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2022.07.26 / 建築と住まいの話

完成事例を加えました

前回に続き、6月上旬にも住宅の撮影を行いましたが、またまた仕事が立て込んでしまって公開まで時間を要してしまいました。
この時は梅雨入りしていたので、週間天気予報では一週間ずっと曇りマークでしたが、やがて撮影予定日に晴れマークが出てひと安心。ところが前日の予報でまた曇りになり、当日朝の予報まで判断を遅らせて様子を見ることにしました。翌朝、ウェザーニュースによると藤沢市は昼前の1時間に晴れマークが出ていたため、思い切って賭けに出ました。その結果は・・・

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家族の団らんは主に床座スタイルということで、ソファーを置いても十分な広さを確保し、ダイニングテーブルを中心としたリビング・ダイニングにしました。壁にグリーン系の「薩摩中霧島壁」を塗っているため、白い壁に比べてかなり落ち着いた雰囲気になっています。そして大きな窓からは雑木の庭が眺められます。外構・造園は、厚木市にある「景色工房サフラン」の手によるものです。

広さと性格の異なる2つの書斎スペースがあること。それがこの家の大きな特徴です。

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奥様の書斎はパントリーも兼ねた2帖強のスペース。キッチンと洗面洗濯室の間に設けているので、家事動線を短縮する近道になっていて家事コーナーも兼ねられます。よく目立つ白い椅子が印象的でした。

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ご主人の書斎は、窓から富士山が眺められる独立した6帖のスペース。L字型のデスクカウンターを造るとともに、WEB会議が多いためデスクの背景を見栄え良く整えました。そして、ご主人達ての希望で梁からサンドバッグを吊るしています。何とキックボクシングのトレーニングルームでもあるのです。サンドバッグ用の吊金物を固定するために特注の金物を用意したのは初めてでした(笑)

昼前に晴れ間が出たため、室内の撮影を中断して先に外観を撮影。木部の赤茶色は鮮やかですが、アースカラーの濃いグリーン系の外壁、そして家の周りに植えられた雑木によって、周囲の風景に溶け込んでいる感じです。

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背景が青空だと建物も映えるので、外観は「晴天」が断然良いのですが、室内の撮影は「曇り空」の方が良いことをご存知ですか?
日射しが強いとコントラストが強過ぎて、室内が暗くなったり窓の外に見える庭が白く飛んでしまったりするからです。人間の目は、室内と屋外のどちらも同じように認識できますが、カメラのレンズはそうはいきません。後から写真を加工することもできますが、やはり自然光で撮った素の写真が一番良いと思います。
1時間もするとまた空が曇ってきたので、この日は正に建築撮影に適した一日でした。

この住宅は「雑木の庭とサンドバッグのある家」として、ホームページの「事例紹介>完成物件」に加えました。ぜひご覧ください。

岸 未希亜

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