事例紹介

YDN邸

敷地は東側に大きな幹線道路、南も道路に面した南東角地です。日当たりは申し分ないのですが、騒音とプライバシーに配慮した計画が必要でした。また、いままでの駐車場は南側道路と並行に縦列駐車するかたちで、信号待ちの車とも重なり、とても大変でした。そこで、今回は南側道路に対し斜めに駐車場を配置し、電柱を交しながらもスムーズに停められ、そして、南側の庭の広さも確保できる配置をご提案しました。
 間取りは、いままでのお宅が鉄骨をメインフレームとしたユニット型の住宅であったため、強さと工期短縮などのメリットはあったと思いますが、デメリットとして、各部屋がユニットとして分断され、廊下やホールでつなぐという間取りでした。
今回のご提案は、当社の得意とする広がり間取りで、キッチン、ダイニング、リビング、和室が田の字型の構成で、広々と一体的に使えるかたちになっています。特にキッチンは各スペースが見渡せ、庭への視線も抜けるよう計画されています。
幹線道路からの騒音とプライバシーについては、東面の窓を最小限に抑えつつ、地窓と天窓を設けることで、遠くの空や庭の緑を眺め、圧迫感のない計画としました。
また、外観は寄棟を基本に一部切妻屋根を組み合わせた形状で、切妻部分に茶系のアクセントカラーを配し、モダンな印象にまとめています。

完成

■玄関ホール■
YDN-1108-1.jpg

■ダイニング■
YDN-1108-2.jpg

■リビング■
YDN-1108-3.jpg

■2階ホール■
YDN-1108-4.jpg

■ホビースペース■
YDN-1108-5.jpg

■洋室■
YDN-1108-6.jpg

■洗面・トイレ■
YDN-1108-7.jpg

タイル工事

YDN-1015.jpg

玄関にタイルを張っています。玄関ドアの中心を基準に張っています。玄関に石やタイルを張る段階になると内部はほぼ仕上がっていますので、完成も間近です。

左官工事

YDN-1009.jpg

1階リビングの壁に漆喰を塗っています。漆喰は1回塗って、乾いた後もう1回塗ることで仕上がります。写真の部分はまだ1回目を塗り終えたばかりです。

クロス工事

YDN-1005.jpg

仕上げ工事に入りました。2階ホールですが、天井にクロスを貼りました。壁に白いもので帯状や斑点に塗られたような部分が見えますが、パテといいます。この壁にもクロスを貼りますが、貼る前に石膏ボードの目地やビスの頭をパテで埋め、段差をなくし、平滑な下地を作ります。

木工事

YDN-1001.jpg

木工事の最後の大仕事、大工による造作壁面収納ができました。正面の大きい四角の部分はTVを置くところで、それ以外の四角いところには、前面に家具屋造りの扉が付いたり、引出しが付いたりします。
これで木工事がほぼ終了し、仕上げ工事に入りました。収納の周りには仕上げ業者の材料や道具が見えています。

足場解体前

YDN-0928.jpg

外部足場の解体が迫ってきたので、もう一度屋根や外周部で、施工忘れや不具合がないかチェックしました。

木工事

YDN-0921.jpg

現場製作によるデスクカウンターと本棚ができました。デスクカウンターはヒノキ板です。また、ちょうど真ん中に見えている幕板の裏側に、照明が付きます。

外壁工事

YDN-0915.jpg

9/8のラス網の上に、外壁仕上げの下地となるモルタルを塗りました。1週間ほど養生期間をおいて、この上に仕上げを塗ります。

外壁工事

YDN-0908.jpg

8/31の胴縁の外側に防水紙を張って、その上にラス網を張りました。この上にモルタルを塗ります。

外壁工事

YDN-0831.jpg

外壁に通気を確保するための胴縁を設置しました。縦に同じピッチで設置されているものがそれです。この胴縁のある外側にラス網を張ってモルタルを塗り、最終的に仕上げます。

ユニットバス

YDN-0826.jpg

ユニットバスを設置しました。ユニットバスとは工場製作の部品化された部材を現場で組み立てる浴室のことです。様々なバリエーションの中から選ぶことができます。

木工事

YDN-0819.jpg

洋室の天井にボードを張りました。手前は勾配天井です。

断熱・防水検査

YDN-0808.jpg

サッシの取付、断熱ボードの施工、防水気密テープの施工が完了し、断熱・防水検査を行いました。防水気密テープは、サッシ周りや断熱ボードの継ぎ目に貼られています。外壁面を隈なく周り、テープの施工忘れがないか、チェックしています。

木工事

YDN-0805.jpg

ホビースペースの勾配天井の下地を組みました。その上の白っぽいものは断熱材です。断熱材同士の隙間には、現場で発泡ウレタンを吹いて隙間を埋めます。見えにくいですが、泡のようなものでできたラインがそれです。天井を張る前に、隙間がしっかり埋められいるか、確認します。

金物検査

YDN-0721.jpg

木造軸組み工法では、接合部の強度が大変重要です。金物の種類、位置、ビスの打ち方など、全てチェックします。また自社のチェックの他に、第三者機関による中間検査も行われます。

上棟

YDN-0714-1.jpg

大工8名で組み立て作業を行っていきます。まずは1階の柱を建て、2階の梁を組んでいきます。安全に注意しながら作業を行っていきますが、チームワークでスピーディーに組み上がっていきます。


YDN-0714-2.jpg

2階床を張り、2階柱を立て、そして小屋を組んでいきます。


YDN-0714-3.jpg

小屋を組み、垂木を掛けていきます。


YDN-0714-4.jpg

垂木を掛け終わり、断熱材を設置していきます。


YDN-0714-5.jpg

断熱材を設置し、合板を張って終了です。


YDN-0714-6.jpg

最後に四方固めを行い、無事上棟は終了しました。

先行足場

YDN-0713.jpg

上棟に先立ち、外部足場を設置しました。この足場は上棟の際にも必要ですし、その後の屋根や外壁の工事をする際にも必要なものです。

土台敷き終了

YDN-0708.jpg

土台敷きが終了しました。雨養生のため、厚手のブルーシートを全体に張りました。

土台敷き

YDN-0707.jpg

土台敷きを行いました。土台には、耐久性のあるヒノキを使用しています。また、土台が水平でなければ、上に立つ柱も垂直に立ちませんので、ここでは土台が水平になるよう高さ調整を行うことも重要なポイントです。

土間コンクリート打設

YDN-0704-1.jpg

建物の外周部にある土間のコンクリートを打設しました。この場所はウッドデッキ下の土間にあたり、コンクリートの金ゴテ仕上げとなるところで、メッシュ筋を入れて、ヒビ割れ防止措置をしています。


YDN-0704-2.jpg

この日は前の日も雨が降り、またこれから雨が降る予報だったので、打設したばかりの土間コンの表面が荒れないよう、ブルーシートで養生しました。

基礎コンクリート打設

YDN-0624-1.jpg

基礎のコンクリートを打設します。コンクリート打設は天候に左右され、雨の日にはできません。この日は梅雨の中休みで、天気もよく、打設することができました。
今回はプラ基礎を使用しているので、底盤と立上りを同時に打設します。プラ基礎でない場合は、内部側に立上りの内枠を組めないので、底盤と立上りを同時には打設できません。プラ基礎は断熱材の役目もあり、優れものです。


YDN-0624-2.jpg

コンクリートを打設し終わりました。最後はコテで表面を均します。

配筋検査

YDN-0622.jpg

基礎配筋検査を行いました。鉄筋径、かぶり厚、定着、対角長さなど設計図書との整合性を確認していきます。かぶり厚、鉄筋定着寸法を厳しい目でチェックします。

基礎型枠

YDN-0618.jpg

基礎の型枠を設置しています。今回、基礎はプラ基礎を採用しています。プラ基礎は基礎のコンクリートを流し込む枠としての機能と同時に、そのまま外さないで打ち込むことで、断熱材としての機能を果たします。

根切り、埋炭

YDN-0615.jpg

根切り(地面の掘削)を行っていきます。根切り底の高さをしっかりと確認しながら進めます。


YDN-0615-2.jpg

根切りが終わりそうな頃をみて、基礎の中央部分に竹炭200kgを埋炭します。そして、その上に地鎮祭で神主さんからいただいた鎮め物を置き、全て埋めます。

土留め工事

YDN-0610.jpg

土留めとなる型枠ブロックの設置が終了しました。今回設置されたブロック部分は敷地の土の圧がかかる部分なので、型枠ブロックでしっかり固めています。また鉄筋が何本も上に出ているのが見えますが建築本体工事が終了した後、化粧ブロックを積む予定です。

土留め底盤配筋

YDN-0602.jpg

この敷地は周りの道路よりも地盤面が高いため、その地盤面を固める土留め工事をまず行います。こちらは土留めとなる型枠ブロックの基礎底盤を配筋したところです。

地鎮祭

YDN-0528.jpg

地鎮祭を執り行いました。
神主さんのお祓いから始まり、永久に災禍がないように土地の神様にお祈りをして、お供え物をします。
この日は晴天に恵まれ、滞りなく終了いたしました。

地縄張り

YDN-0527.jpg

建物が建つ部分の外周部分に、糸を張り、建物が敷地に対してどの様に建てられるのかを確認します。
今回は手前に車庫を計画していますので、その位置も出しました。白い糸が手前に向かって斜めに張られていますが、それが車庫の際のラインです。