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2019.07.23 / よもやま話

剣道の大会

中学でも高校でも、夏は部活動が一区切りとなる季節です。中学校で剣道部に所属している長女も、引退を掛けて最後の市大会に臨みました。市大会で上位に勝ち残れば、湘南ブロック大会(藤沢市・鎌倉市・茅ヶ崎市・寒川町)に進出します。市大会会場が娘の通う中学校だったこともあり、仕事を半休して観戦に行きました。駅や会場まで娘を車で送ったことは何度もありますが(笑)、これまで一度も観戦に訪れたことが無い私たち夫婦は、剣道をする娘の姿を初めて見ることに・・・

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ご存知の方には蛇足ですが、剣道には個人戦と団体戦があります。一日目は午前に女子の個人戦、午後が男子の団体戦、翌日は午前に男子の個人戦、午後が女子の団体戦でした。「すぐに負けるから」と、娘は個人戦には自信がない素振りだったので、その初戦を見に行ったつもりが、行ってみると2回戦の待機中でした。そう、初戦に勝っていたのです(笑)その後も2、3回戦を勝ち進むのを見て驚きました。
小学生から剣道を始めている少年少女の動きは、足さばきといい剣さばきといい、凄いことが一目瞭然。中学生になって剣道を始めた娘の剣道歴は2年3ヶ月ほどで、その差は素人目にも分かります。しかし、相手が技を仕掛けてきた隙を突いて、カウンターパンチのように繰り出す技を「抜き技」と呼ぶのですが、娘はこれを得意としていて、不思議なほど1本が取れていました。

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残念ながら準々決勝で敗れてしまいましたが、順位決定戦で藤沢市の第6位に。上位10人に残ったので、来週行われる湘南ブロック大会へ出場することになりました。娘ながらあっ晴れ!
決勝戦まで見ましたが、女子中学生とはいえ、剣豪どうしの真剣勝負は迫力があって惹き込まれました。

翌日の団体戦も少し見ることができました。団体戦は3校ずつ3組に分かれて予選リーグを戦いますが、各学校5人(先鋒・次鋒・中堅・副将・大将)ずつが出場し、5戦して勝敗を競います。娘は中堅として相手の中堅と2試合して2勝しましたが、チームとしては優勝候補の中学に敗れ、2位で決勝トーナメントへ。
個人戦と違って引き分けのある団体戦では、相手の強豪と引き分けることも重要な戦術のようです。誰かが負けても他の誰かが勝って取り返せるところと併せて、団体戦の面白さを感じました。

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団体戦を戦うチームメイト(写真は湘南大会)

決勝トーナメントの初戦は、5人戦って1勝1敗3分というイーブンの成績になり、代表者による決定戦に持ち込まれました。代表選には剣道部の主将が出場し、一進一退の白熱した展開でしたが、見事に1本を取って準決勝進出。「手に汗握る」とはこのことです。写真も撮らずに見てしまいました(笑)
準決勝では敗れましたが、3位決定戦に勝って見事に3位表彰。団体戦も湘南ブロック大会に出場することになり、同級生みんなの引退が1週間延びました。

翌週に寒川町で湘南ブロック大会があり、夫婦とも仕事を休んで見に行くことにしました。2年以上ほったらかしだったのに、最後だけ急に熱心になって笑っちゃいます。

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湘南ブロック大会はレベルが高くなるので、結果には期待していませんでした。ところが個人戦では2本を取っての初戦突破にびっくり。2回戦は敗れましたが、よく健闘しました。

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中堅戦でしのぎを削る場面

団体戦は3校ずつ6組に分かれての予選リーグがあり、1位になった6校が県大会に出場します。娘のブロックでは3チームが1勝1敗で並びましたが、本数の差で惜しくも予選突破ならず。県大会出場を逃すとともに、彼女らの部活動引退が決まりました。最後の試合であり、僅差の敗戦だったということで、娘も友だちも涙を見せていました。
剣道未経験の私には何から何まで新鮮で、今さらながら剣道の魅力を知る機会となりました。

岸 未希亜

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