事例紹介

HRF邸

閑静な住宅街、区画は大きく、しかも南側宅地は少し下がっているので日当たりも抜群です。
施主の希望は和風の住まい。リビング代わりの和室とそれにつながる南側の縁側、仕切りとなる障子は雪見障子にしたい。この希望がこのお宅を象徴しています。
1階にご夫婦の寝室、水廻り、収納を設け、将来に備え1階だけで生活ができるようにしたいという希望もあり、これらの希望を叶えようとするととても1階が大きくなりそうですが、ダイニング・キッチンをコンパクトにするなど、割り切りも良く19坪に収まっています。2階は子供室と予備室など必要な面積のみ9坪に抑えています。
外観は、1,2階の面積が大きく異なる間取りを大屋根でひとつにまとめ、高さも低めに抑えることで和の雰囲気を感じられるようにしました。すっきりとまとめたことで、外壁・屋根面積が抑えられ、コストダウンにもつながっています。
また、一部大屋根形状を活かした勾配天井と間接照明、1階と2階予備室との上下のつながりもこのお宅の見どころです。

完成

各職方の頑張りにより、無事 建物完成しました。
現在外構工事中、取り急ぎ、駐車場1台分を整備する予定です。

軒高を抑えた外観は、重心を低く構え、平屋のような和のたたずまいです。
ダイニングキッチン・和室・広縁、各スペースはコンパクトですが、空間のつながりが、奥行きを感じさせ、広く感じられます。お庭の緑が広がれば、更に心地よい空間になることでしょう。
また、ダイニングキッチンの勾配天井から2階に縦方向の広がりもあり、適度な解放感と空気の流れを生み出しています。
2階は、登り梁の構造材とスギムク板を現し、大屋根の形状をそのまま活かした空間となっています。


hrf-161113-1s.jpg
hrf-161113-2s.jpg
hrf-161113-3s.jpg
hrf-161113-4s.jpg
hrf-161113-5s.jpg
hrf-161113-6s.jpg
hrf-161113-8s.jpg
hrf-161113-9s.jpg
hrf-161113-10s.jpg
hrf-161113-11s.jpg
hrf-161113-12s.jpg

足場解体、漆喰下地処理

足場を解体し、建物全容が現れました。大屋根の外観はのびやかでいい感じに仕上がっています。
内部では漆喰工事中で、ジョイント処理後に下塗りを行っています。
漆喰は、下塗りと上塗りの2回で仕上げていきます。
hrf-161103-1s.jpg
hrf-161103-2s.jpg
hrf-161103-3s.jpg

アンテナ取付、内部クロス下地処理

足場解体前に屋根、外壁など、外装を一通り確認しました。
BSアンテナは、お手持ちのものを再利用するため、解体前に取り付けを行いました。
内部では、クロス工事に入り、石膏ボードのジョイント部分をパテ処理しています。
パテの下処理が、仕上がりに大きく影響しますので丁寧に行います。
hrf-161031-1s.jpg
hrf-161031-2s.jpg
hrf-161031-3s.jpg
hrf-161031-4s.jpg

吹付け塗装完了、内部和室造作工事

外部では吹付け塗装が完了しました。
内部では、和室床の間廻りの造作工事を行っています。
床の間は、スギの網代天井仕上げです。
網代天井とは、薄板を縦横に編んでチェック模様の柄にしたもので、比較的小さな面積にアクセントととして使用されます。
いよいよ大工工事も終盤です。

hrf-161026-1s.jpg
hrf-161026-2s.jpg

吹き付け塗装下地処理

外壁は、無塗装サイディングの上に吹付け塗装を行います。
サイディングのジョイント部分をパテで平滑にし、ジョイント部分が目立たないように下地処理を行っています。

hrf-161022-1s.jpg
hrf-161022-2s.jpg

サイディング完了、外部木部塗装

サイディング工事が完了し、軒裏等の木部の塗装工事を行いました。
サイディングは、通気層内に万が一入った場合の水の逃げ道を確保する必要があり、庇の上部は通気層とつなげるなど、ふさぐ部分とつなぐ部分の使い分けが重要です。
hrf-161019-1s.jpg
hrf-161019-2s.jpg

キッチン施工完了

キッチンの施工が完了しました。
施工後はすぐに保護の養生をしてしますので、最後のクリーニングまで見ることができません。
今回は、キッチンハウスの関連会社 グラフテクトのキッチンです。
特徴は、天板も含めて木目柄の高圧メラミン板を使用しているので、木製の家具のようなキッチンです。
キッチンがオープンな造りなので、インテリアのアクセントになることでしょう。
hrf-161014-1s.jpg
hrf-161014-2s.jpg

1階建具枠、ボード張り

内部は、鴨居・敷居等の造作枠等の取り付けと石膏ボード張りを行っています。
だいぶ部屋の雰囲気になってきました。
外部は、木製格子の枠取付を行っています。木製だとアルミサッシにはない、風情が感じられます。

hrf-161011-2s.jpg
hrf-161011-1.s.jpg

通気胴縁施工

外部は、サイディング下の通気層を取るための胴縁を施工しています。
万が一、サイディングのジョイントなどから雨水が侵入しても、通気層から外部に排出されますし、
サイディング裏の熱や湿気を排出する役割も果たします。
内部は、2階の収納部分の杉板張りや石膏ボード張りが完了しました。
hrf-161004-1s.jpg
hrf-161004-2s.jpg
hrf-161004-3s.jpg

外部防水検査

外部の防水に関係する工事が一通り終わった段階で自社の外部防水検査を行います。
ボードのジョイント、スリーブ(エアコン用の配管など)の貫通部、配線の貫通部、サッシ周りなど重点的にチェックします。
スリーブ周りやサッシ廻りは専用の防止部材を使用し、さらに粘着性の高いブチル系の防水テープで止めていきます。
最終的に、このチェックが甘いと雨漏りの原因になり得ますので、とても重要な検査です。
hrf-160927-1s.jpg
hrf-160927-3s.jpg
hrf-160927-2s.jpg

2階木工事

木工事は、敷居鴨居などの造作枠の取り付けと石膏ボード施工を行っています。
まずは2階から進めて、2階を仕上げてから1階の工事を進める手順が一般的です。
ハウスメーカーとの違いは、木目調の出来合いのパーツをだだ組み立てるわけではなく、無垢の木を加工しながらつけていくため手間も時間もかかります。しかし、大工の腕の見せ所でもあります。
hrf-160923-1s.jpg
hrf-160923-2s.jpg

木工事中間確認

お施主様立ち合いによる木工事中間確認を行いました。
壁の石膏ボード施工が本格的に始まる前に、下地の状況と電気配線を確認していただきます。
この段階であれば、多少の配線変更もまだ対応可能です。
外部も、玄関廻りの板張りのなど、現状を確認していただきました。
hrf-160919-1s.jpg
hrf-160919-3s.jpg
hrf-160919-2s.jpg
hrf-160919-4s.jpg

天井ボード、耐力面材施工

天井の石膏ボードを施工と壁の耐力面材施工を行っています。
弊社では基本的に、構造上重要な壁は、斜めに木材を入れる筋交いというもので補強しています。
構造の計算で、さらに強度を上げたい壁や、筋交いでは効果が出にくい部分はバランスを取るためにボード状の耐力面材を施工します。構造合板とは違い、透湿性や健康面で配慮された材料です。
hrf-160913-1s.jpg
hrf-160913-2s.jpg

外周石膏ボード、天井下地下地

内部は天井下地の工事に入っています。
まず外周部は防火認定ため、天井の中も石膏ボードを張る必要があります。
壁ボードを先行し、天井の下地を組んでいきます。
外周部以外は、基本的に天井を先行し、壁を後から施工します。
hrf-160906-1s.jpg
hrf-160906-2s.jpg

屋根、断熱施工完了

屋根のガルバリウム鋼板施工が完了しました。金属葺きもいくつかの葺き方がありますが、このお宅は瓦棒葺きです。
水の流れる方法に継ぎ目がなく、防水性に優れます。
また壁の断熱材施工が完了し、断熱ボード間は防水気密を確保するためテープがしっかりと施工されています。
1階の屋根と壁がぶつかる部分は、屋根の板金を25cmほど立ち上げて防水性を確保しています。
丁寧な施工が安心につながります。
hrf-160901-1s.jpg
hrf-160901-2s.jpg
hrf-160901-3s.jpg

設備配管施工、ユニットバス施工

設備の配管施工とユニットバスの施工を行いました。
ユニットバスは、1坪サイズ、いくつかの部品に分けて搬入し、現場で組み立てます。
部品もそれぞれが大きいので、現場が進んでしまうと搬入もできなくなります。
木工事の早い段階で、ユニットバスは施工され、この部分だけは完成します。
hrf-160825-1s.jpg
hrf-160825-2s.jpg

壁断熱材施工

構造金物の取り付け、及び検査が完了し、サッシの取り付けと壁断熱材の施工が始まりました。
弊社は外張り断熱を標準断熱工法とし、180cmX90cm、厚さ45mmのボード状の断熱材で柱梁などの構造材ごとすっぽりと覆います。
hrf-160820-1s.jpg
hrf-160820-2s.jpg

金物検査

自社の金物検査を行いました。
全数確認し、記録を残していきます。
この後、外部検査機関による中間検査を受けます。
hrf-160805-1Ms.jpg
hrf-160805-2Ms.jpg
hrf-160805-3Ms.jpg

上棟

いよいよ上棟です。
1階の柱を建てるところから一気に屋根の防水シートまで施工しました。
通常はここまで行うことは難しいのですが、いつものメンバーでチームワークよく作業することで可能となります。
木組みが見える家なので、なるべく雨で濡らしたくはありません。これで雨が降っても、全く問題ありません。
hrf-0725-10008.jpg
hrf-0725-20007.jpg
hrf-0725-30006.jpg
hrf-0725-40005.jpg
hrf-0725-50004.jpg
hrf-0725-60003.jpg
hrf-0725-70002.jpg
hrf-0725-80001.jpg
今回は大屋根の家で、2階建てと比べて高さが低く抑えられ、重心の低いプロポーションがきれいです。

土台敷き

土台には、神奈川県産のヒノキ材を使用します。ヒノキは防虫、防腐性能が高く、シロアリ対策になります。
土台が水平でなければ、上に立つ柱も垂直には立ちません。土台が水平になるようミリ単位で高さ調整を行うことも重要なポイントです。
hrf0714-20009.jpg
hrf-0714-10001.jpg

基礎完成

型枠を外すまでの養生期間をしっかりと取りながら工事を進め、基礎工事がほぼ完了しました。
メンテナンス性に優れた独立型の基礎です。
内側に断熱材が張られているのがわかります。
hrf-07080001.jpg

立ち上がり型枠工事

立ち上がり部分の型枠を組み、断熱材を枠内にセットします。
基礎立ち上がりの内側で断熱を行う基礎断熱を採用しています。
hrf-0627-20010.jpg
hrf-0627-1 0011.jpg

底版コンクリート打設

配筋検査も終わり、底版のコンクリート打設を行いました。
バイブレーターを使い、しっかりと充填していきます。
最後にコンクリートの表面をトンボでならし、浮き出た水分を除去することでひび割れ防止になります。
hrf-0625-10013.jpg
hrf-0625-2 0012.jpg

配筋検査

鉄筋の配筋が終わった段階で、配筋検査を行います。
鉄筋径、かぶり厚、定着、対角長さなど設計図書との整合性を確認します。
hrf-0624-10001.jpg
hrf-0624-2M0001.jpg

捨コン打設

根切が終わり、砕石転圧、防湿シート敷きを行い、その上から捨コンを打設します。
捨コンの役割は、防湿シートの保護や、基準となる平らな面ができることで、型枠の精度も良くなります。
hrf-06170001.jpg

遣り方、根切り工事

いよいよ基礎工事が着工しました。まず、遣り方といって、基礎の高さや水平位置の基準となる木枠を基礎の外周に回します。木杭に横に渡す水貫と呼ばれる板を高さをそろえて固定、この板に基礎位置の印を付けます。今後の基礎工事においてとても重要な作業です。
hrf-0610.jpg
次に根切り工事、建物の外周部、内周部をショベルカーなどを使い、(現場の通称は、「ユンボ」)地盤を基礎底面まで掘り下げ、平らに仕上げます。
hrf-0614.jpg

地鎮祭

地鎮祭は、工事を着工する前にその土地の鎮守の神を祭り、そして工事の安全と家族の繁栄を祈願するために行う儀式です。
hrf-0423.jpg
hrf-0423-2.jpg