事例紹介

HNA邸

はじめのご提案から1年以上が経ち、いくつかの会社を検討された後に弊社で建築していただくこととなりました。シリーズは「nichi-nichi-ka」のLO-CO HUTバージョン、決め手は、杉の現し天井など木質感の強い空間と、構造、断熱、メンテナンスなど性能の高さとコストパフォーマンスだと思います。じっくり他社と比較されたからこそわかるリーズナブルさです。
間取りは1階にLDKと水廻りを配置、LDの南西角には3帖の吹抜けを設けて、上部への広がりを感じられます。また、南西角には変形の敷地形状を活かした広いウッドデッキを設けてリビングの延長として、アウトドアを楽しむことができます。
2階は寝室と子供室、共用のオープンスペース、片流れの屋根形状を活かして、吹抜けの上部にご主人の書斎スペースを設けた点も大きな特徴です。
面積的には大きなお宅ではありませんが、空間の広がりを感じ、快適で豊かな暮らしを将来に渡ってお約束できる住まいです。

塗り壁体験

DSC_1087.jpg

内部の木工事が終わると、仕上工事に入ります。 壁と天井の石膏ボードにはビス穴で凹凸ができるため、まずはこの凹凸を平滑にするパテ処理を行います。その上に仕上げ塗りしますが、今回はお施主様の奥様とお子さんに塗り壁体験をしてもらいました。 良い思い出になり、また職人の技術のすごさも改めて感じていただけたと思います。

バルコニー格子

DSC_1015.jpg

バルコニーの格子が設置されました。隙間のあるデザインなので、通気性と見通しが良く開放的な空間を作ることができます。

石膏ボード

DSC_0983.jpg

壁や天井の下地は何で造られているのでしょうか。 それは石膏(せっこう)ボードです。石膏ボードの特徴は強度・遮音性・耐火性が高いため、建築工事ではポピュラーな材料です。また、大工にとっても施工が容易なことがメリットです。
通常は黄色の石膏ボードが使われていますが、緑のボードは調湿効果のある石膏ボードです。

雨樋

IMG_8675.jpg

外壁工事が終了したタイミングで、屋根に雨といを取り付けます。今回はガルバリウム鋼板製の半丸軒樋です。

リボール式防水

DSC_0878.jpg

リボール式防水とは、水性塗膜防水機能を持った塗料による防水で、塗料独特の臭いがほとんどなく、安心・安全性にも優れています。リボール式防水は、薄く塗っても高い防水機能を持ち、柔軟性があるのでひび割れも起こしにくい特徴があります。

玄関庇

DSC_0817.jpg

玄関庇は、玄関を開け閉めした際に雨が建物内に入ることを防ぐ役割があります。また、真夏の直射日光から玄関ドアや玄関付近の壁を守ることができます。

ラスモルタル

129736806_3375801985879039_1571337024613130573_n.jpg

ラス網の上にモルタルを塗り、1~2週間乾燥させます(下塗り)。 その後、漆喰系の仕上げ材を上塗りすることによって、ひび割れ防止の効果とともに、表面を綺麗に仕上げることが出来ます。 モルタル+塗り壁の外壁は見た目が美しく、複雑な形状の建物であっても比較的簡単に対応できるという特徴があります。また、台風などの強風による飛散物がぶつかっても簡単に破損しない強靭さも、モルタル外壁のメリットです。

断熱材(ネオマフォーム)

DSC_0554.jpg

こちらのお宅の断熱材は、ネオマフォームを使用しています。ネオマフォームは薄い厚さでも高い断熱性能を発揮し、外張断熱工法に最適な断熱材とも言えるので、当社でも多く採用しています。

配線工事

129759439_3375801739212397_8901292435215506243_n.jpg

内部では、間仕切り壁がある程度できたタイミングで、給排水の配管や電気配線の取り付けを行います。取り付け完了後、現場監督がチェックを行います。

断熱材(ネオマフォーム)

124635593_3303750243084214_3083483725774801756_n.jpg

断熱材はネオマフォームを使用しています。ネオマフォームの素材はフェノール樹脂で、熱に強く、熱で硬化する特徴があります。そのため、高い難燃性を備えています。このお宅は外張断熱工法なので、建物を包み込むようにして断熱材を張り、非常に気密性が高い住宅となっています。

ダイライト

124165231_3295254453933793_4986481015726027313_n.jpg

壁にダイライトを張っています。高い耐震・防火性能に加えて、腐りにくく、白蟻にも強さを発揮します。通常は筋交いで壁の強度を確保することが多いのですが、LO-CO HUTシリーズの場合、防火認定の関係でダイライトを使用しています。

エコボロン塗り

IMG_0913.jpg

エコボロンとは、「木材腐朽菌」「シロアリ全種類」「その他の食害虫」「カビ」など、木材の劣化原因に対し、一回の施工で長期間効果を持続します。 当社では長期優良住宅の基準に合わせて、土台と柱、外壁に面している1階の間柱・筋交は白蟻に強いヒノキを使用しています。通常は、防蟻材を使用しない形で白蟻対策を行っておりますが、対策により力をいれる場合は、白蟻の生息範囲である地面から1mの範囲にエコボロンを塗っています。当社のLO-CO HUT仕様では全ての住宅にこのエコボロン塗装を行っています。

金物検査

DSC_0341.jpg

DSC_0333.jpg

接合金物の社内検査を行います。補強金物は種類によって強度が決まっており、仕口と金物の組み合わせで必要な強度を確保します。 種類と場所はもちろん、ビスの本数や取りつけ方なども基準に合っているか全数チェックしています。 社内チェックの後、外部の検査機関の検査を受けます。

上棟

DSC_0280.jpg

いよいよ上棟です。各現場は基本的に1棟につき一人の大工が担当しますが、上棟の時は各現場の棟梁が集まります。この日は合計7名の大工で作業しました。 普段は別々の現場にいますが、長い間一緒にやっている仲間なので息はぴったりです。お互いの役割がわかっていて、仲間の指示がなくてもテキパキと作業を進めます。

DSC_0285.jpg

DSC_0292.jpg

DSC_0297.jpg

DSC_0306.jpg

断熱材→垂木→耐水合板の順に敷いています。
垂木の間は空気層になっていて、熱を屋根のトップにある換気部材から排出する仕組みになっています。
この日は夕方から雨予報でしたが、順調に作業は進み、予定通り雨が降る前に防水シートまでの作業を終えることが出来ました。

土台敷き

DSC_0242.jpg

木工事が始まりました。土台は構造材の中で最も地盤に近く、シロアリの被害にも遭いやすいので、耐久性の高いヒノキを使い、基礎パッキンも使用します。 当社は構造材に神奈川県産の木材を使っています。地産地消によるメリットとして、県産材の需要が増加すれば林業が活性化し、地域経済が多少なりとも潤うことが挙げられます。

捨てコンクリート

120363779_3197440297048543_4408757546816901019_n.jpg

捨てコンクリートとは、基礎のベースとなり、型枠の墨出し、型枠、鉄筋の受け台として設けるものです。捨てコンクリートは建物の強度と直接関係はありませんが、前述した施工性と密接にかかわっており欠かすことのできないものです。

遣り方

120471148_3197440427048530_3790626214525397315_n.jpg

基礎工事の初めは、遣り方です。基礎の外周に水杭や水貫と呼ばれる木枠を設けて、高さや水平位置の基準を作ります。 また、建物の壁芯の位置を示す水糸と呼ばれる糸を内側に張ります。

地鎮祭

120730299_3197440337048539_2961197468342866774_n.jpg

お施主様からご要望があった場合、当社では地鎮祭を行っています。地鎮祭とは、土木工事や建築工事を始める際に、工事の無事や安全、建物や家の繁栄を祈る儀式のことをいい、お施主様、設計者、施工者が参列します。当社では、約半数のお施主様がこの地鎮祭を行っています。

地縄張り

120478716_3197440267048546_8044260678073605156_n.jpg

地縄張りは、建築工事における最初の作業です。これから建築する建物の位置に縄を張り、それを元に作業を進めていきます。