事例紹介

YRA邸

あざみ野駅からすぐの住宅地に、本人の設計による当社では珍しい「方形吹抜け」の家を建築します。
建て主様は、建築設計のプロで一級建築士です。
ご縁があり、当社の施工技術を認めていただきご依頼してくだされました。
いつもとは、ちょっと違った感じに仕上がると思いますが、建築中を含めご覧ください。
写真の中心にあるのは「かぼちゃ束(かぶら束)」で、浮いた状態になっていますが、登り梁8本をまとめる要になっています。
しかし、完成時には天井が張られ見えなくなってしまいますが、その2階リビング天井がピラミッドの様な形状になりますので、こちらも見ものです。


※この住宅は森林環境譲与税を財源として神奈川県が実施している「神奈川県地域材の家づくり普及促進事業」を活用しています。
構造材に神奈川県産の桧・杉を使用。地域の森林環境の維持・更新や温暖化防止など、広範な環境問題にも貢献しています。
事業の詳細は、こちらをクリックしてご覧ください。

パテ処理

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石膏ボードを張るためにビスを打ちますが、その際にできてしまう凹凸を平滑にするためにパテを塗ります。パテの主成分は石膏、合成樹脂、無機充填剤です。

屋根(ガルバリウム鋼板)

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ここ数年、当社で建築されるお宅のほとんどの屋根はガルバリウム鋼板が採用しています。ガルバリウム鋼板の特徴はスタイリッシュな金属屋根という印象なので、デザイン性に富んでいて当社の標準仕様になっています。性能としては、アルミと亜鉛の合金メッキなので錆びにくく、軽量で地震に対しても安心です。また、スレート屋根と違い強風で飛ばされません。

ラスモルタル(上塗り)

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モルタルの下地が完了しました。モルタル施工において大切なことは、下塗りと上塗りの工程を守り適切な塗り厚さとすることです。これを省略してしまい一度に厚いモルタル付けをすると、ひび割れが生じやすくなります。上塗り完了後は2週間以上、長期間乾燥させる必要があります。

外壁下地(ラス網)

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外壁をモルタル仕上げとする場合、下地は防水シートを張り、その上にラス網を張ります。このラス網と防水シートは、モルタルの剥落やひび割れを防ぐ効果があるだけでなく、この下には通気層が取られているので、夏の熱気を防ぐ作用や、万が一雨水が侵入した時の二重防水の効果があります。

縦胴縁

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縦胴縁を施工しました。この縦胴縁は、外壁の下地材としての役割があります。また、縦胴縁の厚み分が通気層になることで、外壁表面の熱を伝えない作用と、万が一雨水が侵入した時に二重防水の役目を果たします。

野縁

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野縁とは、天井を止めるための下地材のことで、30㎝~45㎝間隔で取り付けます。当社はよく梁を現して天井を張るため、野縁(下地)の施工にも手間がかかります。この天井裏を利用することで、電気配線もスムーズに施工できます。

断熱材(ネオマフォーム)

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こちらのお宅の断熱材は、ネオマフォームを使用しています。ネオマフォームは薄い厚さでも高い断熱性能を発揮するので当社でも多く採用しています。 外張断熱工法に最適な断熱材とも言えます。

配線工事

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内部では、間仕切り壁がある程度できたタイミングで、給排水の配管や電気配線の取り付けを行います。取り付け完了後、現場監督がチェックを行います。

ダイライト

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外壁耐力下地材(ダイライトMS)とは、地震や火災に強い耐震ボードです。高い耐震・防火性能に加えて、腐りにくく、白蟻にも強さを発揮します。 原料はロックウールとシラス(火山性ガラス質材料)を使用し、無機素材でできたエコ建材です。 ダイライトの上(外側)に断熱材を施工していきます。

縦胴縁

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外壁の下地になる縦胴縁を施工しました。縦胴縁の厚み分が通気層になるため、外壁表面の熱を伝えない作用と、万が一雨水が侵入した時に二重防水の役目を果たします。

かぼちゃ束

この家は当社では珍しい方形吹き抜けの家です。写真の中心にあるのは「かぼちゃ束(かぶら束)」で、浮いた状態になっていますが、登り梁8本をまとめる要になっています。完成時には天井が張られ見えなくなってしまいますが、その2階リビング天井がピラミッドの様な形状になります。

ルーフィング

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家の劣化を早める一番の大敵は水分です。ルーフィングとは屋根材の下に敷く防水シートのことをいい、水を屋根裏に入れず外に流す役割があります。

金物検査

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縦、横の柱・梁に斜めの筋違いが入り、接合部を金物で補強して構造ができます。その接合部分の検査を行いました。木組みを補強する金物は種類によって強度が決まっており、金物と木組みの組み合わせで必要な強度を確保します。

上棟

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上棟に先立ち足場が設置されました。この足場は上棟の際にも必要ですし、その後の屋根や外壁の工事をする際にも必要なものになります。

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いいよいよ上棟を迎えました。まずは、一階の柱・梁からスタートします。

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普段は別々の現場にいますが、長い間一緒にやっている仲間なので息はぴったりです。お互いの役割がわかっていて、仲間の指示がなくてもテキパキと作業を進めます。

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断熱材→垂木→耐水合板の順に敷いています。 垂木の間は空気層になっていて、熱を屋根のトップにある換気部材から排出する仕組みになっています。

土台敷き

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木工事が始まりました。土台は構造材の中で最も地盤に近く、シロアリの被害にも遭いやすいので、耐久性の高いヒノキやヒバを使い、基礎パッキンも使用します。 当社は構造材に神奈川県産の木材を使っています。地産地消によるメリットとして、県産材の需要が増加すれば林業が活性化し、地域経済が多少なりとも潤うことが挙げられます。そして、木材を輸送するためのエネルギーを大幅に削減することもできます。また、伐期を迎えた木を切ることで山の荒廃を防ぎ、洪水などの自然災害が起こりにくくなる等、環境面での貢献も小さくありません。

基礎完成

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建物を支える大事な基礎の工事が完了しました。地中梁で強度を保つことで、基礎内部の立上り部分を独立型形状にすることが可能となり、通気性とメンテナンス性が格段にアップします。

コンクリート打設

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コンクリートを打設しています。ポンプ車で生コンクリートを型枠の中に流し込みますが、流し込みの際、バイブレーターで生コンを撹拌します。バイブレータで振動を与えることで、隅々までしっかりとコンクリートが充填されます。

配筋検査

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基礎の鉄筋が図面通りに正しく配置されているかを確認する検査です。 鉄筋の間隔、鉄筋径、かぶり厚さ、立上り筋の高さ、緊結の状態、ボルトの数が正しいか等、現場監督が一つ一つチェックしていきます。

遣り方×根伐り

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周りに設置されている木の枠は、遣り方といい、正確に建物の位置を決めるための作業です。 木杭に打ち付けてある板は「水貫」と呼ばれ、レベル機などを使用して、GL(基準となる高さ)から一定の高さに水平に設置していきます。

また根伐りという地中に基礎をつくるために地表面の土を取り除き、掘り下げる作業を行っています。床付け面の確認も大事で、掘りすぎてもいけません。