事例紹介

GKO邸

お施主様は多くの会社を検討され、弊社を訪れた時には断熱性能や素材について、プロ並みの知識を持っていました。希望するQ値のレベルやサッシの性能なども、十分に把握され、なかなか手ごわいという印象でした。今回は、セルロースファイバーを厚く吹き込み、ガス入りのペアガラス+オール樹脂サッシを採用、次世代省エネレベルの更に上の断熱性能としてます。
また、自然素材へのこだわりも強く、外壁は無塗装の板張りを採用、自然に色落ちしグレーに変化する様子を楽しみます。内部は壁、天井ともにすべて漆喰で統一しています。
敷地は、比較的ゆとりがあり、南側道路から1m程度高くなっているので日当たりも良好です。玄関へはスロープと階段を用意して、どちらでもアプローチが可能となっています。
間取りは大きな吹き抜けを中心に設け、その下がLDとなり、畳コーナーやキッチンが一体的につながります。吹き抜けの中に設けた階段を登るとホールがあり、そこから将来子供室となるオープンスペースや寝室につながります。階段吹抜け周りの手摺もスチールの丸パイプを使用したことで、さらに1・2階の一体感が増しており、かつてないほどの広がり感を感じることができるでしょう。完成がとても楽しみなお宅です。

完成

■リビング・ダイニング
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■キッチン
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■吹き抜け
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■オープンスペース
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■外観
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アイアン手摺工事

階段・吹抜け廻りにアイアンの手摺を施工しました。
今回は直径60mmの丸型手摺、交差する部分の加工がなかなか大変ですが、とてもやわらな印象になります。
これから、白く塗装をして仕上げます。
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ウッドデッキ施工

外部では、ヒノキのウッドデッキの施工中です。
大きなデッキでのびのびできそうです。
今回は、オスモの自然塗料クリア色で仕上げています。
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また、内部では気密性を重視する施主さんのために工夫したオリジナルポストも施工中です。
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階段・スロープ施工

階段とスロープの下地を施工中です。
レイアウトを工夫し、階段とスロープ、どちらからでもアプローチできるので非常に便利です。
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外構工事スタート

本体工事は細かな工事が残っていますが、並行して外構工事がスタートしました。
建物は道路面から60~70cm程度上がっているので、土留めや階段スロープ等の工事が必要になります。
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仕上げ工事

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左:造作の洗面台は、スペースを無駄なく利用することができます。
右:サーフボード置き場も造りました。

仕上げ工事

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室内の壁は全て漆喰で仕上げています。吹き抜け部分の足場も外されました。完成も間近です。

足場解体

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足場を解体し、建物全容が現れました。木製サイディングの外観は、暖かい良い感じに仕上がっています。

漆喰

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室内では、漆喰を塗っています。漆喰は防火性があり調湿効果も高いため、土蔵などにもよく使われました。
漆喰は、下塗りと上塗りの2回で仕上げていきます。

パテ

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仕上げ工事に入りました。壁に白く帯状に塗られた部分が見えますが、これらをパテ処理と呼びます。壁に漆喰を塗る前に、石膏ボードの目地やビスの頭をパテで埋めて段差をなくし、平滑な下地を作ります。
パテの下処理が、仕上がりに大きく影響しますので丁寧に行います。

木製サイディング完了

木製サイディングが完了したので、最終的に細かな納まりをチェックしていきます。
コーナー部分は互い違いに、張っています。
電気関係のプレートも、サッシと同じ黒で統一しました。
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畳の小上がり施工

内部では畳の小上がりを施工中です。
3帖程度ですが、少し寛ぐには十分なスペースです。
畳の下は、収納として使用します。
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引き続き木製サイディング工事

今回のように段々になっているサイディングをベベルサイディングと言います。
断面が三角で厚みが違うので、なかなか手間がかかります。
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木製サイディング施工

仕上げとなる木製サイディングの施工中です。
今回はベベルサイディングという三角の断面の板を上下に重ねながら張っていきます。
材質はレッドシダー、ざらっとしたラフな仕上がりが特徴です。
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胴縁施工

木製のサイディング施工のため、胴縁を取付けています。
下地にも胴縁を施工したので、2重の胴縁となります。
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吹抜け施工

吹抜け廻りは2階から1階にかけて、壁のボードや階段廻りのボードも施工され、だいぶ仕上がってきました。
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フローリング施工

2階がほぼ仕上がり、1階の床工事に入っています。
今回は床暖房のため、床暖対応の無垢フローリングを使用、材種はバーチです。
膨張・収縮に対応できるようにパッキンを間に挟み、ぴったりと付けないように施工していきます。
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内部の2階ボード施工

内部では、2階の石膏ボードの施工が天井・壁ともに進み、だいぶ部屋らしくなってきました。
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階段施工

階段の施工が完了しました。
吹抜けに面した階段なので、家の中で主役級の存在感があります。
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外部ではサイディングの工事が順調に進んでいます。
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窯業系サイディング工事

外壁は全面 板張り仕上げになりますが、下地に窯業系のサイディングを張ります。
窯業系サイディングは、セメントを主原料として防火性能が高いサイディングです。
胴縁で通気層を確保し、その上からサイディングを施工しています。
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天井ボード施工

セルロースファイバーの施工も完了し、内部は天井ボードの施工を行っています。
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透湿防水シート施工

外部では、透湿防水シートの施工が完了しました。
サッシ廻りや配管の廻りなど細かな部分の施工が重要になります。
専用の部材等も活用し、丁寧に施工しています。
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セルロースファイバー施工完了

壁・天井共にセルロースファイバーの施工が完了しました。
セルロースファイバーは、断熱材を施工すると配線の変更などができないため、施工前にお施主様にも確認を行っています。
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セルロースファイバー吹き込み

セルロースファイバーの工事が本格的に始まりました。
シートの穴からパンパンになるまでセルロースファイバーを吹き込みます。
施工品質を確保するために、施工は専門のスタッフが派遣させれてきます。
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天井断熱材下地

天井のセルロースファイバー断熱材用に下地を作っています。
ここにシートを張って、その中にセルロースファイバーを吹き込みます。
厚みは200mmとかなり厚めに吹き込む計画です。
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サッシ取付

ダイライトの次はサッシ枠を取付けています。
今回は断熱を重視し、樹脂サッシを採用しています。
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ダイライト施工

柱・梁など構造体の外側にダイライトという構造用面材を施工しています。
弊社では斜めに木材を入れる筋交いを基本として、地震などの横からの力に対抗しますが、今回の建物はセルロースファイバーの充填断熱の為、ダイライトを中心に壁の強度を確保しています。ダイライトがセルロースファイバーのふたの役割を果たし、筋交いがないことで隅々までしっかりと充填することができます。
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エコボロン施工

ホウ酸を原料とする防蟻塗料 エコボロンを施工しています。
通常の防蟻材と違い、揮発しないので、効果が持続する点と有害な物質が室内に入り込まないというメリットがあります。
エコボロンを使用しなくても、薬剤を使用しないで長期優良住宅の防蟻対策基準に適合していますが、さらに万全を期したいという方にはお勧めしています。
土台はすでに施工しているので、柱・間柱・筋交い等を施工しています。
地面から1mの高さまで塗装します。
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金物施工

上棟後 木材の接合部の金物取付を行いっています。
上棟は一日で屋根まで施工しますが、耐震的には完全ではありません。
大きな地震で弱点となる部分を補強するために、計算や規定で定められた金物を取付けていきます。
社内検査を行い、その後第3者の中間検査を受けます。
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上棟

いよいよ上棟を迎えました。
まずは、1階の柱・梁からスタートします。
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2階の床梁を組んでいます。91cm角に格子を組み、スギムクの厚床下地を張り、2階の床を固めます。剛床と言って、構造的にここはとても重要なポイントです。
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2階の柱・梁を組んでいきます。
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上棟はいつものメンバーなので、息がぴたりとあっています。
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工事がスムーズに進むように下で材料を準備してクレーン車に指示を出します。全員が無駄なく動き、役割分担がしっかりとできています。
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このあと野地板を施工し、無事上棟が完了しました。

土台敷き

今回は床断熱なので、土台下のパッキンは外気を取り込み換気をする必要があります。
土台は建物の基準となる大切な部分なので、ミリ単位の精度で微調整し、全体のレベルを揃えます。
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玄関ポーチ 土間型枠

立上り部分のコンクリート打設後 養生(乾燥)期間を十分に取り、型枠を撤去しました。
玄関ポーチは同時に施工できないので、型枠を組みコンクリート打設の準備を行っています。
玄関ポーチの柱部分は、コンクリートの基礎が深くなります。
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立上り型枠施工

底盤コンクリートの打設に引き続き、立ち上がりコンクリートの型枠施工を行っています。
今回は、セルロースファイバーの床下断熱を基本とするため、玄関廻りや浴室廻りなど床下で断熱できない部分のみ、基礎断熱としています。
配管を通す部分には、あらかじめスリーブと呼んでいる管を型枠内にセットして置きます。
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底盤コンクリート打設

底盤コンクリートの打設前に、納入書の確認と受入れ試験を行います。
コンクリートの呼び強度は、36N/mm2と高強度です。
設計基準強度21N/mm2の会社が多いと思いますが、基礎の強度は耐久性でも大きく影響します。
当社は設計基準強度27N/mm2、温度補正等を考慮し、呼び強度(実際の依頼する強度)を決定します。
しっかりとバイブレーターで振動を加えて、隅々まで充填し、最後はコテでしっかりと押えます。

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配筋検査

捨てコンの上に型枠と鉄筋を施工していきます。
ある程度配筋が終わった段階で、配筋検査を行います。
鉄筋径、鉄筋間隔、かぶり厚、定着、対角長さなど設計図書との整合性や施工基準に合致しているかを確認していきます。
柱の引き抜きに対抗するホールダウン金物も、計算により種類や埋込み深さが変わるので、すべての箇所を確認していきます。
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地盤改良工事

今回の地盤改良は、GRRシート工法
GRRシートを2方向(縦横)に敷設することにより、土のせん断抵抗を高め、住宅の不同沈下を防ぎます。
また、土に加わっている力をシートの効果で分散させることにより、均質な地盤を形成することができます。
最大のメリットは、地盤を深く掘らなくて良いこと。この地域は文化財が沢山眠っているので、杭を打つ工事を行うためには事前に市の調査が入り、重要なものが出てくれば発掘が終わるまで待たなければなりません。
杭を打たない工法はいくつかありますが、当社ではGRRシート工法の採用が事例が多いです。

シート敷設後に100mmの砕石を敷き、十分に転圧、その上に捨てコンを打設していきます。
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砕石敷き

根切の後は砕石敷きです。十分に転圧を行い締固めます。
今回は特殊な地盤改良工事を行う関係で一層目の砕石は薄めの50mmです。
高低差のある部分は深基礎となりますが、この部分も地盤改良で決められた角度で掘削しています。
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根切工事

基礎の形状に合わせて地面を掘削していきます。これを根切と言います。
地中梁があるので、深い部分と浅い部分の凹凸ができています。
また、このタイミングで地鎮祭で鎌倉宮からお預かりした鎮め物を地中に埋めます。
鎮め物は、土地の神様に対する貢物で、鏡や剣、矛など7つの品が入っています。
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遣り方

仮設水道や排水桝の調整などが完了し、いよいよ工事がスタートです。
まずは、遣り方(やりかた)。
基礎の高さや水平位置の基準となる木枠を基礎の外周に回します。木杭の横に渡す水貫と呼ばれる板で高さをそろえて固定し、この板に基礎位置の印を付けます。
基礎工事のすべての基準となるので慎重に作業を行います。
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地鎮祭

地鎮祭は、土地の神に対して建築工事の報告とその許しを得るための儀式で、工事の安全はもとより、ご家族やご新居への末永いご加護を頂けますよう、お祈りする神事です。
今回は近くの鎌倉宮の神主さんにお願いいたしました。
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鎌倉市 N邸

ただ今設計中です。暫くお待ちください。