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2021.01.21 / よもやま話

絵本の紹介

会社の近くに建築した山内龍雄芸術館は、竣工から5年になります。しばらくご無沙汰していたので、久しぶりに顔を出して来ました。

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芸術館は冬季休館中ですが、予約をすれば、常設してある山内龍雄作品を見ることができます。
館長の須藤さんに迎えてもらって、お互いの近況報告をしました。昨年はコロナ禍で来場者も少なかったそうですが、やはりコアなファンは時々来られていたとか。今年の4月で開館5周年となるため、5周年記念イベントも計画しているそうです。

談話室のテーブルの上に、「こたつ」という絵本が置いてありました。

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この絵本は、芸術館の運営にも携わっている画家・麻生知子さんが描いたものです。
麻生さんは、個人としての活動はもちろん、友人の画家・武内明子さんと一緒に、日本全国を旅して作品の題材と展示場所を探し、制作した作品をその土地で発表する「ワタリドリ計画」という活動もされている画家。

この絵本は、こたつでの出来事を定点観測したユニークな作品です。真上から俯瞰して見る絵は麻生さん独特のスタイルで、大晦日から正月にかけての家族の暮らしが、温かくもユーモラスに描かれています。

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「こたつ」麻生知子作 福音館書店 1,430円

昨年11月に出版されたばかりで書店にも置いてありますので、ぜひ購入をご検討ください。

また、東京都現代美術館で2/14まで開催されている「MOTサテライト2020」展で、「ワタリドリ計画」の作品が展示されています。こんなご時世ですが、近くに行かれる方はそちらもご覧になってください。

岸 未希亜

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