事例紹介

TTK邸

住宅地の一角に、周囲の家に比べて明らかに佇まいの良い住宅が2棟並んでいます。たった2棟ですが、設計者が同じということで町並みに統一感が生まれ、非常に好ましい雰囲気です。その2棟の奥に小さな住宅をつくる計画のため、品の良い佇まいを目指しました。
初めてお会いした時、建て主は「屋根が草で覆われた家」を希望されていました。実現できれば面白かったのですが、最終的には2階屋根を葺き下ろした大屋根の家になりました。基本的には生活が1階で完結できる間取りですが、2階にも寝室と納戸を設け、その勾配天井が1階のリビングへと連続します。南側に隣家が迫るため、空地を東側にまとめて庭とデッキをつくり、リビングと庭の一体感も大きな特徴です。
長く使っている家具も持ち込み、姿は新しくも、これまでの暮らしの延長にあるお住まいです。

照明器具付け

照明器具を取り付けました。電気屋が器具を取り付けた後、現場監督が正常に動作するかの最終チェックを行います。だんだんと暮らしの景色が見えてきました。

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ハウスクリーニング

内部での作業が全て終わると、家全体のクリーニングを行います。床養生を剥がし、サッシの溝のほこりまで掃除機で清掃します。

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タイル貼り

タイル職人が、30cm角のタイルを玄関土間からポーチまで貼ります。目地(タイル同士の隙間部分)を丁寧に施工していきます。

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施工後は、汚れや傷をつけないように養生を施します。

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内部建具取り付け

室内の板戸や襖が取り付けられました。
建物内部では基本的に、他の業者と被らないように作業をします。動線確保のためと、片引き扉などの大きな建具を傷つけずに搬入するためです。

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パテ処理

仕上工事に入りました。クロス(壁紙)を貼るための準備として最初に行うのは"パテ処理"です。パテ処理とは、ボードの穴を埋めたり、凹凸を平滑に補修する作業です。

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休業中の現場

お盆や年末年始など、職人がしばらく留守になる場合があります。
現場監督は、業者、職人のスケジュールを管理し、現場では水道メーターを止めておくなど、事故防止のチェックを行います。

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屋根工事

屋根の仕上げはガルバリウム鋼板です。屋根のてっぺん部分である棟(むね)に取り付けられているのがエアポイントです。
エアポイントは、屋根下の通気層を上ってきた空気を、効率よく換気するための部材です。

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外壁工事

外壁工事の様子です。外壁の仕上げは"セラミソフト"による吹付けで、土壁のような落ち着いた印象になります。
リシンガンと呼ばれるスプレーで吹き付ける方法(リシン吹付)にて施工します。
下地となるサイディングは、通気層を形成する縦方向の胴縁に留め付ける(外壁通気工法)ため、外壁の耐久性も高められています。

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階段

パイン集成材で階段を施工しました。手摺と手摺子(手摺の支え)が2階まで連続しています。

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石膏ボード

壁や天井に貼られている黄色の壁が石膏(せっこう)ボードです。石膏ボードは、石膏を板状にして板紙で包んだ建築材料で、壁や天井を作る際には広く使われる材料です。
石膏ボードは火や熱にさらされると、石膏に含まれている水分が蒸気として空気中に放出され、熱を吸収する役割があり、耐火性能に大きく寄与しています。

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現場清掃

神奈川エコハウスは、現場管理を徹底しています。
建築中の現場だけでなく、近隣道路の清掃もしています。

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フローリング施工

フローリングを施工しています。
写真の材料は杉のフローリングです。この家に使われる全てのフローリングは天然の無垢材で、化学物質を一切含まない自然素材で足元から造られていきます。

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外張り断熱工法

外張り断熱工法は、柱の外側で全体をすっぽり包んで断熱するのが特徴です。
断熱材には、"スタイロエースⅡ"を使用。断熱材が柱・梁の外側にあるため、断熱材が切れ目なく連続し、安定した高い断熱性・気密性を実現します。

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金物検査

金物の種類や取付場所が、図面通りになっているかを確認する検査を行います。

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構造材の継手・仕口は木で組んだ上で、金物を使って補強します。
目視で確認し、ビスの打ち忘れがないかなどを一つ一つチェックします。

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上棟

上棟がはじまりました。各現場から大工さんが結集し、建物のてっぺんの材(棟木)までを一日で立ち上げます。
あらかじめ工場で加工(プレカット)された材料により、効率よく立ち上げていきます。

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"かけや"を使って床と柱を垂直にし、仮筋違で固定します。

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建物の骨である構造材(棟木)を組み終わると、屋根下地の受け材となる垂木(たるき)を施工します。

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垂木の上に下地材(野地合板)を張ります。

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合板の上に屋根断熱材(スタイロエース)を張ります。断熱材は、ずれたり傾いたりを防ぐために細い部材で固定します。

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屋根断熱材の上に耐水合板を張ります。最後に防水シート(ルーフィング)を敷いて、屋根の作業は終了です。

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本日も無事故で、上棟を終えることができました。

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材料搬入のポイント

上棟に使われる木材が搬入されました。現場監督は材料のチェックを行い、木材が雨に濡れないよう、必ずブルーシートで養生をします。また、風でバサバサと音がしないよう、気密テープ(強力粘着テープ)で留めるなどして保管します。
シートに雨水が溜まることがあれば、水かきで掃き出すなど、品質を損なわないよう、万全の状態を保って上棟に臨みます。

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土台敷き

本日から木工事がスタートしました。柱を支える土台の設置「土台敷き」から大工が現場に入ります。
現場に搬入される前に、あらかじめ工場で切断・加工(プレカット)してあるので、効率よく作業が進みます。

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土間工事

設備工事が終わると、基礎工事の仕上げとなる土間部分のコンクリート打設です。土間コンを打つと、その下を掘ることができないため、水道配管などを先に施工してから打設します。

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外部水道配管

水道など外回りの設備配管を施工します。桝の位置、高さなど、水道業者と現場監督が連携を取りながら工事を進めます。

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基礎コンクリート打設

基礎のコンクリート打設をする前に、強度や水分量のチェックを行い、テストピースを作ります。
それが終わると、初めに基礎の平らな部分である「底盤」から打設します。コンクリートがむらなく水平になるよう、レベル(高さ)を測定しながら丁寧に施工します。

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配筋検査

配筋検査とは、鉄筋が正しく配置されているか確認する検査のことです。建物の耐久性などに大きく影響するため、鉄筋コンクリートの工事において重要な検査です。

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下の写真は、当社の基礎の特徴でもある「地中梁」部分の配筋です。
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捨てコンクリート

捨てコンクリートは、型枠や鉄筋の受け台となるコンクリートです。精度の高い基礎を造るために必要な土台となります。

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鎮物(しずめもの)

地鎮祭の際に、神主からいただいた"鎮物"を埋めました。土地の神霊を和め鎮めるために捧げるお供え物として、建物の中心の地中に埋めます。

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遣り方

建物の土台となる基礎をつくるための基礎工事がはじまります。
着工して最初に行われるのが遣り方(やりかた)です。基礎の外周に、高さや位置の基準となる木枠を回し、板に基礎位置の印を付けていきます。遣り方は、建物の位置を決めるために非常に重要な作業です。

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地鎮祭

地鎮祭(じちんさい)とは、工事を着工する前にその土地の鎮守の神を祭り、工事の安全を祈願するために行う儀式です。

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