このブログをご覧になっている方で、「日替わり店長」という言葉を聞いたことのある方はいますか？
その言葉通り、お店のオーナーとは別に日替わりで店長が変わるシステムのことです。店長を務める人はその日限定で自分のやりたいようなお店を開くことが出来ます。昨年私の地元のサッカー仲間２人がその「日替わり店長」のビジネスを藤沢で立ち上げたのですが、この度私がその1日店長を務めることになりました。
実は昨年のビジネス立ち上げ当初から「やってみないか？」というオファーはオーナーの2人からありました。彼らからご飯にも誘って頂きお店の説明までして頂いたのに、「いつかやりたい」と言いながら、集客できなかった時のことばかり考えてしまい、それから1年間はお店を開くというところまでは至っていませんでした。ただ、周りの友人の多くが様々な分野で事業を起こしているのをみて、リスクばかり考えるよりもまずは行動してみようということに。いくつかあった中で私の選んだコースは、コンセプトの決定や材料集めなど全て店長が行うというものでした。
《内装工事中に案内してもらった時の写真》
「やるからには成功させたい。」
しかし、計画を立てる最初の段階で致命的な不安材料が出てきました。
、、店長である私が料理を作れないのです（苦笑）。
料理の出来ない店長なんて聞いたことがありません。本来なら開店日に合わせて料理を作れるようにしなければならないのですが、不器用な私がやるより得意な人に任せた方が良いという言い訳じみた発想になり、高校の友人２人をアシスタントとしてきてもらうことに。二つ返事で引き受けてくれたので、私にとっての最初の関門は突破です。
次にメニューを考えたのですが、思った以上に計画を練るのが難しいということに気が付きました。お店に来てくれる友人には満足してもらいたい。ただ、単に質の高い料理やお酒を飲みたいのなら、従来からあるお店に行くわけで、来てくれる方は私に会いに来てくれるからだと思うようにすることに（笑）。料理やドリンク作りは友人アシスタントに任せ、私は出来るだけお店に来てくれた友人と話すことメインの役に回ることにしました。
大枠の計画が決まったところで次は集客です。主な集客方法は、私の私用SNSで告知するということでした。また、仲の良い友人や久々に会いたい友人には個別で連絡したりもしました。一般のお客様は対象にしていなく私の友人限定だったので、お店を成功させるにはここの集客にどれだけ力を入れるかが最も大きなポイントでした。
そして迎えた当日、食材等やドリンクは少しでも安く済ませたいと思い座間のコストコに友人と買い出しに行き、16時からの開店に向けて準備を進めていきました。友人が沢山来てくれますようにと願いながら無事に開店。
《序盤》
《中盤》
《終盤》
当初は最低でも10人、出来れば20人くらい集まってほしいと思っていましたが、終わってみれば34人の方に来ていただき、計10席の店内は終始満席と大成功に終わりました。中には静岡市から来てくれたり、15年振りに会いに来てくれた友人もいました。何人もの方が差し入れを持ってきてくれたり、友人同士が仲良くなったりしてくれて本当に嬉しかったです。
《提供した軽食》
当日は朝から準備や買い出しで、かなり疲労も溜まりましたが、それ以上に達成感がありました。自分にとっての初めての試みで想定外のことが起こることも覚悟していましたが、34人もの友人が集まってくれたことが一番想定していなかったことです。かなり忙しかったですが、この場を提供してくれたオーナー、手際よく動いてくれたアシスタントの友人には感謝したいです。また、今回の企画は「どうすれば皆に満足してもらえるか」を考えた計画でしたが、終わってみれば期待以上の結果になり自信にもなりました。今回の経験を糧に、次回の企画も考えていきたいと思います。
《店頭に立った3人で記念撮影》
神奈川エコハウス 下平雄介
