断熱材(ネオマフォーム)で柱・梁などの構造材ごとすっぽりと覆います。

金物検査

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接合金物の検査を行いました。木組みを補強する金物は、種類によって強度が決まっており、金物と木組みの組み合わせで必要な強度を確保します。
種類と場所はもちろん、ビスの本数や取りつけ方なども基準に合っているか全数チェックし、写真を撮ります。

アスファルトルーフィング

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屋根にアスファルトルーフィングを張りました。
アスファルトルーフィングとは、防水性能を担う屋根の下葺き材です。ゴムアスファルト系の改質アスファルトルーフィングを使用します。

上棟

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いよいよ上棟です。いつものメンバーの大工達が抜群のチームワークで、下階から順番に柱、梁を組み上げて最後に棟木を取り付けます。
垂木の上に野地板と呼ばれるヒノキ耐水合板をはり、屋根の下地が完成します。

土台敷き

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上棟前に土台を敷きます。
上部構造すべてに影響してしまうので、レベルを確認し、ミリ単位で高さ調整を行います。
土台には、耐久性のあるヒノキを使用しています。

基礎完成

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建物を支える大事な基礎の工事が完了しました。
四角いサイコロのように見えるものは、地中梁の上に乗った独立型基礎です。柱の引き抜き力や荷重が掛かる部分など内部の要所に設置されます。独立型なので、床下の空気の流れを妨げず、通気を良好な状態に保ちます。また、配管経路の自由性や定期点検時の見通しや床下移動など良い事ずくめのベタ基礎です。

立上りコンクリート打設


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底盤コンクリート打設に続き、立ち上がり部分の型枠を組み、断熱材を枠内にセットします。
基礎立ち上がりの内側で断熱を行う基礎断熱を採用しています。

底盤コンクリート


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コンクリートをバイブレータで振動を与えながら流し込んでいきます。バイブレータで、振動を与えることによって、隅々までしっかりとコンクリートが充填されます。
また、コンクリート密度を高め不要な混入空気を除去し、骨材が均等に分布することで、強度が高く かつきれいなコンクリートとなります。

配筋検査

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基礎の配筋検査です。底盤、立ち上がり、地中梁、独立基礎と鉄筋の配筋状況を確認していきます。鉄筋の太さ・間隔などを全てチェックします。

捨コンクリート

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防湿シートの上からコンクリートを流します。捨コンクリートの役割は、防湿シートの保護や、基準となる平らな面が出来る事で、型枠の精度も良くなります。

遣り方

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基礎工事の基準となる水平位置と高さを貫や杭を使って出します。これからの工事のすべての基準となるので、慎重に作業を行います。