事例紹介

YRT邸

和の要素が少し強めの当社のメインとするテイストとは少し異なり、外観・内観ともに「かわいらしさ」をテーマにしたお宅です。
外観はスペイン瓦風の曲線を取り入れた瓦を使用、色合いもブラウン系の3色を混ぜて葺きます。玄関までのアプローチ部分は、庇を木製の腕木で支え、瓦を載せることで、外観の重要なアクセントなっています。また、道路からよく見える北側のファサードは、ブラウンの窓モールで縁取った白い窓を、左右対称に配置している点も「かわいらしさ」のポイントです。
間取りは、2階リビングで、リビングの周りに3帖の畳コーナーやスタディースペースなどを配置しています。リビング上部は勾配天井になっており一部に構造の梁を現わしています。視線の抜ける水平方向の広がりと共に、上部への広がりや木質感を感じられる心地よい空間となっています。
また、1階には、寝室と書斎、トイレ・風呂などの水廻りスペース等々、プライベートな空間が配置されています。
内観についても、各所に配置されたアーチ状の開口部や曲線を取り入れたアイアンの手摺や金物が「かわいらしさ」を演出してくれます。
施主さんの住まいに対する熱心な取り組みと、当社の設計力・施工力が融合し、きっとすてきで「かわいらしい」住まいが完成するでしょう。

漆喰珪藻土壁

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珪藻土の性能の中でも特筆すべきなのが調湿作用です。漆喰は抗菌効果にすぐれます。ミックスすることでその2つの効果を持っているのが漆喰珪藻土壁です。

パテ処理

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内部の木工事が終わると仕上工事に入ります。壁と天井の石膏ボードには、ビスや繋ぎ目によって小さな凹凸ができるため、まずはこの凹凸を平滑にするパテ処理から始めます。

外観(塗り壁)

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無機素材と有機素材のハイブリッド外装材であるキャンドルを採用しました。
キャンドルでは、明るい色から濃い色身まで幅広いバリエーションがあります。

また、塗り壁は、左官屋さんの技術により様々なデザインにすることもできます。

瓦葺

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このお宅はnichi-nichi-kaでは珍しい洋瓦葺となっています。瓦葺屋根の主なメリットは、耐久性と遮音性の高さが挙げられます。瓦の耐用年数は50年以上と言われているので、大きなメンテナンスは不必要となっています。また、塗装の必要もありません。

石膏ボード

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石膏ボードとは、天井や壁にクロスや左官材料を塗る際の下地としての役割があります。メリットは、耐火性・断熱性・遮音性が高いことが挙げられます。

外壁下地(ラス網)

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外壁をモルタル仕上げとする場合、下地は防水シートを張り、その上にラス網を張ります。ラス網は、モルタルの剥落やひび割れを防ぐ効果があるだけでなく、この下には通気層が取られているので、夏の熱気を防ぐ作用や、万が一雨水が侵入した時の二重防水の効果があります。

横胴縁

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横胴縁とは、柱と柱の間に水平に渡した材(スギ)のことで、石膏ボードや板材の下地となります。一般的には30センチ~45センチの間隔に胴縁を設けることで、塗り壁、クロス壁の割れを防ぐ目的があります。

透湿防水シート

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断熱材の上に透湿防水シートを張りました。透湿防水シートは、家の中の湿気を外へ逃がすことで壁内の結露を防ぐことと、外からは雨水を室内に進入させない役割があります。

フローリング施工

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フローリング施工中です。 無垢のフローリングの間に挟まれているものがパッキンです。 無垢の木は湿気を吸収すると、膨張して横に広がります。パッキンを使って木の間に空間を作り、膨張や収縮による変形を吸収できるクリアランスを確保しています。
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フローリング材は黒褐色のあるアカシアを使用しています。均一ではない色幅が床一面に広がり、ワイルドな印象を与えられます。

バルコニー(リボール式防水)

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バルコニーが施工されました。リボール式防水は、アクリル系高分子多成分系共重合エマルジョンに、更に複合材料を加えた画期的な水性塗膜防水材で、抜群の防水性能に加え、無臭、無害、接着性、弾性などの従来の防水材にはない数多くの特性を持っています。

断熱材(ネオマフォーム)

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ネオマフォームは、数ある断熱材の中でも断熱性能はトップクラスです。グラスウールに比べると同じ厚みで2倍の断熱性能があります。

屋根(充填断熱工法)

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nichi-nichi-kaのNatural.verは外壁は外張断熱工法で、屋根は垂木間に充填断熱です。垂木間に充填の場合は、壁断熱の厚み45mmの倍、90㎜の厚みで施工します。上部からは発砲ウレタン、下側からは気密テープでしっかりと気密性を確保します。

金物検査

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縦、横の柱・梁に斜めの筋違いが入り、接合部を金物で補強して構造ができます。その接合部分の検査を行いました。木組みを補強する金物は種類によって強度が決まっており、金物と木組みの組み合わせで必要な強度を確保します。

上棟

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いよいよ上棟が始まりました。上棟は一日で棟(屋根のてっぺん)までの構造材を組み上げます。木工事期間は通常、棟梁が一人で作業を進めますが、上棟の日は各現場から当社の大工が応援に駆け付けます。長年やっている仲なので息がぴったりです。

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断熱材の上に空気層を確保し、湿気を逃がします。空気層を設けずに断熱材で密閉してしまうと、断熱材に湿気が溜まり、断熱性能が低下や野地板の腐りなどの恐れがあるからです。

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基礎完成

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建物を支える大事な基礎の工事が完了しました。地中梁で強度を保つことで、基礎内部の立上り部分を独立型形状にすることが可能となり、通気性とメンテナンス性が格段にアップします。

コンクリート打設

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コンクリートを打設しています。ポンプ車で生コンクリートを型枠の中に流し込みますが、流し込みの際、バイブレーターで生コンを撹拌します。バイブレータで振動を与えることで、隅々までしっかりとコンクリートが充填されます。

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最後にトンボで表面を均していきます。

配筋検査

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基礎の鉄筋が図面通りに正しく配置されているかを確認する検査です。 鉄筋の間隔、鉄筋径、かぶり厚さ、立上り筋の高さ、緊結の状態、ボルトの数が正しいか等、現場監督が一つ一つチェックしていきます。

捨てコンクリート

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捨てコンクリートとは、基礎のベースとなり、型枠の墨出し、型枠、鉄筋の受け台として設けるものです。捨てコンクリートは建物の強度と直接関係はありませんが、精度の高い工事には欠かすことのできないものです。

根伐り

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根切り(地面の掘削)を行っていきます。地中に基礎をつくるために地表面の土を取り除き、掘り 下げる作業です。床付け面の確認も大事で、掘りすぎてもいけません。

遣り方

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遣り方とは、正確に建物の位置を決めるための作業です。 木杭の下にある板は「水貫」と呼ばれ、レベルなどを使用して、GL(基準となる高さ)から一定の高さに水平に設置していきます。