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2019.07.31 / 建築と住まいの話

「和風住宅」に掲載

住宅誌「和風住宅」に、当社で建築した住宅が掲載されました。

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掲載されたのは、約4年前にお引き渡しをした横須賀市の住宅です。当社がつくる家は、比較的「和」のイメージが強いと思いますが、最近は「和風住宅」と呼べる類の家はそんなに多くありません。したがって、少し前に遡って取材対象を探しました。
この家は三浦半島の西岸にあって、「富士山と相模湾を望む絶景」が最大の売りです。要望が沢山詰まった住宅だったので見過ごしていましたが、よく考えればこの家は和風住宅だったな、と(笑)

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建て主であるご夫妻は、富士山を眺めて暮らせる場所を求めてこの地に辿り着き、都心のマンションから移って来られました。環境やエネルギーへの問題意識が高く、仕事の関係で米国での生活経験も長いご夫妻は、住まいについても長期的な視野で考えられ、「土に還る素材」「職人の手仕事」による家づくりを希望されていました。そして地元の山の木と自然の恵みを最大限に生かす「地産地消」の精神にも共感していただき、当社が選ばれた訳です。もう5年近く前の話ですね。

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「そとん壁」の真っ白な外壁、太陽光パネルの発電効率を考えた5寸勾配の屋根材は、海辺なのでステンレス葺き、窓は全て木製サッシ、バルコニーの壁面は手の込んだ横格子。切妻屋根を除いて、外部はほとんど特別仕様といえる造りです。そして海の向こうには富士山が・・・

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ここは富士山を眺めて暮らす家なので、リビング・ダイニング・和室が並ぶのは南面ではなく西面。西日が当たる欠点よりも、眺望を優先した間取りです。ガラス窓を左右に引き込むと、2間半の開口部を遮るものは柱1本だけ。リビングとウッドデッキが床続きになる圧倒的な開放感に目が行くので、どうしても「和風」であることは薄れますが、掘りごたつの和室が気持ちのよい場所です。

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室内から窓の外を見ると、まさに絶景。この絶景を眺めているのが建て主ご夫妻です。「近くに畑を借りて無肥料・無農薬栽培を実践し、とれた野菜をご近所と交換したり、漁師さんに魚を分けてもらったり、都心では味わえなかった日常を楽しんでいる(本文から引用)」というお二人は、都心での便利な生活に別れを告げて約4年。「半自給自足」生活が叶いつつあるそうです。

この住宅は、<絶景を切り取る「そとん壁」の家>として、ホームページの「事例紹介>完成物件>バリエーション」に掲載済みです。後日、写真が入れ替わりますので、改めてご覧になってください。

岸 未希亜

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