事例紹介

FRH邸

建て主との最初の出会いは約10年前に遡ります。当時、住み替えを検討中で土地を新たに探していましたが、なかなか希望の土地に巡り会えず、長い時間が経過しました。しかし最近、土地が見つかったということで見学会にも参加され、当社との家づくりが始まりました。
最大の特徴は、家相を踏まえた平面計画です。1階は、凹凸があった方が庭との関係、屋根の納まりも美しいのですが、家相を気にする場合は「欠け」がご法度になります。逆に小さな「張り」はよいのですが、建ぺい率が厳しいこともあり、凹凸のない矩形平面に間取りを落とし込みました。
現在の暮らし方に合わせて、ダイニングとキッチンを一つにまとめ、リビングを分けていますが、天井を連続させて空間をつなげています。どちらも南面に並べているため、明るく抜け感のある空間です。足の悪い奥様の生活が1階で完結するように、主寝室を1階に配置し、物干場もデッキの一部に目隠し塀を立てる形にしました。

完成

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外観

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足場が解体されました。
10月末には完成する予定です。

パテ処理

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クロスを貼るための準備として、下地の段差をなくすために、パテ処理は2回以上行います。パテとは、柔らかい紙粘土のような白い材料です。パテ処理の精度によってクロスの仕上がりに違いが出るので、丁寧な作業を心がけてパテ処理を行います。

太陽光発電パネル

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このお宅はZEH(ゼッチ:ゼロエネ住宅)仕様です。
ZEHは、月々の光熱費をほぼゼロにするだけでなく、余剰に発電した電気を電力会社に売ることにより、収入を得ることも出来ます。
また、ZEHは気密性と断熱性能が高いため、一年を通して室温はある程度一定です。室温が安定していると、風邪を引く確率も低くなるので、免疫力の低い小さなお子様がいる家庭はもちろん、自分たちが年齢を重ねたときのことを考えても安心です。

ガルバリウム鋼板

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ルーフィングの上に被せるガルバリウム鋼板は、その鉄合金の板に金属メッキ加工を施したものです。
金属でできているにも関わらず、非常に錆びにくいという特徴があります。

内部設備配管

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内部の設備配管です。キッチンやトイレの寸法に合わせて、給水、排水、給湯の各管の位置を出して、機器の設置前に配管を施工します。

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霧除け庇を施工中です。断熱材との取り合い部分は防水の弱点になりやすいので、防水テープでしっかりと処置をします。
庇があると雨水が切れるので、外壁が汚れにくくなります。また、少しの雨であれば窓を開けたままにできるので、風を入れられることもメリットの一つです。

垂木

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垂木とは、屋根の野地板のすぐ下にあって、屋根の一番高い箇所である棟木から桁にかけて、斜めに取り付けられる部材のことです。
この垂木がないと屋根面に凹凸ができ、しっかりと屋根を葺くことが出来ません。屋根の歪みによる雨漏りや、突風が起きた時に屋根の倒壊を防ぐ効果があります。

改質アスファルトルーフィング

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防水材料であるルーフィングは、屋根葺き下地などに使用され、アスファルトルーフィングと改質アスファルトルーフィングに分けられます。
改質アスファルトルーフィングは、対流動性・耐摩耗性・耐剥離性・付着性・たわみ追従性など、アスファルトルーフィングよりも高性能です。

養生

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足場に養生ネットを張っています。
ネットをぴしっと張ることで、作業中のゴミが周辺に飛び散らないように、しっかりと保護しています。ネットの張り方ひとつで、外から見た現場の印象もだいぶ変わってきます。

外張断熱工法

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◇外張断熱とは?
柱や梁の外側からすっぽりと全体を包んで断熱する工法です。以下がそのメリットです。

・断熱材が柱・梁の外側にあるため、断熱材が切れ目なく連続し、安定した高い断熱性・気密性が実現できる。
・外側で断熱するので、夏・冬を通して壁体内も室内と近い環境になり、室内との温度差が少なくなる。
・壁体内の結露の可能性を減少できる。

画像は、垂木の上にネオマフォームを使用しています。

また、今回の住宅はエアサイクル工法です。
室内側は空気の流れを促すようにダイヤカットに成型され、外側はアルミシート貼りで遮熱性能を向上させた断熱材です。

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常に木材に空気を触れさせ、乾燥を促すことにより、一年中安定した含水率を得られて木材が良好な状態を保ちやすくなります。


養生

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室内に見える化粧柱や枠材は、傷がつかないように青い養生材で保護します。

金物検査

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構造材の継手・仕口を金物で補強するため、金物の種類や取付場所が図面通りになっているかを確認する検査を行います。
目視で確認し、ビスの打ち忘れがないかなどを一つ一つチェックします

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自社点検後、検査機関の検査員が現場で確認を行います。
検査に合格しない限り、次の工程に進む事ができないという厳しい内容になっています。

上棟

いよいよ上棟です。いつものメンバーの大工達が抜群のチームワークで、下階から順番に柱、梁を組み上げて最後に棟木を取り付けます。まずは一階の柱を立て、二階床梁を組んでいきます。安全に注意しながら作業を行っていきますが、チームワークがいいのでスピーディーに組みあがっていきます。

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断熱材はネオマゼウスを使用しています。
ネオマゼウスの素材は、フェノール樹脂という熱に強い樹脂でできています。
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最後に上棟式を行います。
上棟式とは、建物の守護神と匠の神を祀って、棟上げまで工事が終了したことに感謝し、無事、建物が完成することを祈願する儀式のことです。

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土台敷き

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棟上げの前に大工が現場に入り、土台敷きを行います。
土台には耐久性の強いヒノキを使用します。また、土台が水平でなければ柱も垂直に立たないので、土台が水平になるよう高さ調節を行うことも重要です。


コンクリート打設

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いよいよ打設です。ポンプ車で生コンクリートを型枠の中に流し込みますが、流し込みの際、バイブレーターで生コンを撹拌します。バイブレータで振動を与えることで、隅々までしっかりとコンクリートが充填されます。

配筋検査

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配筋検査とは、鉄筋コンクリートの工事において、鉄筋が正しく配置されているかどうかを確認する検査のことです。
建物の耐久性などに大きく影響するため、重要な検査です。

地鎮祭

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地鎮祭は、工事を着工する前にその土地の鎮守の神を祭り、工事の安全を祈願するために行う儀式です。

地縄張り

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地縄とは、建物が敷地に対してどの様に建てられるのかを、確認する作業です。敷地内の建物が建つ部分の外周部分に縄を張り、目で確認できるようにします。