事例紹介

KGN邸

敷地は高台にあり、2階からきれいに海を眺めることができる立地です。しかし、東隣りの建物が視界を遮るため、建物をなるべく南側に寄せて、海への眺望を確保しました。
その立地を活かすためにLDKと洗面・お風呂の水廻りなど生活の中心を2階に配置しました。LDは勾配天井の板張りとして、海に抜ける水平方向の広がりととも垂直方向の広がりも感じることができます。3畳分のバルコニーもリビングの延長として、活用されることでしょう。1階は寝室と2つの子供部屋、ご主人の書斎があり、土間収納など収納も各所に分散配置され、必要十分なスペースが確保されています。
延床面積は28坪ですが、面積以上の広がりや解放感を感じられる住まいになると思います。今から完成が楽しみなお宅です。

完成

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リビングダイニング

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バルコニーから眺める海

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キッチン

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和室

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階段下のトイレ

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外観

クロス仕上げ

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トイレはクロス仕上げです。下地のパテ処理をしっかり行っているので綺麗に仕上がっています。

内部漆喰工事

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室内の壁は漆喰仕上げです。漆喰は調湿性に優れ、また、アルカリ性のため抗菌効果もあります。

外壁工事(仕上げ)

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外壁の仕上げは、漆喰などの無機素材だけでできた塗り壁材。樹脂など有機素材を含まないので、汚れが付きにくい特徴があります。また、コテで仕上げるので、近くで見ると味わいがあります。

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バルコニーの木製手摺も施工されました。木部には、屋外用木材保護塗料のキシラデコールを塗装しました。キシラデコールは、日光や風雨に強い対候性顔料の効果で鮮明な色が長持ち、長期間木材を保護する特徴があります。

キッチン施工

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大工工事の終盤にキッチンが施工されます。施工後はすぐに保護の養生をしていますので、最後のクリーニングまで見る事は出来ません。

内装工事

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内部工事も着々と進んでいます。
天井や壁に石膏ボードが張られました。ボードを張るまでは視線が抜けてしまうので、なかなか壁や天井をイメージできませんがここまで来ると随分部屋らしくなってきます。

外壁工事(下地)

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ラス網の上にモルタルを塗っています。これは下地です。下地を塗ったあとは養生期間をおいて、仕上げを塗っていきます。

外壁工事(ラス網)

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外壁の仕上げはラスモルタルです。外壁をモルタル仕上げとする場合は、縦胴縁に防水紙付きのラス網を張ります。モルタルにひびが割れが起こらないように重ねを十分に取ります。

バルコニー工事

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バルコニーはリボール防水を施します。
リボール防水は、塗膜防水で、出来上がった防水層は継目がなく、外観的にもきれいな仕上がりになります。

構造見学会

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構造見学会を開催しました。構造には、神奈川県産のスギとヒノキを使用しています。壁の中に隠れる筋交いや断熱材なども見ることができます。

断熱材

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確認検査機関での金物検査が終わり、断熱材を施工しました。
ネオマフォームという高性能な断熱ボードを外張り断熱で施工しました。

中間検査

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第三者機関による中間検査を行いました。
建物が建った後に隠れてしまう部分を、検査機関がチェックをします。
無事合格して次の工程に進みます。

金物検査

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接合金物の検査を行いました。木組みを補強する金物は、種類と場所はもちろん、ビスの本数や取り付け方なども基準に合っているか全数チェックし、写真を撮っています。

筋交い

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当社は耐力壁として筋交いを入れることが基本となっています。構造計算によりバランスを考慮しながら配置し、必要に応じてモイスという耐力面材で補強をいれています。外周部に入っている筋交いは正式な筋交いで、室内側に入っている大きな筋交いは、仮筋交いといって上棟時に水平・垂直を確保しながら組み上げるための仮の筋交いです。
工事が進んだ段階で取り外します。

上棟

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いよいよ上棟です。いつものメンバーの大工達が抜群のチームワークで、下階から順番に柱、梁を組み上げていきます。

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2階の床梁が組み上がりました。91㎝角に格子を組み、その上に厚床下地を張り、2階の床を固めます。「剛床」といって、構造的にここは重要なポイントです。

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屋根は、棟木から桁に垂木を架けていきます。

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断熱材を敷き詰めます。断熱材の上に通気層を確保し、最後に野地板を張り、上棟も無事終了です。

上棟木材搬入

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上棟の木材を運び込み、雨対策にブルーシートで覆います。
この後に足場を組んで、上棟前の準備を行います。

土台敷き

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木工事が始まりました。ここから大工が作業を行います。
土台は上部構造全てに影響してしまうので、レベルを確認し、ミリ単位で高さ調整を行います。木材は耐久性のあるヒノキを使用しています。

基礎完成

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建物を支える大事な基礎の工事が完了しました。四角いサイコロのように見えるものは、地中梁の上に立つ独立型の基礎です。基礎の高さが高く、床下空間が広々としています。床下の空気の流れを妨げず、通気を良好な状態に保ちます。

立上りコンクリート打設

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立上りの部分の型枠を組み、断熱材を枠内にセットします。基礎立上りの内側で断熱を行う基礎断熱を採用しています。

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立上りの打設は、しっかりと重鎮することが大切です。バイブレーターで振動を加えていきます。これが綺麗な仕上がりにつながります。

コンクリート打設

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コンクリートを打設する前にコンクリートの品質をチェックします。

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打設時には、生コンクリートにバイブレーターで適切な振動を与え、流動させながら少しずつ送り込みます。そうする事で、鉄筋の裏側までコンクリートがいきわたるようになります。

配筋検査

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基礎の鉄筋が図面通りに正しく配置されているかを確認する作業です。鉄筋の間隔、鉄筋径、かぶり厚さ、立上り筋の高さ、緊結の状態、ボルトの数が正しいか等、現場監督が一つ一つチェックし、写真を撮って記録していきます。

型枠工事

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外周の型枠の内側に盛られているコンクリートは「捨てコンクリート」といいます。地盤の上に人工的な新しい水平面を作り、工事はこの面を基準に進められます。防湿シートの保護や、型枠工事・配筋工事の精度を上げる役割があります。

遣り方

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基礎工事の基準となる水平位置と高さを、貫や杭を使って出します。これからの工事の全ての基準となるので、慎重に作業を進めます。

地縄張り

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地縄張りは、建築工事における最初の作業です。これから建築する建物の位置を確認するために縄を張り、それを元に作業を進めていきます。

地鎮祭

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建物を建てる際に、工事の無事や安全、建物や家族の繁栄を祈ります。
神主さんの設けた小さな砂山(盛土)に鋤、鍬、鎌をいれ、工事の安全を祈願します。