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2026.07.29 / 建築と住まいの話

鎌倉G邸 完成見学会の見どころ

今週末に見学会を開催する「鎌倉市G邸」の見どころを紹介します。

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今回も鎌倉らしい谷戸の敷地ですが、谷底ではなく山の中腹にあり、坂を上り切った最奥の場所です。道路を挟んだ反対側に崖が迫っていて、緑豊かな環境の反面、土砂災害特別警戒区域とも紙一重。土砂災害特別警戒区域の後退線(レッドゾーン)、狭あい道路によるセットバック+風致地区の壁面後退によって、家が建てられる場所は限られました。

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上屋(2階建て部分)を敷地の北と東に寄せ、敷地がやや膨らんでいる南西部分に玄関を設け、リビング前の土庇へと屋根を連続させました。建て主は和風の家を志向されているため、この下屋の屋根は和瓦葺き(いぶし瓦・桟瓦葺き)にしています。また、2階部分の外壁は標準の左官仕上げですが、1階部分の外壁は「ささら子下見板張り」という古民家のような意匠で、思わず足を停めて見てしまう外観です。

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1階は水回りを北側にまとめ、約18帖のLDKが広がります。目を惹くのはフラット天板のペニンシュラキッチン。キッチンとテーブルが一列に並ぶ「横並びダイニング」は配膳動線が短いのがメリットです。奥のパントリーに冷蔵庫を隠して生活感を薄めた効果もあって、キッチンに主役のような存在感があります。
キッチンの角にある丸太の柱は、肌理の細かい北山杉磨き丸太で、この大空間を支える重要な構造柱です。

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2階は北側に寝室とウォークインクローゼット、南側に子供室とフリースペースがあります。吹抜けに面したフリースペースは、リビングの一部の様な距離感と使い方ができる上、日常的には室内干しスペースです。中央にある3帖の書斎はご主人の仕事と趣味のスペースで、窓からは緑が見えます。

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6帖あるロフトは収納スペースとしてだけでなく、ここに設置したエアコンで、2階各部屋から1階まで冷房する計画です。また、南面の窓外(土庇の上)には、腰掛けるのはもちろん、布団干しも兼ねたベンチを造りました。

親子3人や夫婦2人で住む方にはちょうど良い大きさで参考になると思います。そして瓦屋根や下見板張りに興味のある方は、ぜひご覧になってください。

岸 未希亜

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