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2022.01.28 / よもやま話

北海道で温泉三昧

年明け最初のブログが随分と遅くなってしまいましたが、今年もご清聴(清読)よろしくお願いします。

コロナ禍で昨年もなかなか旅行には行きにくい一年でした。岸家も本格的な家族旅行には行けず、夏に1泊2日で山中湖に行っただけですが、年末年始の休みに北海道に行ってきました。

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ただしこれは旅行ではなく、妻の実家がある帯広への里帰りです。コロナ感染者数の多い首都圏からの帰郷は歓迎されないので、ここ2年は里帰りが出来ませんでした。
昔のブログにも書いた通り、夏休みに娘たちだけで帯広に行かせたのが3年前と4年前で、私たち夫婦が行くのは5年半ぶりです。しかも私が冬に訪れるのは、次女が生まれた時以来13年ぶり。車を借りて冬の雪道を遠出するのは難しいので、どうしても実家に居続けることになりますから(笑)

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部活動の関係で長女が12/26の日曜日に、次女が12/27の月曜日に出発することになり、2日連続で羽田空港へ娘を送った後、私たち夫婦は12/29に電車で羽田空港へ向かいました。その日は日本海側で大雪が降っており、比較的雪が少ない帯広でも雪が降り始めました。「着陸できない時は羽田空港に引き返す」というアナウンスがあって、「そうなったら最悪だー」と祈りながらのフライトでした。

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無事に着陸できた「とかち帯広空港」は一面の銀世界。迎えに来てくれた義姉によれば、久々に雪が積もったということです。

都道府県の魅力度ランキングで毎年1位になる北海道は、観光地や食べ物はもちろん、温泉も豊富です。その中で、北海道遺産に選定されている「モール温泉」をご存じですか?

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このモール温泉は、太古の植物が長い時間をかけて堆積した、地下の亜炭層を通って湧き出る温泉です。腐植物(フミン質)を含むアルカリ性の泉質を持っていて、空気に触れるとコーヒー色になるのが特徴です。一般的な鉱物性温泉に比べて世界的にも希少な泉質で、日本では北海道の十勝管内(帯広市、音更町、幕別町など)が代表的な産地になっていて、帯広市内にはモール温泉の温泉銭湯が数多くあります。妻の実家から車で2分の所にも温泉銭湯があるので、滞在中はここに通いました。

別の日には、義兄が大雪山国立公園の原生林の中にある秘湯に連れて行ってくれました。

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広大な十勝平野の西側には日高山脈、北側には石狩山地があり、山に近づくと天気が変わります。帯広市内の道路は雪が積もっていませんでしたが、新得町屈足(くったり)から山道に入ると完全な雪道でした。北海道の大自然を感じながら進んで行った先に、オソウシ温泉が現れました。

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ここの温泉は無色透明ですが、国内有数の強アルカリ硫黄泉です。強アルカリ特有のヌルヌルした肌ざわりと透明感が特徴で、知る人ぞ知る「美肌の湯」だそうです。

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冬季なので露天風呂は閉鎖されていましたが、まさに「秘湯」という感じがしました。

年が明けて1月3日、家族4人で十勝川温泉の観月苑というホテルに泊まりに行きました。

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十勝川温泉は帯広から近く、帯広市内のビジネスホテルに泊まるか、十勝川温泉でゆっくり過ごすか、観光客の選択も分かれるところです。十勝川の北岸に沿ってホテル群があり、目の前に十勝川と十勝中央大橋を望みます。ここは白鳥飛来地なのですが、この日は白鳥の姿が無く、代わりに一羽の鶴がいました。

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泊まった部屋には露天風呂が付いていましたが、夜は景色が見えないので大浴場にだけ入りました。翌朝、露天風呂は源泉かけ流しのため、いつでも入浴できる状態ですが、外気温は氷点下です。

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震えながら外に出ましたが、雪は止んで青空の下に雪景色が広がり、お湯の中で幸せを噛みしめました(つづく)

岸 未希亜

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