事例紹介

KNT邸

今回は土地選びのお手伝いからスタートし、弊社で現地を確認に行った2件目が建築地となりました。8区画程度ある造成地、その中でも南東の角地。一番条件が良さそうな場所なので、複数の購入希望があったようです。不動産屋は土地を確実に早く売りたいということで、住宅ローンの仮審査が早く通った方を優先的に受付るということになりました。仮審査には図面と見積もりなど建築会社が用意するものがあり、弊社と金融機関の対応がスムーズにできたことで、無事購入に至りました。
プランの特徴は、2階リビングで勾配天井の木組みの構造を現しにした開放的な空間。浴室と脱衣室も2階なので洗濯も同じフロアで完結します。
1階は4帖と広めの土間玄関がポイントです。ここにご主人の趣味の道具が保管され、
メンテナンスなどの作業も室内で可能です。その他に寝室・子供室の3部屋が配置されます。
また、造り方は、湘南LO-COの特徴である構造とスギ無垢板の現しを基本としながら、DIYがいろいろ楽しめる壁の造り方としています。通常は、防火基準の関係で、外壁部分は室内側に石膏ボードを張ることが必要になります。しかし、今回の仕様では特別な認定により、室内側の内装制限がない仕様としています。そのため、極端な場合は、内装のボードがない状態で、完了検査を受けて、後はご自身で造っていくことも可能です。今回はこちらで仕上げますが、土間玄関の壁仕上げを杉の板張りとするなど、認定の特徴を部分的に活かしています。将来的なリノベーションもより自由度が上がっています。

玄関土間

左官屋さんによる玄関土間の仕上工事の様子です。
炭入りモルタルを金ゴテ仕上げで行います。金ゴテ(かなごて)仕上げとは、左官屋さんがコテを使って表面をツルツルに仕上げる仕上方法です。

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クリーニング

内部での作業(仕上工事)がすべて終わりますと、床養生を剥がし、木くずやホコリの清掃に入ります。
くらしの景色が見えてきました。
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バルコニー手すり

横面材タイプの格子で、木目を活かした優しい雰囲気の格子スタイルです。

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漆喰塗り

2階LDKの内装です。壁の仕上は自然素材の漆喰塗りで施工しました。
漆喰には、調湿効果や消臭効果などのメリットがあります。

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内装工事

内装工事の様子です。壁紙などを貼る前に行うのが、このパテ処理です。
パテ処理とは下地の表面の段差や凹凸を平滑にするための処理です。

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階段

階段の施工状況です。
踏面は傷や汚れを防ぐために早い段階で養生をし作業を進めます。階段下は収納スペースとなります。

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サイディング張り

外壁工事の様子です。壁材を受ける下地材(通気胴縁)をすべて施工し終わると、外壁材の取付け作業に入ります。
この住宅は、横張りのサイディングで、木目調の柄に黒い塗装済みの製品を使用します。
今回採用の製品は、木目がかなりリアルに再現されており、光触媒の効果で汚れが付きにくくなる塗装も施されています。

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横張りなので、一枚一枚ズレが無いよう丁寧に施工していきます。

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石膏ボード

石膏(せっこう)ボードを施工していきます。
石膏ボードは、火や熱にさらされると、石膏に含まれている水分が蒸気として空気中に放出され、熱を吸収する役割があります。耐火性という観点で大きく寄与しています。
大工さんが全て、丁寧に施工していきます。

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木工事

階段手すりを施工している様子です。材料を確実に接着できるよう、「クランプ」を使用して乾燥するまで挟みこみます。上からビスで止めてしましえば、簡単に作業は終わってしますのですが、なるべくビスなど金物が表にでないよう、ひと手間かけて施工します。

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設備配管

水道などの給排水設備、コンセントなどの電気設備。これらの内部配管工事を行います。
配管を取り付ける際、壁や床に穴をあけて管を通します。現場監督は、構造に影響が無いか等を事前に調べ、職人さんと連携を取りながら穴をあける箇所を指示します。

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通気胴縁

外壁工事が始まりました。
まず施工するのは、外壁に通気層を設けるために通気胴縁という下地部材を施工します。写真に見える木材部分が通気胴縁となります。

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ユニットバス

ユニットバス施工されました。ユニットバスは、天井・浴槽・床・壁、それぞれの部品を室内へ搬入した後に現場で組み立てられます

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給気口,換気口

エアコンや換気扇などの空気の通り道である、管(スリーブ)を施工しました。
施工前も後も、現場監督が位置や高さが正しいかを確認します。

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防水工事

防水工事とは、建物の大敵である水分から守るための工事です。
雨水などが建物内部に侵入してしまうと、柱や梁が腐食してしまい、カビの発生にもつながります。
写真に写っている「タイベック」とは、耐久性と軽さ、通気性と撥水などの特性をもった不繊布です。

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養生ネット

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足場に養生ネットを張っております。
作業中のゴミが周辺に飛び散らないようにすることと、高所にいる作業者の緊張を緩和させる役割があります。
養生ネットは、現場監督が常に整頓、管理をしており、強風の際は畳むなどの対応も行います。
吹付け塗装を行う場合は、飛散の危険性がある場所は塗装業者も養生を行い、2重に養生ネットを設置しています。

外張り断熱工法

◇外張り断熱とは?
柱や梁の外側からすっぽりと全体を包んで断熱する工法です。そのメリットとは

・断熱材が柱・梁の外側にあるため、断熱材が切れ目なく連続し、安定した高い断熱性・気密性が実現できます。
・外側で断熱するので、夏・冬を通して壁体内も室内と近い環境になり、室内との温度差が少なくなります。そのため、壁体内の結露の可能性も少なくなります。
・断熱材の継ぎ目に気密テープを貼るだけで気密施工が完了するため、施工が容易です。

※壁、屋根断熱材はネオマフォームを使用しております。

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窓まわり

窓が搬入されました。サッシ枠などの細かな寸法を現場監督が計測し搬入の段取りを行います。
壁断熱材が施工し終わるタイミングで取り付けます。
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金物検査

上棟で構造材が建ちますと、金物で必要な部分を全て補強、取付を行います。大工さんが金物を施工し終わると、現場監督が一つ一つ漏れがないかをチェックします。

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上棟

いよいよ上棟です。雲一つもない晴天で、とても上棟日和です。各現場の大工さんが結集し、屋根のてっぺん(棟木)までを一日で立ち上げます。
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あらかじめ工場で加工(プレカット)された材料が搬入されており、大工さんのチームワークで建てていきます。
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2階の床部分の構造材を組むと下地材である杉ムクパネルを敷きます。
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同時に、2階柱を建て、屋根の構造材の準備に取りかかります。
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屋根の構造材(登り梁、棟木など)が組み終わると、上から杉ムクパネルを敷きます。このパネルは2階の天井に現し状態でみえます。
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屋根断熱材(ネオマフォーム)を施工します。
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屋根の下地材(野地板)を取り付けるための受け材を施工します。そして野地板を施工し終わりますと...
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無事、上棟を終えることができました。本日は誠におめでとうございます!
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先行足場

手すり先行足場を設置します。手すり先行工法により、足場の組立・解体時に常に先行して手すりが設置してあるので、墜落する危険性を防止します。
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土台敷き

木工事がはじまりました。まずは建物の土台となる部分からつくります。あらかじめ工場で加工(プレカット)された木材が搬入されています。
土台は構造に大きく影響するため、レベル(高さ)を測定し、1mm単位まで調整します。
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先行配管

基礎のコンクリートが全て打設し終わると、水道設備の配管工事を行います。

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立ち上がりコンクリート打設

底盤を打ち、硬化したら次は立ち上がり部分を打設します。
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基礎コンクリート打設

基礎コンクリートを打設します。まずは足元である底盤からコンクリートを打設していきます。
この時、打ったコンクリートが、むらなく水平になるようレベル(高さ)を測定しながら施工します。
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配筋検査

配筋検査とは、鉄筋コンクリートの工事において、鉄筋が正しく配置されているかどうかを確認する検査のことです。
建物の耐久性などに大きく影響するため、重要な検査です。

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捨てコンクリート打設

捨てコンクリートとは、型枠や鉄筋の受け台となるコンクリートです。
これから基礎コンクリートを打つための土台となります。
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基礎工事着工

いよいよ工事がはじまります。まずは建物の土台となる基礎をつくるための基礎工事がはじまります。

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着工して最初に行われるのが遣り方(やりかた)です。
基礎の外周に、高さや位置の基準となる木枠を回し、板に基礎位置の印を付けていきます。遣り方は、建物の位置を決めるために非常に重要な作業です。

地鎮祭

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地鎮祭(じちんさい)...工事を着工する前にその土地の鎮守の神を祭り、工事の安全を祈願するために行う儀式です。
地鎮祭が始まると同時に天気も晴れ、当日は無事執り行われることができました。

◇雨の日でも地鎮祭はするのでしょうか?
よほどの雨でない限り、地鎮祭は通常通り執り行われます。パラソルを開いて、その中で儀式を行います。