ブログ

2019.02.18 / 建築と住まいの話

上棟の餅まき

2月に入ってブログが更新されなくなり、「あれっ、どうしたのかな?」と思われた方もいらっしゃると思います。私自身、ここ3週間ほどは多忙を極め、「誰か書いてくれよ~」と思いながらも、ブログを書く時間が全く取れませんでした。しかし今日から再開します。

1月に、私の担当する住宅が3軒上棟したのですが、その3軒目は上棟後に「餅まき」をしました。

19173444.jpg
これは上棟式などの神事に際して集まった人々に餅を投げる行事です。建売住宅や大手ハウスメーカーの家が増える中で上棟式自体が減少していますが、「餅まき」に至っては、もうほとんど見かけません。
古来より日本人は、おめでたい行事には必ず餅を投げて多くの人々にその福を振る舞い、人々の幸せを願ってきたそうです。特に建物新築の棟上げでは、親類や近所の方々が集まり、その建物のお披露目の意味を込めて施主や大工が屋根の上や2階から餅やお菓子、おひねり等を投げます。
今回はお施主様ご家族だけが2階に上がり、用意したお餅やお菓子などを投げました。

19173537.jpg
19173557.jpg
集まったのは、ご近所さんや学校の友人とその家族など50名ぐらい。始まるまでは穏やかな雰囲気でしたが、餅まきが始まった途端、もの凄い勢いで餅やお菓子を拾いまくります。人間の中にある「欲」に火が着くらしく、誰もが必死になって拾いまくる姿は壮観です。

19173632.jpg
今から7年前、岐阜県多治見市の上棟でも「餅投げ」がありました。
岐阜県東濃地方では「餅投げ」と呼ばれ、多治見でも30年ぐらい前までは頻繁に行われていたそうです。この時は、ご近所の人だけでも多く集まったうえに、施主の知人や親類が岐阜市などかなり離れた所からも参加したため、総勢200名を超えました。
用意したお餅は1350個もの数で、50個の紅白餅と蓋餅といわれる大きな餅が1セットになった桶を、実に27桶も用意しました。

19173732.jpg
19173752.jpg
ところが、その日はダイヤの乱れで新幹線が遅れてしまい、私はこの圧巻の光景を拝むことができませんでした。今回、ようやく「餅まき」を体験することができて、7年越しの想いが叶いました(笑)

岸 未希亜

.
.
.

-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-
創業から46年の実績。自然素材を使った健康住宅で地域に根ざす工務店
藤沢 鎌倉 茅ヶ崎 湘南 神奈川
新築もリノベーションも、注文住宅の木の家は神奈川エコハウスにご相談ください
木造住宅/和風住宅/和モダン/自然派健康住宅/エアサイクル住宅

Category
お知らせ
建築と住まいの話
よもやま話
ロコハウス
書籍・メディア掲載
Archeives