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2019.05.02 / 建築と住まいの話

川崎T邸 完成見学会の見どころ

GWの最終日(5月6日)に見学会を開催する「川崎市T邸」の見どころを紹介します。

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敷地は一見すると旗竿敷地に見えますが、この旗竿部分は通称「位置指定道路」と呼ばれるものです。その短い道路の奥にある敷地は約47坪の四角形で、西側は家が迫っていますが、南側は駐車場、北側はマンションの南庭、東側はマンションへの通路・駐輪場になっているため、採光には恵まれています。

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建て主は空間やデザインに対する感度が高く、当社のことを気に入ると同時に、オーナー住居の見学を希望されました。契約の前後にまたがって大磯、平塚、茅ヶ崎、藤沢、横浜と、訪問ツアーの2軒を含めて6軒の住居を見学され、自身の五感で広さや空気感、デザイン等を確認していました。

また、拙著「最高にわかりやすい住宅の間取り教室」を持参されてのヒアリングだったので、玄関はこの形、水回りはこの形といった希望がスムーズに共有できました。今後、当社で家を計画されるお客様は、この本を持って来ていただけると嬉しいですね(笑)

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1階は、杉板のストリップ階段と竪格子、その下に設けたスタディコーナーが美しく、家族の居場所としても有効なスペースになっています。ここは「庭が近づく三段デッキの家」のオマージュです。建て主はとにかくこの家が気に入り、そのエッセンスを採り入れることにしました。

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庭が近づく三段デッキの家(竣工時)

左右が入れ替わり、天井がクロス貼りと板張りの違いもあるので、全く同じではありません。そしてどちらも私の設計なので、パクリという訳でもありません。敬意を払った「オマージュ」です(笑)

また、準防火地域なので防火窓が必須でした。部分的にシャッターサッシを使う上で、「総2階スタンダードモデルの家」も参考にしました。シャッターを隠しながら、デザイン向上に寄与する窓周りの造りは、建て主の心を捉えたようです。

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室内は真壁を基本としながらも、「妻面は大壁にした方が綺麗」ということを建て主と共有するなど、柱や梁の見え方についても、いつも以上に考えました。LDK、階段、洗面コーナー、主寝室などにそれが現われていて、モダンさと木組みの美しさを両立するお住まいです。

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今年は10連休のGWとなり、旅行や帰省などでお出掛けの方も多いと思いますが、渋滞や混雑を避けて一日早く帰って来る皆さん、ぜひ見学会にお越しください。

岸 未希亜

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