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2020.07.01 / 建築と住まいの話

横浜・青葉区H邸 完成見学会の見どころ

今週末に見学会を開催する「横浜市青葉区H邸」の見どころを紹介します。

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敷地は一軒の区画が広い瀟洒な住宅地で、東側の前面道路も広々としています。建て替え前の家は、南に出っ張った部分があって暗かったため、敷地南側をできるだけ空けて、採光・通風をしっかり考えたプランにしました。周りには良い感じのお宅が並んでいるので、外構にもしっかり手を掛ける予定ですが、外構工事はこれから始まるため、今回は建物だけをご覧ください。

見どころの一つ目は、将来を見据えた間取りの可変性です。

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定年を迎えるご夫婦の暮らしを包む「終の棲家」となれば、老後を考えて「平屋にしたい」という人は多いと思います。でも市街地で平屋を建てると、床面積が小さくなり、日当りも十分に得られない可能性が高く、実現性は極めて低くなってしまいます。
「断捨離」をして小さな家に住むこと。これは経済的にも環境面でもお勧めではありますが、まだまだ元気な60代であれば、趣味も多かったり、家に人を招いたりすることもあるでしょう。結婚した息子や娘が孫を連れて遊びに来て、泊まって帰ることもあります。なかなか「小さな家」に踏み切れませんよね(笑)

そこで、リビングとダイニングの間に建具(または壁)を入れられるようにして、将来はリビングを寝室に変え、生活を1階で完結できるようにしました。ダイニングだけで10帖を確保しているため、例えリビングを失っても十分な広さが残ります。

二つ目は、凹凸の少ないプランながら、陰影のある外観になっていること。

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敷地が狭い場合や、特に効率が求められる場合は、平面を矩形にした総2階の家になります。しかし敷地や予算に少し余裕があれば、私はあえて凹凸をつくるように設計します。それは間取りの自由度が高まり、家と庭の親和性が高まるからです。
しかし家相や風水を気にされる方は、この凹凸を嫌います(笑) 今回は家相ではありませんが、「凹凸は東南部分の凸形状だけに」という条件の中で設計しました。平面図を見るとシンプルな形ですが、2階より1階が大きいため、上下2つの屋根が大きな存在感を持っています。2階南面の屋根は通常よりも深い135cmで、屋根の大きさがより強調されています。

三つ目は、リビング・ダイニングと同等の広さを持つ大きなウッドデッキ。

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庭の奥行きを目一杯使ったウッドデッキは壮観です。隣地境界にはウッドフェンスを立てるため、周囲からの視線も気にならない広大なデッキは、アウトドアリビングとして活躍するでしょう。

今回の家づくりにおける最大の特徴は、建て主との付き合いが6年に及んだことです。途中で1年以上空いた時期もありましたが、2013年9月の見学会を皮切りに見学会・セミナー・個別相談などを少しずつ重ね、2019年9月に契約を結びました。土地から購入する人は特にそうですが、「家を建てよう」と考えてから慌ただしく時間が流れ、土地や工務店をじっくり検討する時間が取れないと思います。
でもここに、6年も当社のことを見続けた上で、他ではなく当社を選んで家づくりをされた方がいるという事実。「永く付き合っても粗が見えない」ということで、皆様も安心して当社との家づくりを進めてください(笑)

岸 未希亜

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