事例紹介

MTS邸

ご主人の仕事先のお客様が当社で家を建てられていて、「いい家だなぁ」と思ったことが始まりでした。ハウスメーカーを中心に幾つもの会社を検討されたそうですが、プランの提案力、建物の品質、そして大工をはじめとした技術力が評価されて、当社との家づくりを選ばれました。
敷地は交通量の多い道路に面した角地で、日当たりや風通しには恵まれていますが、道路からの視線が気になります。また道路と敷地に70cm程度の高低差があり、北側隣地境界と南側道路境界が平行でないため、リビングの前にまとまった庭を残しつつ、2台分の駐車スペース確保を工夫した外構計画です。
1階は、玄関を挟んで親世帯のスペースと子世帯のスペースに分け、共有する水回りを玄関経由にした二世帯住宅です。親世帯はキッチンを備えた広いワンルームで、物干デッキも造ります。子世帯は1階にゆとりのあるLDKをつくり、2階に主寝室、2つの子供室、将来は子供室にできる共有スペースを設けました。この他、足を下ろせる床座の書斎スペースはご主人の仕事場です。
また、太陽光パネルを搭載して断熱性能を高めたZEH(ゼロエネルギー住宅)仕様になっています。

※この住宅は森林環境譲与税を財源として神奈川県が実施している「神奈川県地域材の家づくり普及促進事業」を活用しています。
構造材に神奈川県産の桧・杉を使用。地域の森林環境の維持・更新や温暖化防止など、広範な環境問題にも貢献しています。
事業の詳細は、こちらをクリックしてご覧ください。

完成

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間接照明

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ダイニングの壁面収納の上に間接照明を設けました。光源が直接目に入らない間接照明は、柔らかい明るさで空間を演出することが出来ます。

バルコニー

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バルコニー材には腐りにくいヒノキを使用し、木部保護着色剤のキシラデコールを塗装しています。

太陽光パネル(ZEH住宅)

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住宅の断熱性能や省エネ性を高めてエネルギー消費量を抑え、太陽光発電によってエネルギーを作り、年間の収支を±0にする住宅をZEH住宅と言います。
ZEHとして認められる基準は、高断熱/省エネ/創エネの3つで、この3基準の細かな要件までクリアした住宅をZEH住宅といいます。

屋根(ガルバリウム)

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屋根はガルバリウム鋼板の横葺きです。

配管工事(レンジフード)

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キッチンのレンジフードを設置しました。換気扇のダクトは、火災時に火が広がらないように不燃材で覆います。結露を防ぐこともできます。

外壁仕上げ工事

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外壁吹付け工事が完了しました。外壁仕上げ材のスタッコフレックスは、超弾性力に加え、通気性・防水性・断熱性などを兼ね備えた塗り壁材です。クラック(ひび割れ)、凍結、潮風に強いといったメリットもあります。

耐水石膏ボード

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耐水石膏ボードは、その表面の紙や中の石膏の芯が防水処理されており、湿気による伸縮や変形を抑えてくれます。通常の石膏ボードとは違う緑色の紙なので、識別できるようになっています。

無塗装サイディング

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外壁は吹付け仕上げなので、胴縁の上に下地材として無塗装サイディングを張ります。 窯業系サイディングは、セメントを主原料として防火性能が高いサイディングでもあります。

縦胴縁

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縦胴縁を施工しました。この縦胴縁は、外壁の下地材としての役割があります。また、縦胴縁の厚み分が通気層になることで、外壁表面の熱を伝えない作用と、万が一雨水が侵入した時に二重防水の役目を果たします。

フローリング

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ヒノキのフローリングを張っています。ヒノキ材は淡いピンク色の混じった白っぽい色ですが、日焼けによる経年変化であめ色に変化していきます。表面は柔らかく傷もつきますが、湿気や腐りに強い樹種です。

配管工事

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内部では、間仕切り壁がある程度できたタイミングで、給排水の配管や電気配線の取り付けを行います。取り付け完了後、現場監督がチェックを行います。

野縁

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野縁とは天井をつくるための下地材のことで、30㎝~45㎝間隔で取り付けます。当社は梁を現したり、勾配天井にすることもあるため、野縁の施工にも手間がかかります。

透湿防水シート

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断熱材の上に透湿防水シートを張りました。透湿防水シートは、水を通さずに湿気(水蒸気)は通す性質を持っています。断熱性能や防水性を確保し、壁の中で発生する結露を防ぐ効果があります。

養生

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足場にぴしっと養生ネットを張ることで、作業中のゴミが周辺に飛び散るのを防ぐことができます。 外から見た現場の印象も、ネットの張り方ひとつで随分変わります。

断熱材

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建物はZEH仕様のため、外張り断熱材には高性能のネオマゼウスを使用しています。ネオマゼウスの素材は熱に強いフェノール樹脂で、燃えにくく、燃えても炭化するため、燃焼時の発生ガスも少なく安心です。

中間検査

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社内での金物検査の後、検査機関の検査員が現場検査(中間検査)を行います。中間検査とは、建築物の安全性向上のために導入されている制度で、中間検査に合格しない限り、それより先の工程に進むことはできません。

金物検査

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接合金物の社内検査を行います。補強金物は種類によって強度が決まっており、仕口と金物の組み合わせで必要な強度を確保します。 種類と場所はもちろん、ビスの本数や取りつけ方なども基準に合っているか全数チェックしています。 社内チェックの後、外部の検査機関の検査を受けます。

仮筋交い

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上棟の際には仮筋交いを入れて、建物の揺れを抑えます。正式な筋交を入れるまでの「仮り」の筋交いです。

上棟

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いよいよ上棟が始まりました。上棟は一日で棟(屋根のてっぺん)までの構造材を組み上げます。木工事期間は通常、棟梁が一人で作業を進めますが、上棟の日は各現場から当社の大工が応援に駆け付けます。長年やっている仲なので息がぴったりです。

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屋根に断熱材を敷き、その上に上段の垂木を取り付けます。この空間が空気層になって湿気を逃がします。この空気層を設けずに断熱材で密閉してしまうと、断熱材に湿気が溜まり、断熱性能が低下してしまいます。

この日は天候にも恵まれ、無事に作業を終えることが出来ました。大工の皆さんお疲れ様でした!


外部足場

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作業を安全に行うために、上棟の前日に足場を設置します。上棟当日にネットを張りますが、これはゴミが近隣に飛ばないようにするためで、高所でも恐怖心を感じさせない効果もあります。

土台敷き

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基礎の完成後、大工が土台を敷く作業に入ります。白蟻対策として、土台にはヒノキを使用しています。また、基礎からの湿気がそのまま土台に上がってこないよう、間に基礎パッキンを敷きます。

基礎完成

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建物を支える大事な基礎の工事が完了しました。地中梁で強度を保つことで、基礎内部の立上り部分(コラムベース)を独立型形状にすることが可能となり、通気性とメンテナンス性が格段にアップします。

コンクリート打設

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コンクリートの流し込み作業は、打ち重ね時間に配慮しなければなりません。間隔を空けすぎるとコールドジョイントを起こすためです。 最後に、流し込んだコンクリートをトンボでならしていくことをタンピングと言います。この作業を十分に行うことにより、表面近くの余分な水分や空気を除去し、コンクリートのひび割れを防止することが出来ます。

配筋検査

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基礎の鉄筋が図面通りに正しく配置されているかを確認する検査です。 鉄筋の間隔、鉄筋径、かぶり厚さ、立上り筋の高さ、緊結の状態、ボルトの数が正しいか等、現場監督が一つ一つチェックしていきます。

地業

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地業とは、基礎を支えるための地面をつくる工程です。地盤を固めるために、砕石を敷き、ランマーなどで突き固めます。

遣り方

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基礎工事が始まりました。最初に行うのは遣り方(やりかた)で、建物の位置を正確に決めるための作業です。 また、地盤面より下の建築物を造るために土を掘る工事のことを、根切りといいます。バックホウなどの機械で土をすくい、ダンプカーに載せて埋立地へ運ぶという光景は建築現場ではお馴染みです。

地盤改良(鋼管杭)

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鋼管杭とは、回転圧入して、支持層まで打設する工法のことを言い、以下のメリットがあります。
・軟弱層が8m以深またはセメントでは固まりにくい場合に適用
・低騒音・低振動での作業が可能
・既成の鋼管を使用するため、品質が安定し、残土の発生が無く、作業現場が汚れにくい。

地鎮祭

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地鎮祭とは、土木工事や建築工事を始める際に、工事の無事や安全、建物や家の繁栄を祈る儀式です。お施主様、設計者、施工者が参列します。