事例紹介

HNK邸

川崎市にお住まいの建て主。マリンスポーツが趣味で、環境の良い湘南への移住を計画。初めにコンセプトハウスの雰囲気を気に入って頂き、土地探しからローンまで一緒に進めていきました。
建設地は、分譲地で西側道路に面しており、東西に長い土地です。南側隣地に建物がそびえ立つ事を想定して、吹抜やハイサイドサッシを計画しています。
建物は、nichi-nichi-ka natural ver.の30坪フレームです。間取りでは、SCL、洗面と脱衣を分ける、LDK20帖以上、吹抜と絡めたストリップ階段や将来WICにする事の出来る2Fホール、子供の成長に合わせて間仕切れる子供室、ロフトなどのご要望が盛り込まれています。共働きのご夫婦と子供2人がナチュラルにシンプルに暮らせる住宅を計画しています。

※この住宅は森林環境譲与税を財源として神奈川県が実施している「神奈川県地域材の家づくり普及促進事業」を活用しています。
構造材に神奈川県産の桧・杉を使用。地域の森林環境の維持・更新や温暖化防止など、広範な環境問題にも貢献しています。
事業の詳細は、こちらをクリックしてご覧ください。

完成

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漆喰壁

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漆喰の性能の中でも特筆すべきなのが調湿作用で、「呼吸する壁」とも言われています。また、ざらざらとした質感でコテ跡を残す珪藻土とは違い、コテで押えて平滑に仕上げる漆喰は清廉な印象を受けます。左官の仕事としても腕が必要です。

階段(ストリップ階段)

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階段は蹴込板が無い階段です。ストリップ階段、またはスリット階段などと呼ばれています。素通しなので開放感があり、また、今回は吹き抜けに設置したこともあり、光が階下まで届いて明るい空間となっています。

吹き抜け

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吹抜を設けています。吹抜は、開放感を感じられるだけでなく、窓を大きく設け採光を取り入れることで、部屋全体を明るくし通風性も良くなります。

モルタル(上塗り)

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モルタルの下地が完了しました。モルタル施工において大切なことは、下塗りと上塗りの工程を守り適切な塗り厚さとすることです。これを省略してしまい一度に厚いモルタル付けをすると、ひび割れが生じやすくなります。上塗り完了後は2週間以上、長期間乾燥させる必要があります。

ラス網

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胴縁の上にラス網を敷きます。ラス網とは、モルタルの剥落やひび割れを防ぐために、モルタル下地として使用される金網の事です。この下には、通気層が取られ、夏の熱気を防ぐ作用や、万が一雨水が侵入した時の二重防水の効果があります。

縦胴縁

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外壁の下地になる縦胴縁を施工しました。縦胴縁の厚み分が通気層になるため、外壁表面の熱を伝えない作用と、万が一雨水が侵入した時に二重防水の役目を果たします。

透湿防水シート

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断熱材の上に透湿防水シートを張りました。透湿防水シートは、水を通さずに湿気(水蒸気)は通す性質を持っています。断熱性能や防水性を確保し、壁の中で発生する結露を防ぐ効果があります。

野縁

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野縁とは、天井を止めるための下地材のことを言います。30㎝~45㎝間隔で取り付けています。この野縁の空間を設けることで、隠された電気配線がスムーズに施工できます。

断熱材(ネオマフォーム)

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断熱材は、ネオマフォームを使用しています。ネオマフォームは薄い厚さでも高い断熱性能を発揮するので当社でも多く採用しています。 外張断熱工法に最適な断熱材とも言えます。

横滑り窓

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横滑り窓とは、窓枠の左右に設けられたレールに沿って上部の吊元がスライドし、窓の下部を外側(室外側)にすべり出させて開ける窓のことを言います。
雨の日に窓を開けても雨が入りにくいことがメリットの一つとなっています。

金物検査

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接合金物の社内検査を行います。補強金物は種類によって強度が決まっており、仕口と金物の組み合わせで必要な強度を確保します。 種類と場所はもちろん、ビスの本数や取りつけ方なども基準に合っているか全数チェックしています。 社内チェックの後、外部の検査機関の検査を受けます。

上棟

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いよいよ上棟です。上棟とは棟(屋根のてっぺん)まで作り上げることです。この日は各現場から大工が集まって作業を進めます。昔から一緒にやっている仲間なので意思疎通がしっかりしていてその光景は圧巻です。

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断熱材→垂木→耐水合板の順に敷いています。 垂木の間は空気層になっていて、熱を屋根のトップにある換気部材から排出する仕組みになっています。

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この日は天候にも恵まれ、無事に終えることが出来ました。大工の皆さんお疲れ様でした。


土台敷き

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木工事が始まりました。最初の工事は土台敷きで、この工程から大工さんが入ります。
土台は構造材の中で最も地盤に近く、シロアリの被害にも遭いやすいので、耐久性の高いヒノキを使い、基礎パッキンも使用します。 当社は構造材に神奈川県産の木材を使っています。地産地消によるメリットとして、県産材の需要が増加すれば林業が活性化し、地域経済が多少なりとも潤うことが挙げられます。

基礎完成

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建物を支える大事な基礎の工事が完了しました。
四角いサイコロのように見えるものは、独立型基礎です。柱の荷重が掛かる部分など内部の要所に設置されます。独立型なので、床下の空気の流れを妨げず、通気を良好な状態に保ちます。

コンクリート打設

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コンクリートを打設しています。ポンプ車で生コンクリートを型枠の中に流し込みますが、流し込みの際、バイブレーターで生コンを撹拌します。バイブレータで振動を与えることで、隅々までしっかりとコンクリートが充填されます。 最後にトンボで表面を均していきます。

配筋検査

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基礎コンクリートを打設する前に配筋が図面通りにできているか予めチェックする配筋検査を行います。 鉄筋の種別、鉄筋の間隔、鉄筋径、かぶり厚さ、定着と継手の長さ、立上り筋の高さ、緊結の状態など細かくチェックします。 この検査は、基礎の耐久性に影響する非常に重要な検査なので項目ごとに入念に行います。

捨てコンクリート

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根切が終わり、砕石転圧、防湿シート敷きを行い、その上から捨コンを打設します。 捨コンクリート(通称:捨てコン)の役割は、防湿シートの保護や、基準となる平らな面ができることで、型枠の精度も良くなります。

地縄張り

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地縄張りは、建築工事における最初の作業です。これから建築する建物の位置を確認するために地面に縄を張り、それを元に作業を進めていきます。