事例紹介

KNA邸

敷地は三方向道路で陽当たりが良く、周囲も落ち着いた住宅街です。道路からの視線が気にならないように、窓の配置や目隠し格子、外構を考慮しました。又、北側には当社が神奈川県産木材として構造材で使用している、丹沢の山々があります。今回は近くの山の木を使うという事で、樹齢100年以上の森を管理している諸戸林業の桧7寸の大黒柱をご提案しました。ご主人は「父親としてしっかりとした家を建てたい」とおっしゃられたので、大黒柱は父親の胸に響いたのではないかと思います。もちろん、許容応力度計算による耐震等級3や設計から施工/アフターメンテナンスまで、一貫した家づくり体制を取っております。あとは、打合せ途中で判明したのですが、提携している製材所とご主人が親戚関係で、当社の専属大工が提携前にご実家を建てられていたという強い縁も感じられます。
間取りは、将来平屋部分で生活が出来るようにLDK/和室/水廻りを配置し、リビング階段ではなく廊下を介しての階段、2階に子供室を計画しました。県産材を多く現し、力強い内観と軒を深く出した和の外観となっております。設備は、オール電化で太陽光パネルをのせ、更に外皮等省エネ性を高めてZEH基準をクリアしています。

完成

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外観

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足場が外れました。完成も近づいています。

太陽光パネル

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このお宅はZEH仕様のオール電化住宅です。
ZEHは、断熱性能や設備などの省エネ性を高めて、使うエネルギーと太陽光発電で作るエネルギーを計算上比較し、作るエネルギーの方が多くなる住宅です。
初期費用は掛かりますが、月々の光熱費の負担軽減はもちろん、住環境に関しましても、一年を通して室温の温度差は少なく、住み心地が良いと思います。また、室温が安定していると、風邪を引く確率も低くなるので、免疫力の低い小さなお子様がいる家庭や、自分たちが年齢を重ねたときのことを考えても、温度差によるヒートショックのリスクが減り、安心です。

パテ処理

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壁紙を貼るための準備として、下地の段差をなくすために、石膏ボードのジョイント部分にパテ処理を2回以上行います。パテは、柔らかい紙粘土のような白い材料で、職人の精度によって壁紙の仕上りに差が出るので、丁寧な作業を心がけて施工しています。
また、当社は接着剤ではなく、でんぷん系のながら糊を標準仕様としていますので、新築時のツンとした臭いはありません。

養生

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室内に見える化粧柱や枠材に傷がつかないように青い養生材で保護をしてます。

ラス網

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ラス網とは、モルタルの剥落やひび割れを防ぐために、モルタル下地として使用される金網の事です。この下には、通気層が取られ、夏の熱気を防ぐ作用や、万が一雨水が侵入した時の二重防水の効果があります。

屋根

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屋根の施工が完了しました。雨が流れやすい瓦棒葺きという葺き方です。
アルミを含んだメッキ処理とすることで、従来の鋼板よりも耐久性に優れたガルバリウム鋼板を使用しています。

透湿防水シート

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ネオマフォーム外張り断熱の場合、断熱材の継ぎ目を防水テープでしっかりと隙間なく塞いでおり、気密性や防水性がとれていますが、より断熱材の性能や防水性を確保するため、補助材として透湿防水シートを張っています。

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庇があると雨水が切れるので、窓や外壁が汚れにくくなります。また、小雨であれば窓を開けたまま、風を入れられることや夏の日射を抑えられることもメリットです。

断熱材

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断熱材は、ネオマゼウスを使っています。
ネオマゼウスは、薄くても高いレベルの断熱性能を発揮します。

金物検査

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構造材の継手・仕口を金物で補強します。
当社では、金物の種類や取付場所が図面通りになっているか、目視でビスの打ち忘れがないかなどを一つ一つチェックし検査を行います。
その後、建築基準法上の中間検査や瑕疵保険の検査員が現場で検査を行います。

養生ネット

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足場に養生ネットを張っております。
作業中のゴミが周辺に飛び散らないように、しっかりと保護しております。

上棟

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いよいよ上棟です。いつものメンバーの大工達が抜群のチームワークで、下階から順番に柱、梁を組み上げて最後に棟木を取り付けます。まずは一階の柱を立て、二階床梁を組んでいきます。安全に注意しながら作業を行っていきますが、チームワークがいいのでスピーディーに組みあがっていきます。
特別に21㎝角/長さ6mの大黒柱を入れました。

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断熱材の上に受け材となる垂木を施工し、野地板を貼ります。
できた隙間が通気層となります。
最後に屋根屋さんが防水シート(ルーフィング)を貼り、作業は終了です。

土台敷き

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棟梁が上棟の前に現場に入り、土台を据えていきます。特に腐れや虫に注意が必要な土台には、耐久性のあるヒノキ4寸角を使用しています。

基礎完成

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建物を支える大事な基礎工事が完了しました。構造計算によって決められた地中梁を入れることで、基礎内部の立上り部分(コラムベース)を独立型形状にすることが可能となり、通気性とメンテナンス性が格段にアップします.

コンクリート打設

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まずは、流し込むコンクリートのスランプ値を測定します。
スランプ値とは、スランプコーンと呼ばれる試験用の容器に生コンクリートを入れ、垂直にスランプコーンを抜き取り、コンクリート頂部の高さが何センチメートル下がったのかを測定した数値のことです。数値が大きいほどコンクリート頂部が下がっているので、流動性が高いと言えます。スランプ値15センチ~18センチがよく使われます。


その後、コンクリート打設を行います。生コンクリートを型枠の中に流し込みますが、流し込みの際、バイブレーターで生コンを撹拌します。バイブレータで振動を与えることで、隅々までしっかりとコンクリートが充填されます。
今回は、立上がりとスラブを一体で打つ事によって、より強固な基礎としています。

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配筋検査

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基礎の鉄筋が図面通りに正しく配置されているかを確認する検査です。鉄筋の間隔、鉄筋径、かぶり厚さ、立上り筋の高さ、緊結の状態などを現場監督が細かくチェックします。

遣り方

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基礎工事が始まります。まず最初に行うのは、遣り方(やりかた)です。
木枠を設置し、高さや位置の基準となる印を付けます。遣り方は、建物の位置を決めるための重要な作業です。

地鎮祭

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地鎮祭(じちんさい)とは、家を建てるときや工事を行うときに、神様に無事に工事が終わるように、そして家の繁栄を祈る、そのための儀式です。