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2023.06.29 / お知らせ

完成事例を加えました

また一つ、新しい事例が加わったので紹介します。
今回は建物を紹介する前に、まず当社で家を建てた経緯について触れない訳にはいきません。

建て主ご夫婦は、数多くの工務店を回って多くの提案をもらっていましたが、どれにすれば良いか決めかねていたそうです。「最後にもう1社見てみよう」と当社のHPを見ていたところ、社員紹介のページに、大学時代の偉大な先輩の名前を見つけてしまったのが運のツキでした(笑)

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敷地は道路面に2台分の駐車スペースがあり、その後ろに擁壁が立ち上がって2mの高低差があります。そして方位が約45度振れているため、LDKを隣地側に向けるか道路側に向けるか迷う状況でした。他社案を幾つか見たところ、いずれも隣地側(南東面)に庭やデッキを配した南東向きプランでしたが、現地に立ってみると「道路側を向きたいな」と感じました。それは、隣地側は目の前に隣家の外壁があるのに対し、道路側の空間の広さと視線の抜けが大きかったからです。

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隣地も道路側には建物が無いので、LDKをできるだけ道路側に寄せた上で、隣地側(南東)の窓から採光しながら道路側にひらく形にしました。そのため、家の角に窓を寄せるコーナー窓を採用し、屋外空間との一体感を高めています。

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また、それによって玄関を奥の方に配置し、帰宅後の水回りへの動線もスムーズになっています。この間取りが他社案と大きく違っていたので、先輩後輩を度外視しても信頼を得られたのかなと思います(笑)

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奥様は建築家住宅のテイストが好きで、バイブルとなる建築本を持っていました。その好みを反映して、室内は外周の柱・梁を隠した大壁をベースに、床梁と丸太柱が見えるナチュラルモダンな空間になっています。そして造り付けの収納や建具、タイル、照明器具など、細部までこだわりが反映されています。

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ご主人の書斎の横に長男のスタディコーナーがあるのですが、そのスペースを冷やしながら、冷気が吹抜から1階まで下りるように、2階廊下の高い位置にエアコンを設置。話を聞くと、夏の冷房はこれ1台で十分だったそうで、各部屋のエアコンはほとんど使わなかったとか。
エアサイクルのパッシブ効果によって、G2レベルの家と変わらない快適性を享受しているようです。

この住宅は「斜め方位を魅力に変える、コーナー窓の家」として、ホームページの「事例紹介>完成物件」に加えました。ぜひご覧ください。

岸 未希亜

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