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2020.06.05 / 建築と住まいの話

アフターコロナは「懐かしい未来」に向かうの?

新たな住宅シリーズ「nichi-nichi-ka」の簡易的なホームページを公開しました。
まだまだ資料が十分ではありませんが、「nichi-nichi-ka」シリーズの方向性を感じてもらえるのではないかと思います。

新しいシリーズの構想がスタートした時は、まだコロナウィルスの話題など全く出ていない時期でした。でも、日々の暮らしを自分らしく楽しむというコンセプトで、新しいシリーズをつくることは決まっていました。その後、コロナウィルスの影響でいままでの生活が一気に変わってしまい、stay homeが叫ばれ、外出もままならなくなってしまいました。外に遊びに行けないと、いままでのようにはいきません。そこで家での新しい楽しみ方、時間の使い方を、みなさん自分たちで考えながら見つけ始めました。ニュースでも、各家庭でこんな工夫をして楽しんでいますという動画をよく見るようになりました。
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特に自分が印象的だったのは、段ボールで江ノ電の電車をお母さんが作ったというニュース、驚くべきは、コンパクトに折りたたんでしまうこともできるということ。このクオリティに感動しました。子供部屋とかは何も初めからしっかりと造らなくても、いろいろな考え方ができますよ、などとお話ししていますが、小さいお子さんだったら、子供部屋としても使えそうですね。いろいろな可能性を住む人が見つけられることを、みなさんが実践し始めています。
<記事の詳細はこちらへ↓>
https://www.fnn.jp/articles/-/35203
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テレビゲームやスマホがなかったときは、家の中でも外でも身近にあるもので何か作ったり、○○ごっこなど、想像力や妄想力で遊ぶことも多かったと思います。今やネットワークは5Gになって、いろいろな技術がどんどん進化していますが、そんな中にあって、少し昔に戻ったような気もします。
Stayhomeの期間は、いままでの誰かがしっかりと準備してくれる楽しさから、自分たちで創り出す楽しさや日常の中にある楽しさに気づく、いいきっかけになったのかもしれません。
公開したホームページで、大切にしたいことばを6つ挙げています。
「しつらえる」「ととのえる」「うつろいを感じる」「けはいを感じる」「ひらめく」「つくろう」おそらく、これらの言葉は、一昔前の暮らしの中では、あえて言葉にはしなくても、みんなが大切にしていたことのような気がします。

たまたま今日、帰りの車でラジオを聞いていたらナビゲーターの小黒一三さんという人から、ゲストの兼頭さんという人が10年以上前に教えてもらった言葉として「懐かしい未来」という言葉を挙げていて、その時はまったくピンと来なかったけど、まさに今みんながその方向に向かっているような気がするという話をしていました。
「懐かしい未来」という言葉がとてもしっくりきて、これを機に、住まいや暮らし方もいままでと違った方向に進むような、少しワクワクした気持ちで家に帰ってきました。

nichi-nichi-kaについては、こちらをご覧ください。

また、6月13日には1棟目のお宅の構造見学会を予定しています。
https://www.k-ecohouse.co.jp/event/2020/s-17.html
ぜひぜひ、ご参加ください。
また、nichi-nichi-kaのインスタも公開中です。写真に添えられる井上さんのコメントやインスタライブの映像とともにお楽しみください。

アースファクトリー事業部 高橋

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