今週末に見学会を開催する「横浜市瀬谷区M邸」の見どころを紹介します。
敷地は交通量の多い道路に面した角地で、日当りや風通しに恵まれています。南道路で敷面積地が58坪もあるため、必要な2台+αのカーポートを確保することができ、かつ勝手口から西道路に出られる裏動線も設けました。まだ外構は完成していませんが、周囲からの視線を遮る板塀で囲います。
見どころの一つ目は、半同居型の二世帯住宅という点です。
二世帯住宅を大きく分けると、「同居型」「半同居型」「独立型」に分かれます。一般的にイメージする二世帯住宅は、玄関から全て別々の「独立型」ですが、このタイプは家が大きくなり、当然ながら工事費も高くなります。
一方で「同居型」は二世帯(三世代)が一つの家に暮らす形で、50年前は当たり前だった大家族で暮らすスタイルです。
「半同居型」は何を共有するかで「同居」寄りか「独立」寄りかが変わります。子世帯の家をメインに母の居室を加えたM邸は、玄関と浴室などの水回りを共有しているため「同居」寄りと言えます。しかし、玄関を挟んで二つのエリアを分け、水回りを玄関経由の動線にしていること、母の居室に専用キッチンを備えていることから、基本的には別々に暮らせるようになっています。
洗面所やトイレに鮮やかなタイルを使っているのも、暮らしを楽しむポイントです。
二つ目は、この家の主役であるLDKです。
ダイニングの横には長いカウンターデスク、上には吊戸棚を造り、家族共有のスタディコーナーにしています。吊戸棚の並びにはエアコンを隠す格子戸もあり、デザインにも気を配りました。リビングにも造り付けのテレビ台と扉付きの収納を設け、間接照明による柔らかい灯りも、雰囲気づくりに一役買っています。
キッチンは天板がフラットなTOTOのザ・クラッソ。無垢材の扉や引き出しが並ぶ背面収納は、要望に合わせて設えました。
三つ目は、ご主人の仕事場である独立した書斎です。
新型コロナウイルスの感染拡大により、在宅ワークを行う人が増えています。これまでは「仕事を家に持ち込まない」人が大多数だったと思いますが、現在は自宅に仕事場が必要になっていますね。
建て主のM様は、コロナウイルスとは無関係に自宅でも仕事をする方ですが、寝室の奥に設けた2帖の書斎は、この時代にぴったり合ったスペースです。広葉樹のカウンターデスク、造り付けの本棚、間接的な手元照明など、これから家を建てる人にとって一番参考になる場所かもしれません(笑)
また、この家は太陽光発電システムを採用し、創る電気と使う電気を相殺するZEH(ゼロエネルギー住宅)仕様です。骨太な木組みや耐震等級3も含めた、性能面での安心感もご体感ください。
岸 未希亜
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