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2020.12.29 / 建築と住まいの話

庭ができました

先日、今年の春に完成したお住まいを訪問する機会があり、外構工事の完成を見て来ました。
1軒目は、5月にブログで紹介した「絶景と暮らす傾斜地の家」です。外構工事に約3ヶ月かかり、草花も幾らか植えられましたが、樹木が入るのは来春になるため、まだ厳密には完成していません。それでも、前回のリポートではお伝え出来なかったアプローチと前庭が形になっているので、ご紹介します。

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建物は斜面地にありますが、道路から建物までの平らな部分だけで100坪ほどあり、そこに自転車メンテナンスルームを備えた倉庫棟が建っています。倉庫棟の前に敷石を並べたアプローチがあり、その周りの土の部分にレンゲソウの小さな赤い葉が広がっていました。

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春になったらここに、クロマツ、サクラ、サルスベリ、モミジなどが植えられるようです。この前庭は、訪れる人の目を楽しませてくれると同時に、家の中からも眺めることができます。一般的な住宅事情から考えると、建物の北に庭を設けることは稀ですが、家の方を向いて花が咲いてくれるため、北庭の景色はとても良いのです。

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そして訪問した時は、ご主人ご自慢のエスプレッソマシーンが発動します(笑)
美味しいコーヒーを味わいながら、南の窓からは海を見下ろす絶景を楽しみ、北の窓からは四季を感じさせる庭の木々を愛でる。春に再訪するのが楽しみです。

2軒目は、葉山に建築した「長屋門ガレージのある二世帯住宅」です。3月下旬に石積みなどの先行工事を終わらせ、長屋門が建った時に土間部分やアプローチまで完成させましたが、前述の大きな外構工事などが入っていたため、秋になってようやく外構が完成しました。

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住宅(遠景)の手前に長屋門ガレージ(近景)があるので、奥行きを感じさせる外観です。道路から家が丸見えにならない効果もありますが、庭に木が植えられるまでは、視線が少し気になったとか。

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しかし樹木が植えられると、印象は全く変わるようです。私が訪れたのは12月下旬で、すでに落葉樹の葉も落ちていましたが、それでも室内からの景色は良い感じで、視線も気なりませんでした。
1階で暮らすお母様は当初、明るく開放感のある2階を羨ましいと思っていたようですが、庭が完成した後では、1階も良いわと感じてくれたそうです。2階で暮らす子世帯も、紅葉を見に度々下りて来たとか。

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庭には松も植えられています。松は手入れが大変なので、現代では敬遠されることも多いですが、和の庭には欠かせない樹木の一つですね。和風好きな建て主なので、藤木さんの知っている大きな造園屋に入れてある数本の松を一緒に見に行って、選んだそうです。
こちらの庭も、落葉樹が芽吹き、花を咲かせる季節が楽しみです。

2020年は新型コロナウイルスの流行で、先の見えない不安な一年でしたが、「家での暮らし」がこれまで以上にクローズアップされた一年でもありました。
来年も元気な姿をお見せできるよう、頑張っていきます。今年もご清読ありがとうございました。

岸 未希亜

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