MNS邸
昔からこの地に家を構えている建て主ですが、相続による土地の活用を機に、娘家族との二世帯住宅を建てることになりました。住宅展示場にも足を運んだそうですが、あの営業攻勢が肌に合わなかったそうで、「じっくり話を聞いてくれて、押しつけがましくない」当社を気に入ってくださいました(笑)
現在は2棟の家が建っているだけの非常に大きな敷地は、開発行為によって8つの宅地に分譲します。その内の2宅地を使って、各世帯を上下に分けた、完全分離型の二世帯住宅を計画しました。ただし、玄関どうしで行き来が可能な造りなので、孫を預かる時や、いざという時も安心です。
建物は中庭を囲んだ「コの字」型で、周りから中の様子が覗かれにくくなっています。1階は中央部分が日影になりやすいため、中庭を向く西側部分にLDKを配しました。愛用のソファや家具を持ちこむ他、前の家で使っていた雪見障子も再利用します。2階は中央部分にLDKを配置し、2階の特性を活かした開放的な空間にするとともに、中庭上部のバルコニーとも繋がります。使いやすいL型キッチン、壁・天井を桧板張りにしたハーフユニットの浴室を採用するなど、両世帯の希望がバランスよく叶えられています。
2017.10.12MNS邸
完成
■リビング・ダイニング
■和室
■子供室
■トイレ
■洗面所
2017.09.27MNS邸
ウッドデッキ
桧のウッドデッキが完成し、網戸の取り付けやサッシの調整を行っています。
2017.09.13MNS邸
仕上げ工事
内部も完成が近づいています。2階キッチンの壁には色鮮やかなタイルが貼られ、造作の食器棚や家電台も完成しました。
2017.09.13MNS邸
ウッドバルコニー
2階中庭部分に桧のバルコニーを造っています。手摺り壁は横板目透かし張りにして、手前のシャッター隠しと揃えます。木部には木材保護塗料のノンロットを塗装します。ノンロットは、木の木肌を生かしたごく自然な仕上がりと、天然木の香りを消さないことが特徴です。
2017.09.09MNS邸
パテ
壁の白い部分はパテです。壁を仕上げる前に、石膏ボードの目地をパテで埋めて段差をなくし、石膏ボードの境目、ビス穴などの凹凸を埋めていきます。パテの下処理が仕上がりに大きく影響しますので、丁寧に行います。
2017.08.16MNS邸
キッチン
キッチンを設置する前に対面カウンターを造ります。天板と棚板には、床材に合わせてタモ材を使います。
2017.08.11MNS邸
木工事
和室の鴨居を取り付けました。既存の障子に合わせて内法高さは1800ですが、角の柱を抜いているので開放感があります。
2017.08.05MNS邸
木工事
どちらの玄関にも、杉磨き丸太の手摺を取り付けました。親世帯の手摺はベンチで支え、子世帯の手摺は飾り棚で固定します。
2017.07.17MNS邸
階段
大工が杉板を加工して、手刻みの階段が完成しました。二世帯住宅なので階段は子世帯専用です。玄関にある階段で2階に上がると、引戸の向こうにリビングが広がります。階段下は収納として利用します。
2017.07.10MNS邸
建具再利用
解体前の家で使っていた雪見障子を、新築の家に合うように再利用します。
2017.07.01MNS邸
外壁
下塗りと上塗りの2回に分けてモルタルを塗っていきます。塗り厚は合わせて15mmです。従来のモルタルに比べて軽量なので、建物への負担も軽減され、耐震上も有利になります。
2017.06.28MNS邸
木工事
石膏ボードが張られると随分部屋らしくなり、暮らしをイメージしやすくなってきました。ウォークインクローゼットにも棚が付きました。
2017.06.17MNS邸
フローリング・ラス網
左:内部では、2階の床に無垢板のナラフローリングを張っています。無垢のフローリングは温湿度の変化によって膨張・収縮するため、あまりぴったりと施工してしまうと、膨らんだ時に床板がむくれ上がってしまいます。そのため、薄いパッキンを挟みながら、少し余裕を持たせて施工します。
右:外部では胴縁の外側に防水紙を張って、その上にラス網を張りました。この上にモルタルを塗っていきます。ラス網とは、モルタルの剥落を防ぐために、モルタル下地として使用される金網の事です。
2017.06.14MNS邸
胴縁
大工の内部工事と並行して外壁面の工事も進んでいます。外側にアルミが貼られた断熱材の上に打たれている木材を、胴縁といいます。
この胴縁の上にモルタル下地のラス網を取付けるため、外壁と断熱材の間に隙間が出来ます。この隙間が外側通気層と呼ばれ、暑い夏に熱せられた空気を外に排出する道となります。
2017.06.05MNS邸
木工事
和室押入の敷居を取り付け中です。建具の敷居や鴨居は既製品ではなく、大工が一つずつ加工して取り付けます。
2017.05.26MNS邸
床暖房
1階は床暖房パネルの設置工事中です。床暖房は、足元から部屋全体をムラなく暖め、空気を汚さず、乾燥しにくいのが特徴です。
2017.05.24MNS邸
配管工事
給水・給湯配管は、さや管ヘッダー工法という方式で、起点となるヘッダーから終点の蛇口までつなぎ目がありません。配管の点検やメンテナンスがしやすく、水漏れや赤水の発生もありません。
2017.05.20MNS邸
ユニットバス
この家は2階にハーフユニットバスを入れます。現場で組み立てるため、壁をふさぐ前の木工事前半に設置する点は共通ですが、ユニットバスがこれで完成なのに対し、ハーフユニットはここからが大変です。
2017.05.13MNS邸
筋交い
奥の壁に斜めに入っている木材は、地震の力に対抗する作用を持つ「筋交い」です。当社の筋交いは一般的な材より太いもの(45mm×105mm)を使い、設置個所も多いため、耐震性に優れています。柱に巻いてある青い物は、汚れや傷から柱を守る養生カバーで、真壁造りの家には必須アイテムです。
2017.05.08MNS邸
天井下地
天井の下地を作っています。野縁(のぶち)と呼ばれる30㎝間隔に渡した下地の上に、石膏ボードや仕上げの無垢板を張っていきます。
2017.05.03MNS邸
エアーオープナー
小屋裏の空気の流れをコントロールするエアオープナーを、天井裏に取り付けました。夏はオープナーを開いて、温まって上昇してきた空気を排出し、冬はオープナーを閉じて、暖かい空気の循環を作ります。
2017.04.28MNS邸
防水工事
全ての隙間を発砲ウレタンや防水気密テープで塞ぎます。スリーブ周りやサッシ廻りは専用の防水部材を使用し、さらに粘着性の高いブチル系の防水テープで止めていきます。防水・気密性が保たれていると、結露等を防ぐ効果もあります。
2017.04.19MNS邸
断熱材
室内側は空気の流れを考慮してダイヤカットに成型され、外側はアルミシート貼りで遮熱性能を向上させた、エアサイクルオリジナルの断熱材です。
2017.04.17MNS邸
中間検査
社内検査を行った後に、外部の検査機関による金物(中間)検査を行います。
2017.04.10MNS邸
金物検査
接合金物の検査を行いました。仕口(しぐち)を補強する金物は、種類によって強度が決まっており、金物と木組みを組み合わせることで必要な強度を確保します。
軒桁や母屋と垂木の接合部に『ラフターロック』を使用することで、屋根の面剛性を高めます。建物が完成した時に隠れてしまう部分だからこそ、しっかりチェックします。
2017.03.30MNS邸
上棟
今日は上棟です。一日で構造体を屋根まで一気に立ち上げます。
梁はクレーンで吊り上げて所定の位置に運び、最後は手作業で微調整して納めていきます。ロープで材を固定する際は、傷が付かないように細心の注意を払います。
2階の床は、梁を91cm角の格子状に組んでから厚板パネルで張り固めます。剛床と言って、ここは構造的にとても重要なポイントです。
小屋組みの最後は、棟木から桁に垂木を架けます。
屋根の野地板との間に通気層を形成し、遮熱性能を向上させる屋根断熱材のシャルーフを張ります。最後に野地板を張って、無事に上棟作業が終了しました。
2017.03.27MNS邸
大黒柱
旧家で使っていた桧の大黒柱を再生して、新しい家で使います。
2017.03.24MNS邸
土台敷き
土台には神奈川県産のヒノキ材を使用します。ヒノキは防虫、防腐性能が高く、シロアリ対策として有効です。
2017.03.09MNS邸
コンクリート打設
いよいよコンクリート打設です。まずは、コンクリートが指示通りの配合になっているかと、出荷時刻を納入書で確認します。次にコンクリートの品質検査を行います。スランプ値、空気量、塩化物量を測定し、硬化後破壊の試験用にテストピースも作ります。
コンクリートをバイブレータで振動を与えながら流し込んでいきます。振動を与えることによって、隅々までしっかりとコンクリートが充填されます。それと同時に、コンクリート密度を高めて不要な混入空気を除去し、骨材が均等に分布することで、強度が高くかつきれいなコンクリートになります。最後にコンクリートの表面をトンボでならし、浮き出た水分を除去して、ひび割れを防ぎます。
2017.03.06MNS邸
配筋検査
基礎コンクリートを打設する前に、鉄筋が図面通りに入っているかをチェックする配筋検査を行います。検査項目は、鉄筋の種別、鉄筋の間隔、鉄筋径、かぶり厚さ、定着と継手の長さ、立上り筋の高さ、緊結の状態等です。この検査は基礎の耐久性に影響する非常に重要な検査で、項目ごとに入念に行います。
2017.02.28MNS邸
捨てコンクリート
根切りが終わり、砕石転圧、防湿シート敷きを行い、その上から捨てコンクリートを打設します。 「捨コン」の役割は、防湿シートの保護や、基準となる平らな面ができることで、型枠の精度を良くすることです。
2017.02.27MNS邸
鎮物
基礎の中央付近に、地鎮祭で神主さんからいただいた鎮物(土地の神様への貢物)を埋めます。
2017.02.27MNS邸
埋炭
粉状にした炭を手作業で地面に埋めます。灰を入れては水を撒き、水を撒いては踏んで締め固めを繰り返します。埋炭は、シロアリの被害を軽減させたり、マイナスイオンが増える等の効果があるといわれています。
2017.02.05MNS邸
基礎工事
いよいよ基礎工事に着工しました。まず、遣り方といって、基礎の高さや水平位置の基準となる木枠を基礎の外周に回します。横に渡す水貫と呼ばれる板を、高さをそろえて木杭に固定し、この板に基礎位置の印を付けます。基礎工事の準備としてとても重要な作業です。
2017.01.05MNS邸
地鎮祭
地鎮祭を執り行いました。地鎮祭は、工事を着工する前にその土地の鎮守の神を祭り、工事の安全を祈願するために行う儀式です。