事例紹介

NJK邸

建築地は、長年住んでいた土地を2分割しての建替えです。東側に大きな幹線道路がある為、火災防止に対して一番厳しい防火地域に掛かっており、準耐火建築物を予定しています。
当社を選んで頂いた理由として、健康住宅はもちろんですが、一つは、埋炭をして敷地を「イヤシロチ」にする事。当社は木炭を取り扱っており、地中に埋める事でマイナスイオンを発生させたり、磁場を整えてくれると言われています。もう一つは、災害に強い家です。当社は、全棟許容応力度計算を行い、耐震等級3を確保しています。又、太陽光+省エネ性能を高めて、ゼロエネルギー住宅として、更に蓄電池を設置する計画です。家の性能を上げるとその分初期コストも高くなりますが、神奈川県や国土交通省の地域工務店向けの補助金など4ヶ所から補助・助成金を受けることができ、ランニングコストが低く、居住環境や災害時の生活も良くなるので、結果的には割安だと思います。
プランは、南側に3階建がそびえ立ち、日光を取り入れるのが難しい立地条件なので2階リビングの逆転プランです。1階は、自転車が置ける玄関土間と小学生を教えるスタディルーム、個室×2、水回り。
2階は、LDKと主寝室、上部に吹抜/ロフトが空間的に繋がっており、間接光や風を取り入れて気持ちの良い空間です。

※この住宅は森林環境譲与税を財源として神奈川県が実施している「神奈川県地域材の家づくり普及促進事業」を活用しています。
構造材に神奈川県産の桧・杉を使用。地域の森林環境の維持・更新や温暖化防止など、広範な環境問題にも貢献しています。
事業の詳細は、こちらをクリックしてご覧ください。


完成

IMG_2148.jpg

IMG_2151.jpg

IMG_2165.jpg

IMG_2162.jpg

IMG_2185.jpg

IMG_2188.jpg

IMG_2189.jpg

IMG_2175.jpg

IMG_2211.jpg

バルコニー

IMG_3223.jpg

桧の木製バルコニーが完成しました。木部には、キシラデコールを塗装しています。キシラデコールは、木材に浸透して表面に塗膜を作らないため、木材の呼吸を妨げることなく通気性を保つことができます。

外壁(スタッコフレックス)

IMG_3147.jpg

外壁吹付け工事が完了しました。こちらのお宅は、スタッコフレックスという塗り壁材を吹付により施工します。スタッコフレックスとは、超弾性力に加え、通気性・防水性・断熱性などを兼ね備えた塗り壁材です。クラック(ひび割れ)、凍結、潮風に強いといったメリットもあります。

パテ処理

IMG_2983.jpg

内部の木工事が終わると仕上工事に入ります。壁と天井の石膏ボードには、ビスや繋ぎ目によって小さな凹凸ができるため、まずはこの凹凸を平滑にするパテ処理から始めます。 このボードビスは、ボードより出っ張てもいけませんし、凹みすぎても強度を損ないますので注意が必要です。

石膏ボード

IMG_2943.jpg

木工事も終わりに近づいています。壁に張られている石膏ボードの特徴としては、防火性や遮音性が挙げられます。また、下地の横胴縁の間隔を詰めることで計算外の強度もアップします。特にこの現場は、防火地域内での準耐火構造(木造100㎡以下)になりますので、石膏ボードはカラス繊維の入った強化石膏ボードです。

縦胴縁

IMG_2836.jpg

胴縁には縦胴縁と横胴縁の2種類があります。このお宅の場合、透湿防水シートの上に専用のビスで縦胴縁を施工し、縦胴縁の厚み分が通気層になります。
また、外壁下地の胴縁について、縦胴縁の方が空気が動きやすく雨水も切れやすいので、遮熱や防水に有効です。

横胴縁

IMG_2817.jpg

横胴縁とは、柱と柱の間に水平に渡した材(スギ)のことで、石膏ボードや板材の下地となります。一般的には30センチ~45センチの間隔に胴縁を設けることで、塗り壁、クロス壁の割れを防ぐことや、耐震性を確保する目的もあります。

フローリング施工

IMG_2790.jpg

床暖房用の無垢フローリングを張っています。膨張・収縮に対応できるよう、パッキンを挟んでぴったりと付けないように施工していきます。

レンジフード

IMG_2712.jpg

キッチン部のレンジフードのダクト工事になります。ダクトは火災時に火が広がらないように不燃材で覆います。また、結露を防ぐ意味もあります。

配管工事

IMG_2659.jpg

内部では、間仕切り壁がある程度できたタイミングで、給排水の配管や電気配線の取り付けを行います。取り付け完了後、現場監督がチェックを行います。

屋根

IMG_2635.jpg

この屋根はガルバリウム鋼板を使用しています。ガルバリウム鋼板の特徴はスタイリッシュな金属屋根という印象なので、デザイン性に富んでいて当社の標準仕様になっています。性能としては、アルミと亜鉛の合金メッキなので錆びにくく、軽量で地震に対しても安心です。

断熱材

IMG_2522.jpg


このお宅はネオマゼウスという断熱材を使っています。ネオマゼウスの素材は、フェノール樹脂という熱に強い樹脂で、燃えにくく炭化し燃焼時の発生ガスも少なく安心です。

金物検査

IMG_2435.jpg

IMG_2444.jpg

構造材の継手・仕口は、木材どうしを組んだ上で金物で補強します。そして、金物の種類や取付場所が図面通りになっているかを目視で確認し、ビスの打ち忘れがないかなどを一つ一つチェックします。この社内検査の後に、検査機関の検査員が現場に来て第三者の目で検査を行います。

土台敷き

IMG_2334.jpg
木工事が始まりました。土台は構造材の中で最も地盤に近く、シロアリの被害にも遭いやすいので、耐久性の高いヒノキを使い、基礎パッキンも使用します。
当社は構造材に神奈川県産の木材を使っています。地産地消によるメリットとして、県産材の需要が増加すれば林業が活性化し、地域経済が多少なりとも潤うことが挙げられます。そして、木材を輸送するためのエネルギーを大幅に削減することもできます。また、伐期を迎えた木を切ることで山の荒廃を防ぎ、洪水などの自然災害が起こりにくくなる等、環境面での貢献も小さくありません。

上棟

いよいよ上棟です。各現場は、基本的に1棟につき一人の大工が担当しますが、上棟の時は各現場の棟梁が集まります。この日は合計9名の大工で作業しました。

IMG_2341.jpg

普段は別々の現場で作業していますが、長い間一緒にやってきている仲間なので息がぴったりです。仲間の指示がなくてもお互いの役割がわかっているので、テキパキと作業します。

IMG_2347.jpg

IMG_2367.jpg

IMG_2381.jpg

断熱材の上に垂木を張っています。この空間が空気層となります。

IMG_2399.jpg

IMG_2406.jpg

この日は上棟式が行われ、お施主様から大工に感謝の気持ちが伝えられました。

基礎完成

IMG_2332.jpg

基礎工事が完了しました。基礎はコンクリートと水分が化学反応を起こすことで固まっていきます。この時期は気温が寒く温度補正を含め36N/㎠のコンクリートを打ち込み、スランプも基本15㎝(固めのコンクリート)で、長期優良住宅の基礎を可能にしています。地中梁を配した許容応力度計算に裏付けされた強固な基礎の完成です。

埋設配管

IMG_2316.jpg
基礎が出来上がり、周囲に土を埋戻しする前に排水管を埋設します。排水には汚水、雑排水、雨水があり、排水管はこれらの各排水を単独または合流して公共下水道管へ放流します。

コンクリート打設

IMG_2264.jpg

IMG_2265.jpg

コンクリートを打設しています。ポンプ車で生コンクリートを型枠の中に流し込みますが、流し込みの際、バイブレーターで生コンを撹拌します。バイブレータで振動を与えることで、隅々までしっかりとコンクリートが充填されます。その後、トンボでコンクリートを均します。

IMG_2284.jpg

型枠にもコンクリートを流し込みます。

配筋検査

IMG_2235.jpg

IMG_2259.jpg

基礎の鉄筋が図面通りに正しく配置されているかを確認する検査です。
鉄筋の間隔、鉄筋径、かぶり厚さ、立上り筋の高さ、緊結の状態、ボルトの数が正しいか等、現場監督が一つ一つチェックしていきます。

捨てコンクリート

IMG_2225.jpg

捨てコンクリートは、構造的な機能はありません。主たる目的は2つ、一つは墨出しの為で、遣り方で引いた水糸を基準にコンクリートの表面に壁芯と型枠の位置を標します。もう一つは、下地がしっかりとすることで、鉄筋組みの精度が上がり、かぶり厚などもしっかりと確保することができます。捨てコンクリートといっても重要な役割があります。

遣り方

IMG_2176.jpg

基礎工事が始まりました。最初に行うのは遣り方(やりかた)で、建物の位置を正確に決めるための作業です。 その後の根切り工事の時に埋炭工事を予定しています。

地鎮祭

CIMG6129.jpg

地鎮祭とは、土木工事や建築工事を行う際に、工事の無事や安全、建物や家の繁栄を祈る儀式のことを言います。お施主様、設計者、施工者が参列します。