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2020.10.11 / よもやま話

今週のお花〜香りのある暮し編〜

心配していた台風14号は不思議な形で日本列島を離れていきました。大雨の降った地域もあったようですが、この辺りは大きな被害もなかったようでよかったです。先週末は雨が降り、気温も低くて寒かったですね。風邪などひかないようにお気を付けください。
先日の雨のの影響で近所に咲く金木犀の花が落ちてしまいました。道路の一部分がオレンジ色になってとても綺麗です。それと同時にあの金木犀の甘い香りがしてきて癒されている方も多いのではないでしょうか。香りの分子が水蒸気と合わさり、乾燥した空気の時よりも香りが長くとどまっている感じです。

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【金木犀ーキンモクセイ】
秋になると小さな花を枝いっぱいにつけ、甘く強い香りが印象的です。花の香りは好む人が多く、芳香剤や香水だけでなく、お茶やお酒にも香りをつけてものがあるほどです。日本では雄株はあまり知られていないので、実をつけることはありません。

金木犀は開花したと思ったら一週間もたたずにあっという間に散ってしまいます。大好きな金木犀の香りをなんとかして残しておきたくて、昨年『モイストポプリ』を作りました。
『モイストポプリ』は初めて聞いた人もいらっしゃると思います。普通の『ポプリ』はお花を乾燥させてその香りを楽しみますが、残念なことに金木犀の花は乾燥させると香りが飛んでしまうのです。『モイストポプリ』は生のお花やハーブに塩を瓶に詰めて熟成させたもので、長い時間香りを楽しむことのできるポプリなんです。
作り方は煮沸消毒した蓋つきの瓶にお料理で使う塩、そしてお花です。お花は面倒でも茎などもしっかり取り除いてくださいね。
写真のように塩と花びらを交互に詰めて空気に触れないように瓶の口いっぱいまで詰めてください。詰め終えたら蓋をして日の当たらないところで保管し、一か月程たつと金木犀のモイストポプリの完成です。出来上がったポプリは蓋を開けて香りを楽しみます。バスソルトとしても使えますが、塩を使うので対応していない浴槽には使用しないでください。ほかにもミカンの皮とかでもいいと思いますよ。ミカンの皮はカットするほうがより香りを楽しめます。


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見た目もオレンジと白のコントラストが可愛らしいですし、瓶にリボンを結んだりすれば、ちょっとしたプレゼントにもなりますよ。簡単なので興味のある方は是非チャレンジしてみてください。

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