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2022.04.03 / 建築と住まいの話

コストアップが続く今、nichi-nichi-kaという選択も

 コロナ渦で木材を初め、様々なものが値上がりをしている状況で、住宅設備ほかいろいろな建材が4月以降に値上げという話もきています。更に、ロシアのウクライナ侵攻の影響も今後大いにでてくる商品も考えられます。日本に入ってきているロシア産木材も多く、一度落ち着きを見せた木材も再び高騰する兆しがあり、第2次ウッドショックになるのではという話もあります。神奈川県産材や国産材を中心とする当社の家づくりも、あおりを受けて国産材が上がってしまうので、少なからず影響がでてきます。
今、家づくりを検討している方は、予算に十分な余裕がある方は別として、とても厳しい状況にあるかと思います。少し待っても今の状況が落ち着き、価格が下がるとは思えませんし、インフレ基調で全体的に物の値段が上がっていくことが予測されています。

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 当社を検討されている方は、無垢の木や漆喰・珪藻土といった自然素材を使い、しっかりした職人によるクラフト感のある住まい、さらに高気密・高断熱・高耐震といった基本性能も求められる方が多いです。一般的に人件費や宣伝広告費等の経費が抑えられる工務店の方が、大手のハウスメーカーに比べてリーズナブルと言われ、実際に安いと思いますが、高品質な住まいはそれなりの価格になってしまいます。

当社では注文住宅「アースハウス」とガイドライン付き注文住宅「nichi-nichi-ka」という2つのシリーズがあります。土地購入から家づくりを検討されている方は、特に予算的に厳しい面があり、当社の良さを活かした住宅をリーズナブルに提供するために2013年より「LO-CO」シリーズをスタートしました。そして、デザインやプランなど対応の幅を広げるために2020年より、ガイドライン付き注文住宅「nichi-nichi-ka」シリーズとしてリニューアルしています。

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 延床面積30坪程度の住宅で比較した場合、ざっくりとした目安ですが「アースハウス」では、外構工事(駐車場、フェンス、植栽等の工事)を除いた建物に関わる費用が2700~3200万円程度(税込み)とご説明しており、「nichi-nichi-ka」では2400~2700万円程度(税込み)。シリーズによる価格の違いは目安として300万円程度とご説明しています。

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ウッドショック以降の価格の影響を全体の1~2割程度上がったという会社が多いようですが、当社は構造材に神奈川県産材を使用し、各仕入れ業者にも協力してもらっているので、そこまでの影響ではありません。nichi-nichi-kaも値上げをしていますが、延床面積30坪であれば100万円程度(税込み)のアップにとどめています。
予算の関係で、自然素材を使いしっかりとした家づくりをあきらめようかとお考えの方は、ぜひ一度「nichi-nichi-ka」シリーズをご検討ください。
ガイドラインの内容は、土地の形状やこだわりの内容によっては、大きな制限となる場合もありますが、シンプルな住まいを求めている方には、家づくりを失敗なくスムーズに導くためのガイドになってくれると思います。

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「nichi-nichi-ka」は「日日是好日」にちなんでいます。これは単に日々(毎日)がすべて「好日」=いい日ということではなく、いい日、悪い日いろいろあっても、「自分らしく」過ごせれば「好日」という深い意味があるそうです。
「自分らしく」「自分たちらしく」あるということは、自分たちが実感すること、満足することが大切なので、お金をかけずにできることがたくさんあります。逆に全部やってもらうよりも、自分たちで考えて実行したり、アレンジすることで「らしさ」を実感できることも多いでしょう。インスタでみんなに「いいね」をもらうのは何よりも見た目が大切なのでお金もかかりますが、家族みんなに「いいね」をもらう方法はいろいろあります。それには住まいや暮らしついて、家族で話し合うことが一番大切な気がします。その話し合いは建てて終わりではなく、ずっと暮らしながら楽しみながら続くのでしょう。
私たちも最大限のお手伝いをしますので、コストアップの波に負けることなく、「日日是好日」な暮らしを手に入れられるように頑張りましょう!

「nichi-nichi-ka」の詳細はこちらをご覧ください。https://www.nichi-nichi-ka.jp/

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