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2025.08.09 / お知らせ

完成事例を加えました

新たに完成事例を加えたので、詳しく紹介します。
この家の見どころは幾つもありますが、一番の特徴は茶室があることです。

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住宅の中につくる茶室は、部屋の多目的利用や動線の制限などがあって、正式な形に造るのが難しい面もあります。今回も客間としての使い方は想定していますが、茶室の外側に内縁(畳廊下)を回しているため、亭主の動線や客動線には配慮することができました。

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夏季(5~10月)は風炉(ふろ)と呼ばれる置き釜を使うため、炉は隠れていますが、中央の畳に炉が切ってあり(4畳半切り)、天井には蛭釘(釣り釜を吊るすためのフック)も打ってあります。当然のことながら床の間も造りました。床柱は北山杉の天然絞り丸太、床框は磨き丸太タイコ(上下を水平に落とした丸太)で、軸を掛けるための折れ釘、花器を掛けるための無双釘も設置しています。
畳寸法にもこだわりました。建築の基準寸法は一般的に関東間(1間=1820mm)の柱割り(通り芯が基準)ですが、茶室だけは京間(1間=約1970mm)で設計しました。6尺3寸×3尺1寸5分(1910mm×955mm)の京畳を基準にした畳割りなので、関東間の4畳半に比べて17%も広く、ゆとりのある茶事空間になっています。

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露地(ろじ)と呼ばれる庭から席入(せきいり:茶室に入ること)するのですが、露地には灯籠や蹲踞(つくばい:手を清めるための手水鉢)などの点景が散りばめられ、清水垣(しみずがき)と呼ばれる竹垣で囲われています。席入する際の楽しみであり、茶席として使わない時は室内からの眺めも楽しむことができます。

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敷地は鎌倉の中心部に近い場所ながら、背面に山が迫り、目の前に小川が流れる自然豊かな環境です。周囲には寺院も点在しています。そんな環境を最大限に享受するため、2階リビングの家にしました。

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裏山の緑を眺められる東側にダイニングと小上がりの畳座(畳リビング)を設け、ルーフバルコニーに出れば自然を直に感じられます。小川が流れる西側にはデスクカウンターを備えた和室があって、この部屋も客間として使用できます。

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ご主人は蝶の収集家で、寝室の隣にある標本室の棚には多くの標本が並んでいます。裏山から続く庭のスペースが広過ぎて庭の完成はまだ先になりますが、鮮やかな色の蝶が舞う緑豊かな庭の完成が楽しみです。

この住宅は「緑に囲まれた茶室とルーフバルコニーのある家」として、ホームページの「事例紹介>完成物件」に加えました。ぜひこちらをご覧ください。

岸 未希亜

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