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2020.01.07 / 建築と住まいの話

葉山I邸 完成見学会の見どころ

明けましておめでとうございます。冬は空気が澄んでいるので、富士山や伊豆半島がくっきり見えますね。道路も渋滞しないので、私は冬の湘南が好きです(笑)

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さて、1月12日(日)に見学会を開催する「葉山町I邸」の見どころを紹介します。

「葉山」という地名にはどこか優美なイメージがありますが、その葉山にセカンドハウスを購入し、週末ごとに東京から通われていたI様ご夫婦。まだ定年退職までは時間があるものの、通勤の不便さと二重生活の大変さを秤にかけ、葉山に終の棲家を建てることにしました。
I様は土地探しと同時に工務店探しも並行して進められ、何社か訪ねた後で当社に来られた時は土地も決まっていました。北道路ではあるものの、敷地が広いことと境界線が斜めだったお陰で、南側隣家がそれほど近くなく、日照や採光も十分に得られます。比較的、設計の自由度が高い条件でした。

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それでは、この家の代表的な見どころを4つ挙げます。

①濃色のガルバリウム鋼板とグレー塗りの壁、赤褐色のバルコニー

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建て主は、当社も登録しているhouzz(ハウズ)というコミュニティサイトで、お気に入りの写真を集めていました。好きな外壁のイメージは、パキッとした濃色のガルバリウム鋼板で、中でも品の良い平葺き屋根のような横目地を採用。南北面は吹付け仕上げ、南面はバルコニーもアクセントになっています。

②オーバードアで閉まるガレージ。ガレージから玄関へのアクセス

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建て主の要望の一つが、「屋根付きのカーポートか、家と一体のガレージ」でした。ガルバ外壁のイメージもあるので、建物はガレージを取り込んだ箱っぽいフォルムにまとめました。入口のシャッターは質感にも優れるオーバードア。収納室を経由して玄関に至る動線も便利で、誰もが憧れるガレージが見られます。

③挽板フローリングとタイル床で、見た目も愛犬も納得

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リビング・ダイニングは床暖房を採用しています。メインは幅広のオーク挽板フローリングですが、愛犬の使用感を考慮して一部をタイル貼りにしました。夏はひんやり、冬はぽかぽかで、犬も気持ちよく過ごせるでしょう。キッチンの背面は、家具職人が栗材で製作した無垢材の食器棚です。

④吹抜けによる立体的な広がりと黒いスチールの手摺

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リビングは家の中央から北寄りにあるため、午後はやや暗くなる場所です。そのため2階中央に吹抜けを設けて、リビングの採光を助けるとともに1階と2階を立体的につなぎました。黒いスチールの手摺はデザイン的にも優れていますが、2階の足元まで見えるため、より一体感が強くなるアイテムです。

前日の1月11日(土)には横浜市保土ヶ谷区でも完成見学会があります。こちらは、柱や梁を見せる真壁の家で、架構がデザインされた当社のスタンダードと呼べる住宅です。
一方で葉山の家は、柱の見せ方を抑えながらも天井は板張りを多用し、前述したようなお洒落な要素と木質感がミックスした仕上がりです。建て主の希望によって変わる振れ幅。これも「アースハウス」の醍醐味ですので、可能な方は両方の家を見比べてみてください。

岸 未希亜

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