RMY邸
整然と区割りされた閑静な住宅地の一画。北道路の敷地で車を直角駐車にすると、カーポートを避けて建物を計画することになるため、真四角でない平面形になります。その凹凸のある形が、各階での必要十分な広さの確保、そして無駄の少ない間取りを実現しました。
建て主は小さな子供2人をもつご夫婦。リビングに入る手前に洗面室があり、その隣には洗濯機、ガス乾燥機、室内干しスペースがある家事室を設けました。緑の多い庭を計画するため、入浴時も庭を眺められるよう浴室は南側に配置しています。
南側に並ぶ19帖のLDKは明るく開放的です。大きな窓から緑あふれる庭が眺められ、吹抜を通して空間が立体的に広がります。スタディコーナーは落ち着ける場所につくりたいということで、LDKの北側に2人が並べるデスクカウンターを造り、竪格子と本棚で軽く囲われる形にしました。
パッシブデザインを望まれていたので、南の窓を大きくしつつ、屋根の軒を深くして1階にも土庇を設けました。2階南側に吹抜を配置することで一年を通して日照をコントロールしています。暖房は床下エアコン1台、冷房は2階に2台のエアコンを設置して快適に暮らす住宅です。
2022.08.13RMY邸
完成
玄関
リビングダイニング
洗面室
スタディコーナー
吹抜け
子供室
書斎
外観(庭から)
2022.07.18RMY邸
ウッドデッキ
ウッドデッキを施工しました。リビングの外は濡れ縁、キッチンの前は物干デッキになっています。
2022.07.14RMY邸
石膏ボード・パテ処理
天井や壁に石膏ボードが張られました。ここまで来ると随分部屋らしくなってきます。
仕上げ前に、石膏ボードの目地やビスの頭をパテで埋めて段差をなくし、平滑な下地を作ります。
2階天井はクロスを貼り終わりました。これから壁の漆喰を塗ります。
2022.06.23RMY邸
外周り確認
足場を解体する前に屋根や雨樋、外壁などの外周りを確認します。
外部の木部は木材を保護してくれる塗料を塗りました。
2022.06.20RMY邸
外壁塗装
外壁は左官仕上げです。下地のモルタルは2回に分けて下塗りと上塗りを行います。
過去の事例を参考にしたり、新たにサンプルを作ったりして、特注のグレー色にしました。
2022.06.08RMY邸
階段施工
今回は変則の折り返し階段になっていて、側面に本棚が造られます。階段施工は木工事の中でも大変な作業といわれていて、大工の腕の見せ所でもあります。
2022.05.30RMY邸
ラス網
外壁は、胴縁の外側に防水紙を貼って、その上にラス網を張り、この上にモルタルを塗っていきます。
ラス網とは、モルタルの剥落を防ぐために、モルタルの下地として使用される金網のことです。
2022.05.24RMY邸
石膏ボード
天井に石膏ボードが張られました。石膏ボードは主にクロスや漆喰の下地となるもので、遮音性や耐火性、断熱性を兼ね備えています。
2022.05.20RMY邸
縦胴縁
防水シートを張った上から胴縁を打ちます。胴縁は外壁下地としての役割はもちろん、壁内部の通気層を確保する役割も兼ねています。
2022.05.18RMY邸
透湿防水シート
サッシ廻りや配管スリーブ廻りなどは、特に気を付けて透湿防水シートを施工していきます。
2022.05.10RMY邸
配線工事
内部では、壁に石膏ボードを張る前に、配線工事を行っています。スイッチなどの位置などは設計の段階で十分検討し、決定しておきます。
2022.04.22RMY邸
断熱工事
サッシの取り付けが終わり、躯体の外側にネオマフォームという高性能断熱ボードを張りました。これを「外張り断熱」と呼びます。
2022.04.20RMY邸
金物検査
接合部を金物で補強していきますが、その接合部分の金物検査を行いました。
木組みを補強する金物は種類によって強度が決まっており、金物と木組みの組合せで必要な強度を確保します。
2022.04.16RMY邸
筋違
木工事が始まりました。大工が3~4ヶ月かけて家を造り上げていきます。
まずは筋違(耐震性を確保するための斜め材)などの構造部材を取り付けていきます。
2022.04.12RMY邸
上棟
上棟を迎えました。
基本的に1棟を1人の大工(棟梁)が受け持ちますが、上棟の時は各現場の棟梁が集まります。この日は手元と呼ばれる大工を含めて9名で作業しました。普段は別々の現場にいますが、長い間一緒にやってきている仲間なので息はぴったりです。お互いの役割を理解しているため、仲間の指示がなくてもテキパキと作業を進めていきます。
1階の柱です。
1階が組み終わり、2階柱です。
小屋組みが完成しました。垂木が綺麗に並んでいます。
垂木の上に野地板(構造用面材)を施工し、断熱材を張りました。さらに垂木を掛け、空気層を確保します。
その上に野地板を張り、上棟の作業は終わりです。
2022.04.07RMY邸
土台敷き
土台には、耐久性のあるヒノキを使用しています。
土台が水平でなければ、上に立つ柱も水平には立ちません。土台が水平になるよう、高さをミリ単位で調整しています。
2022.04.02RMY邸
基礎完成
建物を支える大事な基礎の工事が完了しました。地中梁で強度を保つことで、基礎内部の立ち上がり部分を独立型形状(コラムベース)にすることが可能となり、通気性とメンテナンス性が格段にアップします。
2022.03.14RMY邸
配筋検査
基礎コンクリートを打つ前に、鉄筋が図面通りに配筋されているかをチェックする検査です。鉄筋の種別、鉄筋径、間隔、かぶり厚さ、定着と継手の長さ、立ち上り筋の高さ、緊結の状態などをチェックします。基礎の耐久性に影響する非常に重要な検査で、項目ごとに入念に行います。
2022.03.07RMY邸
地業
地業とは、基礎を造る前に地面を削ったりする工程です。
基礎の形状に合わせて地面を掘削することを「根切り」といいいます。ショベルカーなどを使って、建物の外周部や全体を平らに均していきます。
2022.02.22RMY邸
地縄張り
地縄張りは建築工事における最初の作業です。建物の外周を示す縄を地面に張り、建築する建物の位置を確認します。今回は、古いコンクリート桝を交換し、水道メーターと一緒に道路側に移動します。