木と土を感じる生活をしたいと結婚を機に北鎌倉の小さな谷戸に移り住み、その隣の敷地が売りに出されたのが自分達の家を建てようと思ったきっかけでした。
土地を購入する前に、レッドゾーンではないものの、鎌倉市の崖地条例にどのように対応するのかを判断する必要があったことから、大手のハウスメーカーから、モダンな家屋を設計する建築事務所や、地元の工務店等、色々な事業者さんに相談をさせていただきました。
その中で一番惹かれたのは、地元の神奈川県産の木材を利用し、伝統的な日本の木造家屋のノウハウを上手く活かした家を建てる神奈川エコハウスさんでした。
完成した住まいは、シンプルでナチュラル、そして程よくモダン。外観は近所の方や友人から「素敵なお家ですね」と声をかけていただくことも多く、この土地に自然に馴染む佇まいにとても満足しています。
計画当初は、思いつくままに希望をお伝えしてしまい、方向性が定まらない部分もありましたが、出来ること、出来ないこと、意匠的にやめた方が良いことについて、丁寧に説明いただきました。
建ぺい率の制限で悩んだ際も、何度もプランを出し直してくださり、安心して家づくりを進めることができました。
コスト面についても、私たち以上に気にかけてくださっていた印象があります。
1階のリビングの天井を梁がそのまま見えるようにしたいという希望は、建築士さんの通常のセオリーとは異なっていたようですが、受け入れていただき、建築士さんが全体を丁寧に整理し、最終的にはブレのないシンプルで統一感のあるデザインにまとめてくださいました。
外壁は周囲の環境に合うようにアースカラーの特注色にしましたが、サンプルをわざわざいくつか造っていただいたため、現地で天候や日の移ろいの違いと比較しながら納得するものを選ぶことが出来ました。
施工中は隣に住んでいたこともあり、家族でよく現場を見に行きましたが、いつも大工さんが快く対応してくださいました。
住み始めて何より良かったと感じているのは、居室は全て木張りの天井で、床は無垢材を採用したことによる木に囲まれる安心感と心地よさです。
コーティングなしの無垢床を、幼児のいる家庭で採用するのは正直勇気がいりました。食べこぼしや傷もありますが、染みはオイルでお手入れしたり、へこみは水分と熱で戻したりと、子どもと一緒に手入れを楽しんでいます。そのたびに木の香りがふわっと立ち上がり、新築時のような香りに癒やされ、また「無垢床の足ざわりの良さを人生で知ることができてよかった」と感じています。
エアサイクルの効果は目に見えないのですが、家全体での寒暖差が少なく、夏は室温を2~3℃下げ、冬は室温を4~5℃上げるそうなので、冬も穏やかな暖かさで快適に過ごせています。
打合せ内容の反映漏れが一部ありましたが、完成後にできる範囲ですぐに対応していただき、アフター面でも安心感がありました。
これから家を建てられる方への個人的なアドバイスとしては、外構のイメージを計画段階からある程度持ち、外構業者との打合せを建物計画と並行して進めると、全体のまとまりや将来の使い勝手の面でもより良いと思います。
素材の心地よさと丁寧な仕事に囲まれ、日々の暮らしの中で家への愛着が少しずつ深まっています。お願いして本当に良かったと思っています。
