事例紹介

KYM邸

・リフォーム前              ・リフォーム後

コンクリートのマンションが、「木の心地よい香り」がする空間に生まれ変わります。

横浜市のマンション築30年のRC造5階建。床面積は87平米で縦に長い典型的な形状です。
お子さんは3人で、子供一人に1部屋の4LDKですが、それぞれ独立され現在はご夫婦2人で生活されています。

そんなお二人の主なリフォームのご要望は、老朽化の進む水回りのリニューアルと、主寝室は2部屋を1つにして広い空間にしたいという内容でした。

しかし、お二人の生活スタイルをお聞きしたり、5人家族の生活からご夫婦2人生活に変わった現状を考えると、もっと大胆に間取りを変えてみてはどうかと思い、1つのプランをご提案させていただきました。

その計画の内容は、生活の中心となる空間を日が当たる南側に配置するというプランです。

お二人の生活の中心はダイニングです。しかし、現在の間取りではダイニングは奥まった場所に配置されており、日中でも暗く照明を付けている状態でした。その問題を解消するため、大胆にキッチンの位置を変更し、ダイニングを日が当たる南側に配置するという内容です。
ご提案の結果ご好評いただき、スケルトン解体を行う大規模なリフォーム(リノベーション)を行うこととなりました。

その他には、和室をリビングの一部に変えたり、ウォークインクローゼットや玄関収納を設置して収納スペースを増やすことになりました。結果的に、2LDKとなり現状と大きく間取りが変わり、前の間取りの面影がないほどの変わりようです。

住居の性能についてのご不満は、住居は1階ということもあり床からの放射冷却により冬はとても足元が冷たいとのいうことでした。そこで、床と更に外気に面する壁に断熱材を設置することにしました。これにより、冷暖房機器のランニングコストの低減も期待できます。

そして、マンションと言えばカビの悩み。今回のリフォームの前に、窓を2重サッシ工事を行い、ずっと悩みであった結露によるカビの発生が少なくなったが、それでもカビの匂いはなかなか改善されないとのこと。
そこで、マンションにしては珍しく、床材は吉野杉無垢フローリング、壁は珪藻土と漆喰を混合した塗り壁としました。

この無垢材や自然素材をふんだんに使うことにより、カビの不快な匂いが漂う空間から、木の香りがする心地より空間へと生まれ変わります。

36組もの方々にご来場いただきました。

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2日間の完成見学会に、36組もの方々にご来場いただきました。ご来場いただいた方々に心より御礼申し上げます。

マンションでありながら、木の心地よい香りがする空間に見事に仕上がりました。カビの不快な匂いが充満していた頃の面影はありません。

来場された方の中には、同じマンションにお住いの方もいて、様変わり具合に大変驚かれていました。

心地よい香りがする無垢の木と、快適な空間を造り出してくれる自然素材をふんだんに使用したマンションリノベーションを体感していただき、大変うれしく思います。

今のお住いにご不満やご不安はありませんか?
その際は、お気軽にご相談ください。あなたのお悩みを解消いたします。

カーテン取り付け

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カーテンを取り付けました。カーテンは部屋の雰囲気を左右する重要な部分です。今回は、レースを内側に設置しました。これにより、夜間でもレースの模様が楽しめます。

また、通常は窓の両側にカーテンの溜まりが生じますが、2つの窓を一つにするイメージで溜まりを片側ずつに寄せました。

和室はロールスクリーンを取り付けました。2色のバランスを調整できます。

今週末のマンションリノベーション工事 完成見学会の準備が整いました。

清掃完了

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床の養生版を剥がすと、厚さ30mmの無垢の杉板が顔を出しました。やはり床が表に出てくると、とても見栄えがします。そして、杉の良い香りが心地よく広がります。

照明等の器具設置 完了

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照明・トイレ・洗面化粧台・建具が取り付けられました。間接照明が柔らかい空間を演出しています。

クロス工事 完了

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クロス工事が完了しました。内装仕上げ工事がすべて完了し、完成のイメージが出来てきました。

漆喰珪藻土(ケイソウくん) 施工完了

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漆喰珪藻土(ケイソウくん)の施工完了が完了しました。コテの模様が程よい風合いを演出します。照明が当たると、模様が際立ちヒーリング効果をもたらします。

漆喰珪藻土 素材の力

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 漆喰珪藻土のケイソウくんを壁に塗っていきます。ケイソウくんは、漆喰と珪藻土を混合した完全な自然素材になります。珪藻土単体では固まることが出来ません。よって、凝固剤として樹脂等の化学物質を使用する商品もありますのでご注意ください。

 漆喰の性能特徴は、強アルカリ性で除菌・消臭効果が期待できることです。シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドなど揮発性有害化学物質や、カビ菌を分解します。

 珪藻土の性能特徴は、高い吸放湿性があり室内の湿度を快適な状態(40%~60%)にコントロールする効果が期待できることです。マンション等の結露対策としても高い効果を発揮します。

 この二つの素材を混合して使用することにより、下記の効果が期待できます。

●調湿・吸放湿、防カビ

●防ダニ

●結露対策

●ホルムアルデヒド吸着分解、シックハウス対策

●消臭・脱臭、タバコ・トイレ・ペット臭対策

●CO2(二酸化炭素)吸収、CO2削減・環境エコ対策

●断熱・遮熱 省エネ・環境エコ対策

●不燃・防炎、火災時の安全対策

●癒し・リラックス、ヒーリング効果


素材の力って凄いですね。

クロス貼り 素材のこだわり

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 石膏ボードの下地処理が完了し、クロス張りを行っています。弊社ではビニールクロスを使用せず、紙クロスを採用しています。

 ビニールクロスとの違いは、紙クロスは静電気が発生しないのでホコリやヤニがつきにくく、お掃除の必要がありません。

 また、紙クロスは通気性が良いので、下地がカビることは少なく、すぐにカビが目に入るので、早い段階で対処することができます。

 さらに、接着材はでんぷん糊を使用しています。糊も自然素材なので接着剤特有の不快な匂いがしません。

木工事 完了

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約1か月半に渡った大工職の木工事が完了しました。マンションでの工事は、作業日や作業時間に制限があります。よって、工程管理が重要になります。工事前に管理事務所で定められている規定の確認がとても大切です。

和室 押入れ杉板張り

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和室の押入れ内部に杉板を張っています。押入れの中まで杉のいい香りがします。

クロス工事開始

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クロス工事が始まりました。まずは下地処理を施します。石膏ボードの継ぎ目やビス部分にパテという下地処理剤を塗り、平滑に仕上げていきます。パテ処理を1回で済ませてしまう会社もあると思いますが、弊社ではパテ処理は3回行います。3回に分けてパテ処理を行うにより、パテが割れにくくなり、仕上げ材に隙間が生じにくくなります。

木工事完了 間近

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石膏ボード貼の大部分が完了し、全体像が見えてきました。

PCコーナー

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PCコーナー部分の工事になります。カウンターや棚は全てタモ材としました。広葉樹の木目は高級感があり品が良いですね。上部に固定棚を設置し、背面にはヒノキ羽目板を張りました。

天井 ヒノキ羽目板張り工事

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主寝室の天井に、ヒノキ羽目板を施工しました。床と天井が木部で、壁が漆喰珪藻土の塗り壁となるこの空間は、木部が全体の約2分の1となります。木部が全体の約2分の1となる空間は、心地よい眠りを演出してくれます。

石膏ボード貼り

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天井および壁に石膏ボードを貼っていきます。石膏ボードは、仕上げ工事(塗り壁やクロス)の下地材となります。

縦排水管の遮音工事

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縦排水管に遮音シートを施工しました。上階から汚水が流れる音を遮断します。

床張り 完了

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床張りが完了しました。完了後は、床に傷がつかないように養生版を敷き込みます。この際、壁をつくる所は空けておきます。

キッチン部 給排水工事

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キッチン部の給排水工事になります。配管経路が長いため、床上と床下を利用して経路を確保しました。床上配管はキッチンの背面のスペースを利用します。

UB工事

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浴室は0.75坪から1坪に広くしました。その結果、浴槽で足を延ばすことが出来ます。

床張り工事

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杉のフローリングを敷き込んでいきます。マンションでの搬入経路の事情もあり、長さは2mにしました。また、巾を180mmとし、空間を広く感じるように配慮しました。

電気配線工事

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電気配線工事を全面的にやり直します。ただ、利用できる部分はそのまま使用します。コンセントや照明の位置を大きく変更しました。

レンジフードのダクト工事

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キッチン部のレンジフードのダクト工事になります。ダクトは火災時に火が広がらないように不燃材で覆います。また、結露を防ぐ意味もあります。

給湯給水管の取り換え

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古くなった給湯給水管を撤去し新しくしました。管は腐食すると水漏れの原因となってしまうので、この機会にその不安を解消しました。

フローリング材搬入

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奈良県産の吉野杉と呼ばれるフローリング材です。厚さは30mmのものを採用しました。断熱および遮音効果が期待できます。そして、杉の心地良い香りが魅力です。

遮音工事

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マンションのリフォーム工事で、要注意事項の一つは床張替え時の遮音工事です。今回は1階ということもあり、必要箇所に簡易的な遮音ゴムマットを敷きこみました。この工法以外には乾式二重床という工法があります。

床下地

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断熱材の上部に床下地を設置しました。断熱材とフローリング材との間に空気層(30mm)を設けることにより断熱材の効力を高めます。

コンクリート直貼りの冷たい床に断熱材施工

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床全面に断熱材を敷き詰めていきます。材料は、壁と同じアルミシート断熱材です。
今までは、コンクリートに直接コルクタイルが貼られていました。これではコンクリートの冷たさが足元を襲い、冬は寒いはずです。断熱材の施工することにより、どれくらい効果があるか今年の冬が楽しみですね。

間仕切り壁

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間仕切り壁の下地を施工しています。ここは、水廻り部分で、UB・洗面所・トイレが配置されています。

外気に面する壁に断熱材設置

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外気に面する壁に断熱材を貼っていきます。断熱材は、「アプリ」というアルミ箔が施された厚さ1ミリの薄いシートです。シートは薄いですが、効果は大きいのが特徴です。アルミ面を内側に向けることにより、内側の熱を反射させて、冷暖房機器のランニングコスト低減することが出来ます。

天井下地組み

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既存天井は、コンクリートにクロスを直接貼っているところがありました。

今回のリフォーム計画で、照明計画も変更するため天井を組みます。
天井を組むと、天井高さが60ミリほど下がりますが、天井に照明が自由に設置できるのでメリットは十分あると思います。

キッチン移動に伴う、排水経路の確保

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キッチンの位置を変更したため、排水経路の確保が重要になります。配管の勾配がしっかりとれない場合、排水が詰まり漏水の原因となってしまうからです。

今回は、床の軽量コンクリートをはつり、排水経路を確保しました。
これで漏水の心配はありません。

既存断熱材

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30年前に施工されたマンションですが、石膏ボードと一体型の厚さ10ミリの断熱材が施されていました。写真の右側から、コンクリート⇒GLボンド⇒断熱材⇒石膏ボードの順で施工されています。

今回の工事では、外気に接する壁についてはこの断熱材を生かしつつ、アルミシートの断熱材を施工していきます。

墨出し

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建物の柱の中心線や床・壁の仕上げ面の位置など、工事の基準となる線を構造体などに記すため、墨出しを行います。この線を頼りに大工職の方は工事を行っていきます。

解体工事完了の見学会

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解体工事完了の見学会を行いました。

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11組の同じマンションに住んでいる方々にご来場いただきました。

やはり、日常では見えない部分が見えるというのは興味をそそるのでしょうか。お住いに対するご不安やご不満の解決のキッカケになれば幸いです。

また、8月末開催予定の完成見学会にも是非ご来場ください。心よりお待ちしております。

解体工事 完了


解体工事が完了しました。
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今回の解体工事は、そのまま使える部分は極力残しました。残すことによって、ゴミの量が減りますし、次の工事も材料や手間が省けることによって、結果的にコストダウンにつながります。

こちらは、キッチン、UB、洗面所、トイレの配管状況です。
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いつも見ることができない部分が見えてきました。上階の排水管が床スラブを貫通して配管されているのが分かります。
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床のコンクリートはつり

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「はつり」とは、コンクリートで作られた壁や土間などの構造物を壊したり削ったりすることを意味します。今回、お風呂場のサイズを大きくしたため、床の高さ調整で施工された軽量コンクリートを「はつり」ます。

解体工事開始

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解体工事が始まりました。近隣の方々への騒音等でご迷惑がかからないよう気を配りながらの工事になります。

仮住まいへお引越し

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約2か月の工事期間中、お施主様は現場近くに仮住まいをご手配されました。荷物がなくなり、いよいよ工事開始です。

現地調査

計画の前に、まずは現地調査を行います。

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建物内の寸法取りはもちろんですが、構造や設備などの規制、周辺環境の調査、既存建築物の図面や管理組合による管理規約などを調査し、マンション全体のソフトとハードの両方の現況を把握することがとても大切になります。