事例紹介

No.23 藤沢市 S様

竣工:2016.02

 築97年の老朽家屋を解体し、同一住所に平屋を建てました。古い家には比較的新しい増築部分(築40年)があって、これを切り離して仮住まいとし、解体から完成までの建築作業を、真夏から真冬までほぼ毎日夫婦で見続けました。
 仕事振りはあらゆる段階でていねいな作業であったと思います。さまざまな建築作業がありましたが、特筆すべきは、棟上げ以降完成までの大工作業を、名前のわかる一人の大工さんが、毎日毎日時間をかけて端から順番に積み上げて完成に至ったことです。使用した木材が産地のわかるものであり、製材所もわかっていて、その製材所から必要に応じて届けられるのもうれしいことでした。
 敷地は傾斜地の裾の湿気の多い土地で、旧宅は湿度の高い家でしたが、新居はいわゆる"冬暖かく夏涼しい"という標語に近い(冬は確かに暖かい、夏はエアコン併用)快適な家となりました。