事例紹介

TGO邸

アーモンドの外壁にライトブラウンの桧縦格子がスタイリッシュに映えるモダンな印象の軒のない家。住宅密集地の角地で、外からの視線に考慮し開口部を絞ったこだわりの外観デザインとなりました。2F居室は登り梁を活かした杉無垢パネル現しの勾配天井で、東・西各室共バルコニーに続き広がりが感じられます。2F中央ホールは天窓から光が届き、8畳のロフトへ続く階段両サイドは柱間にワイヤーを20㎝間隔で横張りし、壁をなくした開放的な空間です。  リビングダイニングは高級システムキッチンの老舗「キッチンハウス」の美しいレッドブラウンの扉が引き立つオープンな間取り。大きな掃出し窓からプライベートなウッドデッキスペースに繋がります。シンボルツリーが住まい手・道行く人も楽しませてくれます。

ウッドデッキ

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ウッドデッキを施工中です。イぺ材をライトブラウン色で塗装しました。

外構

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玄関へのアプローチには、凹凸が素朴な風合いを感じさせる石英石を、乱張りしています。カラーは、オリーブイエローです。

外壁

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外壁の仕上げは、スタッコフレックス吹き付け塗装です。2階バルコニーは、桧のライトブラウン塗装で、縦格子の手摺り仕上げです。バルコニーは、淡い色の外壁のアクセントになっています。

仕上げ工事

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2階洗面室の洗面ボール前にも、タイルを貼りました。タイル割付図を作成し計画的に張って行きます。

仕上げ工事

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リビングダイニングの仕上げは、壁は漆喰珪藻土、天井は、エコロジー壁紙です。天井の白い部分は、パテです。壁を仕上げる前に石膏ボードの目地をパテで埋め、段差をなくし、平滑な下地を作ります。そうすることにっよて、クロス貼りの仕上がりが綺麗になります。

タイル

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システムキッチン横の壁に、アクセントタイルを貼りました。タイルを貼る時、割り付けはとても重要です。施工前にタイルの寸法、目地を計算し、計画的に張って行きます。

外壁

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外壁仕上げのスタッコフレックス吹付け前に、下地処理を行います。
無塗装サイディング(外壁下地)のジョイント部分をパテで平滑に仕上げます。吹き付けは、下地の良否が仕上げに出るので、不陸、ひび割れ、亀裂などないか、しっかりチェックします。

木工事

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2階の室内を写しています。斜めに掛ける登り梁を小屋構造としています。
登り梁の上に杉ムクパネルが張られていて、最終的に、登り梁を含めて、これらは全てそのままの現しになります。

木工事

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天井や壁に石膏ボードが貼られました。ボードを貼るまでは視線が抜けてしまうので、なかなか壁や天井をイメージできませんが、ここまで来ると随分部屋らしくなってきます。
柱に巻いてある青いカバーは養生シートです。汚れや傷から柱を守っています。

外壁

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左:外壁仕上げのスタッコフレックス吹付け前に、下地処理を行います。
無塗装サイディング(外壁下地)のジョイント部分をパテで平滑に仕上げます。外壁面に幅をもって白く塗られている部分があり、それらが処理を行った部分になります。
右:縦長の木が何本も並んでいますが、これはこれから張るサイディングボードの下地で、胴縁と呼びます。
サイディングボードを支えつつ、胴縁と胴縁の間の空間は外壁側の通気層となって通気を確保します。合わせて、この通気層が二重防水の役目をします。

木工事

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床は、クリ無垢板(床暖房対応品)です。無垢のフローリングは、温湿度により、膨張・収縮しますので、あまりぴったりと施工してしまうと、膨らんだ時に床板がむくれ上がったりします。そのため、薄いパッキンを挟みながら、少し余裕を持たせて施工します。

給排水設備

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給水・給湯配管は、さや管ヘッダー工法という方式で、起点となるヘッダーから最終の出口まで、つなぎ目がありません。赤い管の中に給湯管が、青い管の中に給水管が入っていて、二重配管(さや管)になっています。これは、将来壁を壊さなくても、取り替えが出来ます。

床暖房

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内部は床暖房パネル設置の工事中です。「温水が床下を流れます」と説明すると太い管を想像してしまいますが、実際のものを見ると本当にパネル一枚です。当然、床暖房でも床は無垢材です。

天窓

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2Fホール部分屋根に、天窓を付けました。天窓の最大のメリットは採光と通風効果です。屋根から差し込む光なので、雨や曇りの日でも日中はずっと光を取り入れることができ、天気にかかわらず明るい家にできるのが大きなメリットです。

木工事

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2F居室は、登り梁を活かした杉無垢パネル現しの勾配天井です。

金物検査

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タテヨコの柱・梁にナナメの筋違(ヒノキ又はスギ:105×45)が入り、接合部を金物で補強して構造ができます。その接合金物の検査を行いました。木組みを補強する金物は、種類によって強度が決まっており、金物と木組みの組み合わせで必要な強度を確保します。ちなみに耐震等級は3です。

上棟

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いよいよ上棟です。いつものメンバーの大工達が抜群のチームワークで、下階から順番に柱、梁を組み上げて最後に棟木を取り付けます。
二階の床梁が組み終わると、そこにパネルを貼っていきます。梁組みに、強度の高い厚板を張ることで構造的に強くなります。
この作り方を剛床(ごうしょう)といい、建物の強度にとって、とても大切なポイントです。耐震強度は、地震保険が半額になる3等級になります。

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2F居室は登り梁を活かした杉無垢パネル現しの勾配天井です。無事上棟が終わった後は、四方固めで締めくくります。建物の四隅の柱に、塩、米、酒をまいて建物を清めます。

土台

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上棟前に土台を敷きます。特に注意が必要な土台には、耐久性があり腐れや虫に強い桧を使用しています。大引きにも桧を使用しています。

基礎完成

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建物を支える大事な基礎の工事が完了しました。四角いサイコロのように見えるものは、独立型基礎です。柱の荷重が掛かる部分など内部の要所に設置されます。独立型なので、床下の空気の流れを妨げず、通気を良好な状態に保ちます。独立型の基礎の下には、強固な地中梁を配しています。 

立上りコンクリート打設

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ベース部分のコンクリート打設の次は、立ち上がり部分と独立基礎の打設を行います。墨出し通りに型枠が入っているか、高さに間違えはないかなどを確認し、バイブレーターで振動を与えてコンクリートを液状化させ、空気を追い出すようにしながら打設していきます。
基礎は高めで、GLより450mmの基礎高になります。

コンクリート打設

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まずはコンクリートの品質検査です。 スランプ値(柔らかさ)、空気量、塩化物量を測り、強度試験用のテストピースを作製します。冬のこの時期、コンクリート強度は33~36Nで打設しています。
品質検査が終わったらいよいよ打設です。ポンプ車で生コンクリートを型枠の中に流し込みます。流し込みの際、バイブレーターで生コンを撹拌します。コンクリート密度を高め、不要な混入空気を除去し、骨材が均等に分布することで、強度が高くかつきれいなコンクリートとなります。

配筋検査

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基礎コンクリートを打設する前に、配筋が図面通りにできているか予めチェックする配筋検査を行います。
鉄筋の種別、鉄筋の間隔、鉄筋径、かぶり厚さ、定着と継手の長さ、立上り筋の高さ、緊結の状態などをチェックします。
この検査は、基礎の耐久性に影響する非常に重要な検査で、項目ごとに入念に行います。

砕石

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地業とは、基礎を支えるための工程です。捨てコンクリートを打つ前に、地盤を固めるため、砕石などを敷き、ランマーなどで突き固めます。

鎮物・遣り方・根切り

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左:基礎の中央付近に、地鎮祭で神主さんからいただいた鎮め物を埋めます。こちらには、鉾や楯など家を守る7つの道具が入っています。

右:基礎工事の初めは、遣り方です。基礎の外周に水杭や水貫と呼ばれる木枠を設けて、高さや水平位置の基準を作ります。
次は、根切り(地面の掘削)を行っていきます。根切り底の高さをしっかりと確認しながら進めます。

地鎮祭

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地鎮祭を執り行いました。神主さんのお祓いから始まり、永久に災禍がないように土地の神様にお祈りをして、お供え物をします。