事例紹介

MRM邸

お施主様は数年前から家造りを計画され、特に資料請求や見学会のご参加はありませんでしたが、当社の事を遠くからじっくり検討して下さった様です。今年初めに急遽、鎌倉の江ノ電沿線の土地を見つけられ、当社を訪問されました。初対面にも関わらず、当社を信頼して下さっている様子や意思をはっきり伝えて下さる様子が印象的でした。着工まで短期間のうちに進みました。
 敷地は東に山、西に道路という立地です。鎌倉らしい緑が深い環境ですが、大きな宅地を3分割した分譲地の中央部分の為、南北に隣家が迫る可能性が高いと判断し、思い切って南北は敷地一杯に建物を配置し、東に庭を設け南東に開けた間取りとしました。「湘南LO-CO」31.5坪タイプを元にアレンジした注文住宅です。
 お施主様の「光、風が通り抜ける健康的な家」というコンセプトの為、2階にも階段室を含む開放的なホールを計画しています。掃出しサッシの大胆な配置、南北の通風を確保する小窓、そして2階の東側からの採光と1階リビングを繋ぐスノコ床の吹抜と室内窓、によってコンセプトを実現しています。勾配天井の下で自由に過ごして頂きたい空間です。
 他にも上がり床の畳コーナー、書庫、造作洗面や家具屋造りの家電収納等、随所に拘りが散りばめられたお宅となりました。

木製建具

室内の工事の完成が近づくと、木製建具を設置します。

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器具付け

設備器具の取付作業です。電気屋さん、水道屋さんによって、照明器具や水回りの設備器具を施工しました。
照明が付けられると、くらしの景色が少しずつみえてきました。

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クロス工事

クロス屋さんによる壁紙の施工です。
まず行うのは、パテ処理です。

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直にクロス(壁紙)を貼ってしまうと、ビスや釘などで凹んだ部分が目立ってしまいます。パテ処理とは、このような凹みや石膏ボードのジョイント部分(繋ぎ目)を埋めるために施す作業です。

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バルコニー格子設置

バルコニーの手摺格子材を施工していきます。
事前にアルミ笠木を設置し、この上へ据え付けます。
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格子が設置されますと、バルコニーの姿がみえてきました!

木工事施主検査

木工事の進行状況や現場の施工状況を、現場監督がお施主様にご案内します。
これからの工事で、隠れて見えなくなる部分や、設備機器などの場所を実際に見ていただきながら説明をします。

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仕上げ塗り

外壁工事の仕上げ塗りが施されました。
この外壁は、左官によるコテ仕上げです。

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外壁工事

外壁工事がはじまりました。この住宅はオプションで塗り壁を選んでいるので、富士川建材工業の「ラスモルタルⅡ外壁通気工法」を利用し、胴縁(どうぶち) → 通気ラス → 下塗り+上塗り → 仕上げ塗り の流れで工事が進みます。

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胴縁...外壁に通気層を設けるために施工される下地材です。

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通気ラス...「ラスモルタルⅡ外壁通気工法」では、外装材と断熱材の中間に通気層を設ける工法となっています。
通気層により、壁内湿気を常時放出し、腐朽から躯体を守り、建物の耐久性を大きく向上させます。さらに、もし万が一雨水が侵入した場合も、この通気層で排水を行い防水性能を向上させます。
このラス網には防水紙がセットされています。写真の茶色く見える部分です。

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下塗り+上塗り
...この外壁塗装は三度塗りで、最後の仕上げ塗りが主に外壁を作り、美観にも影響する主役のような塗料ですが、実は下塗り上塗りも非常に大事な工程なのです。
後から塗る仕上げ塗り塗料がしっかりと塗れるように、そして長期間家を守り続けられるような性能を確保するのがこの下塗りや通気層などの下地材です。
上塗り時には、クラック防止に有効なグラスファイバーネットを漉き込みます。

これから養生期間を経て、仕上げ塗りへ進みます。

ユニットバス

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ユニットバス(浴室)が完成しました。ユニットバスは、天井・浴槽・床・壁の部品を搬入した後に現場にて組み立てられます。

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内部水道配管

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内部の水道配管を施工しました。給水、排水、給湯について、キッチンやトイレの寸法に合わせてスリーブ(管)を取り付けていきます。
2階に通る配管は、きちんと天井に隠れるよう現場監督から直接指示します。

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誤った場所に施工するのを防ぐために、配管の向きなども指示、チェックを行います!

石膏ボード

石膏(せっこう)ボードを施工していきます。
石膏ボードは、火や熱にさらされると、石膏に含まれている水分が蒸気として空気中に放出され、熱を吸収する役割があります。耐火性という観点で大きく寄与しています!

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ボードを張る前に下地となる、胴縁(横に細長い木材)を取り付けます。

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そして胴縁の上に、ボードを張ります!
一枚一枚、大工さんが運んで作業をします!

給気口,換気口

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給気口、換気口などのスリーブ(管)が施工されました。
24時間換気扇やキッチンの換気扇などのスリーブは、それぞれ大きさ(太さ)が違います。電気屋さんが工事に来る前に、現場監督が事前に穴をあける箇所を描いて指示します。

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業者さんが行う作業もすべて管理しています!
工事が終わった後も、寸法や場所などのチェックを行います!

床材取付け

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床が見えてきました!見えている床材はヒノキムクフローリングです。
棟梁の中山大工が作業しています。

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この床の下地にはスギ無垢パネルを使用していて、
そのパネル裏面が1階の天井として見えています!

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窓まわり,玄関

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現場に窓が搬入されました!
壁断熱材の施工が終わるタイミングで窓まわりを取り付けていきます。

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同時に玄関も取り付けます。今回は引き戸の玄関です。
単純に窓や玄関は、そのまま取り付けることはできません。ぴったり収めるためにも、数ミリ単位の寸法まで測り、枠をつくって取り付け作業に入ります。

防水工事

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防水工事とはバルコニー、屋上(屋根)などからの漏水を防ぐための工事です。
水分は建物の大敵です!建物内部に浸入してしまうと、木造では大事な柱や梁を腐食させてしまいます。

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建物内部に侵入した雨水は、カビの発生にもつながります。これらを防ぐための施工を行います。
写真にあるタイベックとは、とても強靭で、耐久性と軽さ、通気性と撥水などの特性をもった不繊布です!
バルコニー壁に施工しています。

外張り断熱工法

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壁断熱材を施工していきます!
この住宅は外張り断熱材のスタイロエースを使用しております。

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◇スタイロエースの特徴とは?

熱を伝えにくい 水を吸収しない 軽いのに丈夫

大工さんが一枚一枚施工し、隙間を防水テープで塞ぎます!(白いテープ)
現場監督はこの防水テープを確認し、はがれそうな部分や貼り忘れなどがある場合は、監督自身で補強しています!

金物検査

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上棟が終わると、構造材の継手・仕口を金物で補強します。そして、金物の種類や取付場所が図面通りになっているかを確認する、金物検査を行います。

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金物は、場所によって種類が変わります。柱、梁などの継手、仕口に使われている金物を、目視で確認し、ビスの打ち忘れがないかなどを一つ一つチェックします。
金物検査は構造上とても大切な検査なので、緊張感をもって確認していきます!

上棟

いよいよ上棟です!
各現場の大工さんが結集し、一番てっぺんの材(棟木)までを一日で立ち上げます!

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この日は、とても快晴!重い材料や搬入が難しい材料は、レッカー車によって運搬、搬入をします。

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あらかじめ工場で加工(プレカット)された材料を組み立てますので、スムーズに施工が進みます。

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レッカー車と大工さんの息が合った早さで作業が進み、2階の床を張ると...

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あっという間に2階での作業に入ります!この段階で屋根の構造体の準備にも取り掛かります。
非常に暑い中での作業なので、常に水分を摂取し、水分補給を怠らないよう意識します。

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屋根の構造体が組み終わると、パネルを敷き、屋根断熱材を施工していきます。
屋根断熱材には、ネオマフォームを使用しております。特徴は、長期にわたって高い断熱性を維持する性能で、薄くても高い断熱性能をもっています。

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胴縁(合板を貼るための下地部材)を屋根断熱材に施し、この上から耐水合板を敷きます。

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張り終わると、本日の上棟は終了となります!
今日も無事故で工事を終えることができました!


先行足場

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手すり先行足場を設置します。手すり先行工法により、足場の組立・解体時に常に先行して手すりが設置してあるので、墜落する危険性をなくします!

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明日の上棟にむけて、仮設設備、材料などの最終チェックを行います!

土台敷き

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本日から木工事がはじまります!たくさんの材料、部材が現場へ搬入され、いよいよ木材を使った作業に入っていきます。
まずは建物の土台となる部分からつくりあげます。

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現場に持ち込む前に、あらかじめ工場で適切な形に切断・加工(プレカット)しているので、要領よく作業ができます!
構造に影響する部分でもあるので、1mmの単位までズレを測定します。


外部水道配管

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基礎ができあがり、型枠も外し終えると、水道などの水回り配管を施工します。
外部の地中を通る配管の場所を現場監督と確認しながら工事を行います。

立ち上がり打設

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基礎底盤のコンクリートが、無事に硬化しました!
次に、基礎の立ち上がり部分の打設を行います!
狭い隙間をねらって、すべて丁寧に作業をします。

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すべての箇所を終えて、雨風などを防ぐためシートをかけて養生し、コンクリートの硬化を待ちます!

基礎コンクリート打設

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いよいよコンクリートを打設します!打設前にコンクリートの品質検査を行います。 
コンクリートは強度を上げるとセメント量が増え、固くなります。あまりに固いと打設するのが大変になります。当社の場合は通常よりも強度を上げているので、指定以上の固さになっていないかを現場で確認します

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確認を終えたら打設に入ります。底盤からコンクリートを打設していきます。
気温や湿度の条件を整えながら、コンクリートが硬化して強度が出るのを待ちます!
基礎が打設できました!

配筋検査

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配筋検査とは、基礎の鉄筋が図面通りに正しく配置されているかを確認する検査です。鉄筋の間隔、鉄筋径、かぶり厚さ、立上り筋の高さ、緊結の状態などを現場監督の目で一つ一つチェックします。

遣り方

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いよいよ着工です。着工してまず行われるのが遣り方(やりかた)です。
高さや位置の基準となる木枠を回し、その木枠に印を付けていきます。遣り方は、建物の位置を決めるために非常に重要な作業です。

地鎮祭

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地鎮祭は、工事を着工する前にその土地の鎮守の神を祭り、工事の安全を祈願するために行う儀式です。

◇雨の日でも地鎮祭はするのでしょうか?
よほどの雨でない限り、地鎮祭は通常通り執り行われます。パラソルを開いて、その中で儀式を行います。