事例紹介

KNA邸

閑静な住宅街での建て替え工事です。この土地で長く生活されているので日の入り方など敷地の特徴を十分に理解されており、間取りのご提案からとてもスムーズに進めさせていただきました。
自然素材や基本性能にこだわりながらも、シンプルな住まいがご希望ということで、nichi-nichi-ka Natural ver.を選ばれました。nichi-nichi-kaらしく間取りもシンプルで、内部の造作工事も少なめです。
1階に21帖のLDKを配置しますが、6帖分のスペースは建具で仕切ることが可能となっており、将来的には個室1部屋+15帖のLDKという使い方もできるようになっています。また、2階は3つの個室と4.5帖の2つのフリースペースで構成されており、フリースペースを収納としたり、書斎や趣味のスペースとして使用したり、その時の状況に応じてフレキシブルに変更ができる間取りとなっています。家具など造り込み過ぎてしまうと、用途がどうしても限定されてしまいます。置き家具と棚をDIYなどで造りながら、必要に応じでアレンジしていくという考え方も、nichi-nichi-kaのコンセプトに合っていました。
設備的な特徴としては、床下エアコンを採用し、ダイニングの造作ベンチの下に配置しています。床下エアコンは、当社オリジナルの独立型基礎や気密・断熱性能との相性がよく、1階全体をほどよく温めてくれます。
全般的に、こだわりとシンプルさを兼ね備えたバランスのいい住まいです。

足場解体

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外部では足場を解体し、建物全容が現れました。

パテ処理

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仕上げ工事に入りました。
壁に帯状や斑点に塗られたような部分が見えますが、これらをパテ処理と呼びます。
壁に漆喰を塗ったりクロスを貼る前に、石膏ボードの目地やビスの頭をパテで埋めて段差をなくし、平滑な下地を作ります。

木工事完了

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天井や壁に石膏ボードが全ての室に張られました。
木工事が完了し、いよいよ仕上工事に入ります。

バルコニー手摺施工

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バルコニーの木製手摺を施工しています。

階段施工

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階段が出来ました。
側桁に段板を差し込む溝を彫り、側桁と反対側の壁で段板を支える構造で、側桁自体は柱と間柱によって支えられます。

キッチン施工

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木工事も終盤です。
内部ではキッチンが施工され、外部は2回の下塗りを経て外壁塗り工事が完了しました。

石膏ボード搬入

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石膏ボードが搬入されました。
壁に石膏ボードを張る工事が始まります。

造作枠・外壁下塗り2回目

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内部では造作建具枠が取り付けられました。
無垢の木を加工しながらつけていくため手間も時間もかかります。
傷がつかないように養生します。

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外壁は2回目の下地塗りを行いました。

バルコニー防水工事・外壁下塗り

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バルコニー防水工事を行いました。
リボール防水と言って、木の下地に塗って防水層を造ります。
塗布防水で一般的なFRP防水と比べると弾力性があり、割れにくいメリットがあります。

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外壁はラス網の上にモルタルを下塗り上塗り2回に分けて塗っていきます。
従来のモルタルに比べて軽量なので、建物への負担も軽減され、耐震上も有利になります。

壁下地

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室内の壁は、縦に通っている柱・間柱に横胴縁を取り付け、その上に石膏ボードを張って下地を造ります。

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外部では防水シートを貼った上から胴縁を打ちます。その上にラス網を張りました。この上にモルタルを塗っていきます。
ラス網とは、モルタルの剥落を防ぐために、モルタル下地として使用される金網の事です。

配管設備

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2階に手洗いとトイレを造ります。
赤い管の中に給湯管が、青い管の中に給水管が入っています。
また、2階の排水管は1階に下りて行くので、予め配管スペースを検討しておく必要があります。

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1階にはユニットバスを施工しました。


天井石膏ボード

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木工事は石膏ボード施工を行っています。
まずは2階から進めて、2階を仕上げてから1階の工事を進める手順が一般的です。
2階天井に石膏ボードが張られました。引き続き、建具の造作枠など壁の工事を進めていきます。

野縁施工・バルコニー工事

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天井の下地を作っています。野縁(のぶち)と呼ばれる30㎝間隔に渡した下地の上に、石膏ボードを張っていきます。
外部ではバルコニーの下地を施工しました。バルコニーの下地は、床は50分の1以上の水勾配を取ります。

防水検査

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外部の防水に関係する工事が一通り終わった段階で自社の外部防水検査を行います。
ボードのジョイント、スリーブ(エアコン用の配管など)の貫通部、配線の貫通部、サッシ周りなど重点的にチェックします。

断熱材施工

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構造金物の取り付け、及び中間検査が完了し、サッシの取り付けと壁断熱材の施工が始まりました。
弊社は外張り断熱を標準断熱工法とし、182cm×91㎝、厚さ45mmのボード状の断熱材(ネオマフォーム)で柱・梁などの構造材ごとすっぽりと覆います。

金物検査

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接合金物の検査を行いました。木組みを補強する金物は、種類によって強度が決まっており、金物と木組みの組み合わせで必要な強度を確保します。
種類と場所はもちろん、ビスの本数や取りつけ方なども基準に合っているか全数チェックし、写真を撮ります。
土台に続き、1階の柱にもエコボロンを塗布しました。

アスファルトルーフィング

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屋根にアスファルトルーフィングを張りました。
アスファルトルーフィングとは、防水性能を担う屋根の下葺き材です。ゴムアスファルト系の改質アスファルトルーフィングを使用します。

上棟

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いよいよ上棟です。いつものメンバーの大工達が抜群のチームワークで、下階から順番に柱、梁を組み上げて最後に棟木を取り付けます。
垂木の上に野地板と呼ばれるヒノキ耐水合板をはり、屋根の下地が完成します。

エコボロン塗布・土台敷き

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土台敷きに先立ち、ホウ素系防腐防蟻剤であるエコボロンを塗布しています。エコボロンの主原料は「ホウ酸塩鉱物」です。ホウ酸塩は安定した無機物なので分解されず、また揮発・蒸発することもないため、非接地・非曝露の条件下では効果が長期間に渡って持続します。

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上棟前に土台を敷きます。
上部構造すべてに影響してしまうので、レベルを確認し、ミリ単位で高さ調整を行います。
土台には、耐久性のあるヒノキを使用しています。

基礎完成

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建物を支える大事な基礎の工事が完了しました。
四角いサイコロのように見えるものは、地中梁の上に乗った独立型基礎です。柱の引き抜き力や荷重が掛かる部分など内部の要所に設置されます。独立型なので、床下の空気の流れを妨げず、通気を良好な状態に保ちます。また、配管経路の自由性や定期点検時の見通しや床下移動など良い事ずくめのベタ基礎です。

立上りコンクリート打設

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底盤コンクリート打設に続き、立ち上がり部分の型枠を組み、断熱材を枠内にセットします。
基礎立ち上がりの内側で断熱を行う基礎断熱を採用しています。

底盤コンクリート打設

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コンクリートをバイブレータで振動を与えながら流し込んでいきます。バイブレータで、振動を与えることによって、隅々までしっかりとコンクリートが充填されます。
また、コンクリート密度を高め不要な混入空気を除去し、骨材が均等に分布することで、強度が高く かつきれいなコンクリートとなります。

基礎配筋検査

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基礎コンクリートを打設する前に、基礎配筋検査を行いました。
鉄筋径、鉄筋間隔、かぶり厚、定着、対角長さなど設計図書との整合性を確認していきます。

根切

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基礎の形状に合わせて地面を掘削していきます。これを根切と言います。
根切り底の高さをしっかりと確認しながら進めます。


遣り方

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基礎工事の初めは、遣り方です。
基礎の外周に水杭や水貫と呼ばれる木枠を設けて、高さや水平位置の基準を作ります。

地縄張り

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地縄とは、建物外周部の柱を結んだ線上に縄を張ることで、敷地に対して建物がどの位置に建てられるのか確認します。

既存建物解体

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長年お世話になった住まいと別れを告げ、いよいよ工事がスタートです。
まずは周りのお宅にご迷惑が掛からないよう、飛散防止の幕(養生シート)を張る作業です。

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しっかり処分され更地になりました。