ブログ

2022.03.08 / 建築と住まいの話

デザインコンテスト

昨年に続き、今年もエアサイクルの家・デザインコンテストの投票が始まりました。

ACdeco2201.jpg
昨年は投票結果を踏まえて受賞作品を決めましたが、審査員による評価と投票結果が必ずしも一致しなかったため、今年は審査員が選ぶ作品と、一般ユーザーが投票で選ぶ作品を分けて考えることになりました。
今年の応募作は去年よりも少ない20作品ですが、以下のサイト(エアサイクルの家)から「エントリー作品一覧」を見ることができるので、ご覧ください。
https://www.aircycle.co.jp/newsblog/2022/02/3837/

当社からエントリーした住宅は2つあります。
一つ目は、No.74「部屋を動かす2階リビングの家」です。
北側二面で接道している敷地で、南西隣地に背の高い住宅があって午後の日を遮るため、2階リビングの家にしました。南東隣地の家とは距離が取れるので、南東側に大きな窓と大きなウッドバルコニーを設け、庭代わりに「空の下のリビング」にしています。

ACdeco2202.jpg

奥様が自宅を仕事場にすること、子供がまだ小さくて部屋の使い方が不確定なことから、主寝室以外の部屋は用途を決めずに「室1/室2/室3」と名付けました。初めは「室3」を仕事場として使い、子供の成長に合わせて子供部屋に変更します。

ACdeco2203.jpg
小上がりのリビングと対面キッチンに挟まれたダイニングは、広いバルコニーと空間的に連続し、大きな広がりを感じます。北欧の文化やデザインが好きな建て主の好みに合わせ、和小屋でなく登り梁を採用し、緩やかな勾配天井にしたことで、北欧スタイルの優しい雰囲気をつくりました。

二つ目は、No.79「絶景と暮らす傾斜地の家」です。
250坪以上ある敷地の大部分は斜面ですが、接道する北側は平坦なため、そこを建物の2階レベルに設定して、敷地に馴染む計画としました。
2階玄関からリビングに入ると、大空間と大きな開口部に迎えられ、さらに雨戸、木製サッシ、組子障子を重ね使いした開口部を全開すると、絶景が広がります。窓の外のバルコニーは空中に跳ね出す形で広くしたので、特別な浮遊感があります。

ACdeco2205.jpg
国産松の曲がり梁を使った大工手刻みの小屋組み、アイランドシンクを含む家具造りのキッチン、島根県の建具屋が製作した組子障子、有田の作家が作った有田焼の洗面ボウル等、どれも職人技の逸品です。

ACdeco2204.jpg

1階にある寝室と客室は、障子と木製ルーバーを開口部に重ね使いし、杉中杢板の目透かし張り天井で和の雰囲気にしました。浴室とシャワールームは、どちらもガラス間仕切りで洗面室と一体の空間です。そしてどの部屋からも、抜群の眺望を楽しむことができるのが特徴です。

投票期間は2月10日から5月8日と長いので、時間のある時に「エントリー作品一覧」をご覧ください。
昨年、神奈川エコハウスの家には票が集まらなかったので、今年は投票をお願いします(笑)

岸 未希亜

-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-
創業から49年の実績。自然素材を使った健康住宅で地域に根ざす工務店
藤沢 鎌倉 茅ヶ崎 湘南 神奈川
新築もリノベーションも、注文住宅の木の家は神奈川エコハウスにご相談ください
木造住宅/和風住宅/和モダン/自然派健康住宅/エアサイクル住宅

Category
お知らせ
建築と住まいの話
よもやま話
ロコハウス
書籍・メディア掲載
Archeives