ブログ

2021.11.28 / 建築と住まいの話

完成事例を加えました

今年の春に完成見学を行った住宅の撮影に行って来ました。植栽が青々と茂る季節に撮影するのがベストなのですが、来年まで待ちきれなかったので、紅葉が見られる秋に決行することに(笑)
ところが予定日が曇りになってしまったため、撮影を1週間延期したところ、紅葉していたモミジの葉が随分落ちてしまったのは残念でした。

jirei2131.jpg
この家の最大の特徴は、2階リビングになっていることです。
北道路で敷地面積36坪となれば、日当りに難ありと想像できますね。特に南西隣地の住宅が迫っていて午後の日差しを遮るため、1階にリビングをつくることは諦めました。2階リビングにはデメリットもあるため、安易に採用してはいけませんが、日当たりへの不安が大きな敷地ではやむを得ない選択だと思います。
南東隣地の家は、北側(こちら側)にカーポートを取ることが濃厚で、当方も隣り合わせの位置にカーポートと庭を配置することで日照・採光を確保しました。

jirei2132.jpg
コロナ禍では「帰宅直後に手を洗いたい」要望も増えています。加えてこの家は、洗面室と浴室が2階にあるため、玄関の近くに洗面スペースを設けました。壁のタイルがアクセントになっています。

jirei2133.jpg
2階には、リビングが屋外まで延長したように見える広いバルコニーを設けました。北欧の文化やデザインが好きな建て主が掲げたこの家のテーマは「フィーカ」。スウェーデン語で休憩をとること、友人または家族とコーヒーを飲む時間のことです。フィーカに持って来いのバルコニーは、椅子に座った時に周りの視線が気にならないよう板塀を高くし、屋外でもゆっくり寛ぐことができます。

jirei2134.jpg
奥様が自宅を仕事場にすること、子供がまだ小さくて部屋の使い方が不確定なことから、主寝室以外の部屋は用途を決めずに「室1/室2/室3」と名付けました。また、2階リビングの難点は、子供部屋が1階にあると目が届かなくなることです。だから初めは2階の「室3」を仕事場として使い、子供部屋が必要になったら仕事場を1階に移して、ここを子供部屋にする予定です。
北側にあるリビングは、ダイニングと段差を設けることで空間に「たまり」が生まれ、床がフラットな場合に比べて落ち着きが増すように感じられます。

この住宅は「北欧スタイルで寛ぐ、2階リビングの家」として、ホームページの「事例紹介>完成物件」に加えました。ぜひご覧ください。

岸 未希亜
.
.
.

-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-
創業から49年の実績。自然素材を使った健康住宅で地域に根ざす工務店
藤沢 鎌倉 茅ヶ崎 湘南 神奈川
新築もリノベーションも、注文住宅の木の家は神奈川エコハウスにご相談ください
木造住宅/和風住宅/和モダン/自然派健康住宅/エアサイクル住宅

Category
お知らせ
建築と住まいの話
よもやま話
ロコハウス
書籍・メディア掲載
Archeives