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2019.07.10 / 建築と住まいの話

藤沢F邸 完成見学会の見どころ

今週末に見学会を開催する「藤沢市F邸」の見どころを紹介します。

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道路建設に伴う区画整理によって、敷地が3分の1ほど東に動くことになったお施主様は、家の建て替えを余儀なくされ、会社探しを始められました。完成見学会や「お住まい拝見」を通じて、当社のことはかなり気に入ってくださったようですが、並行して他社との打合せ等も進められていて、時間をかけて慎重に会社選びをされていました。こういうパターンも時々あるのですが、プラン勝負は望む所です(笑)

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敷地は方位に対して平行な長方形で広さもあり、南西二面で接道しているため、自由に設計できる好条件です。初めは平屋を検討したり、従来の家とは異なる新たな2階建てプランも提案しましたが、隣地や周囲との関係なども鑑み、「住み慣れた現在の家と同じが良い」という考えに落ち着きました。
家を建てたことがあり、そこでの暮らしが長いお施主様にとって、「現在の暮らしを反映」することは自然なことですし、私たちも時折こうしたご要望をいただきます。

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ドイツでの暮らしも経験されている建て主は、基本的には洋風好みです。室内には濃色で存在感のある家具が多く並ぶため、LDKは柱を隠した大壁の白い空間にしました。そして、リビングとダイニングの間仕切りにアーチ状の開口部を造り、両者の空間を明確に分けている点も洋風かつクラシックスタイルです。

インテリアに関するこだわりの一つがタイルです。知人のタイル作家に頼んでオリジナルデザインのタイルを製作してもらい、キッチンやトイレの壁を彩りました。既製の無地タイルの中に散らした柄入りのタイル、漆喰壁に埋め込んだアート作品のようなタイルなど、これらは一見の価値があります。そして寝室にはウィリアムモリスの壁紙を貼り、カーテンも合わせることで、一つの世界観が表現されています。

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一方で、コンセプトハウスや見学したオーナー住居の「和モダン」も気に入られ、外観は両方のバランスを図りました。内部は個人の好みが色濃く出ても良いと思いますが、外観にそれを押し出すことには疑問を感じますので、日本の風土も意識した建て主の良識に敬意を表します。

また、HEAT20のG2(UA値0.46以下)を希望されたため、断熱性能はハイスペックです。さらに、ダクト配管したエアコンによる床下冷暖房システムを採用。北海道で使われる商品ということで、冬の暖かさも保証付きです。この季節は床下から冷気が出ますので、ぜひ体感してみてください。

岸 未希亜

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