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2018.05.10 / よもやま話

朝ドラの風景

NHKの連続テレビ小説、通称「朝ドラ」をご覧になっている方はいますか?出勤の早い方や通勤時間の長い方は見られないと思いますし、そもそも興味の無い方もいますよね(笑)
現在放送中の朝ドラ「半分、青い。」は、脚本が北川悦吏子さん、主演が永野芽郁さんで、「ちょっとうかつだけれど失敗を恐れないヒロインが、高度成長期の終わりから現代までを七転び八起きで駆け抜け、やがて一大発明をなしとげるまで」の物語です。主人公の父親役を滝藤賢一さん、母親役を松雪泰子さん、幼なじみを佐藤健さんが演じています。

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舞台は岐阜県東美濃市という架空の町と東京なのですが、この「東美濃市」の撮影は東濃地方と呼ばれる恵那市、土岐市、多治見市などで行われています。ロケ地が分かって、俄然目が離せなくなりました。なぜなら早川工務店(多治見市)との付き合いが始まって以来、多治見市で5棟、土岐市で1棟、恵那市で1棟の住宅をアースデザインオフィスで設計していて、私にとって非常に馴染みのある場所だからです。

主人公の故郷である「東美濃市梟(ふくろう)町」の商店街を見た時、すぐにそれが重要伝統的建造物群保存地区(以下、重伝建地区)の「岩村」であることに気付きました。「ふくろう商店街」というオープンセットがあるのですが、番組の美術スタッフが実在する岩村の町家を飾ってセットにしているようです。

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ちなみに岩村の町並みと岩村城址については、5年前にブログで書いています。

話を「朝ドラ」に戻しますが、私の「朝ドラ」歴はかれこれ25年になります。高校生までは全くドラマの存在には気付かず、大学生になっても一、二年生の時は朝が早くてほとんど見られませんでした。三年生の時に石田ひかり主演の「ひらり」が放送され、相撲部屋の話で面白かったこともあり、毎回見ていました。これが「朝ドラ」との付き合いの始まりだったと記憶しています。
次作は戸田菜穂主演の「ええにょぼ」で、この舞台は京都府伊根町という舟屋の残る古い町並みでしたが、伊根町はドラマ放映の12年後(2005年)に重伝建地区に選定されています。広島県竹原市で撮影された「マッサン」(玉山鉄二主演・2014年)や、広島県尾道市を舞台にした「てっぱん」(瀧本美織主演・2010年)、埼玉県川越市を舞台にした「つばさ」(多部未華子主演・2009年)など、重伝建地区や古い町並みが朝ドラの舞台になることは度々あります。

町並みの話とは別に、最近では「ひよっこ」(有村架純主演・2017年)、「あまちゃん」(能年玲奈主演・2013年)、「ゲゲゲの女房」(松下奈緒主演・2010年)などが好評でしたが、皆さんの好きな「朝ドラ」は何でしたか?
私が好きだったのは「ちりとてちん」「てるてる家族」「ちゅらさん」等々。一つには絞れません(笑)

岸 未希亜

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