今週末に見学会を開催する「鎌倉市M邸」の見どころを紹介します。
鎌倉の中心部に近い場所ながら、背面に山が迫り、目の前に小川が流れる自然豊かな環境です。鎌倉らしい谷戸の景観は土砂災害警戒区域とも紙一重ということで、家を建てられる場所は限られ、敷地の南寄りに家を配置することになりました。
道路面には小川の土手に生える樹木が葉を広げていて、西日を遮ってくれます。敷地が道路面より少し上がっているので、アプローチを長めにして玄関までの段差を緩やかにしました。まだ外構工事の途中ですが、天然石のアプローチが迎えてくれます。
建物が南寄りなので目の前には隣家があり、1階の日当たりが悪くなります。しかしエレベーターの設置も念頭にあったため、迷うことなく2階リビングにしました。裏山の緑を眺められる東側にダイニングと小上がりの畳座(畳リビング)、小川が流れる西側にデスクカウンターを備えた和室、キッチンとパントリーからも緑が見えて、大袈裟に言えばカーテンの要らない住宅です。
ダイニングの南側にあるランドリールームは4帖あり、ガス乾燥機「乾太くん」や作業台、収納も充実しています。日当たりの良い室内物干場も兼ねていて、勝手口からバルコニーに出ると外干しも可能です。
1階には水回り、寝室、豊富な収納スペースの他に茶室があります。茶室は京間(関東間の1帖は1.55㎡/京間の1帖は1.82㎡)の4帖半で設計してあるので広く、その庭側2面には畳廊下(内縁)を回しているので、非常にゆとりのある茶事空間になっています。床柱は北山杉の天然絞り丸太です。
茶室から眺める景色は「露地(茶室へのアプローチ)」を近景に、自然の森を遠景にした奥行きのある庭になる予定です。茶室と畳廊下の間仕切りは雪見障子にしているので、障子を閉めた状態でも庭が見えますし、障子を引き込めば景色との一体感も大きくなります。
周囲を自然に囲まれた環境で、1階からも2階からも、そしてルーフバルコニーからも背面の森が眺められ、涼しい風が通り抜ける家です。
岸 未希亜
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