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2019.01.29 / 建築と住まいの話

奈良の旅

2019年も一ヶ月が経とうとしており、寒い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。
少し古い話題で恐縮ですが、年末年始のご報告をしたいと思います。私は実家が神戸にあるので、年末年始の帰省ついでに関西方面の民家や寺社仏閣等の建築を見るのを毎年の習慣にしており、今回は奈良に行きました。
行き先は奈良県桜井市の大神(おおみわ)神社、談山(たんさん)神社、奈良市の東大寺です。

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三輪山

大神神社とは日本最古の神社の一つと言われる古い由緒ある神社で、御神体は三輪山(みわさん)です。拝殿はありますが、御神体が山なので本殿はありません。三輪山は頂上まで登拝することが可能で、一年前も登ったのですが、今回も登りました。
いわゆるパワースポットと言われるところで、ハイキング気分ではなく敬けんな心で登る必要があり、撮影や水以外の飲食物の持ち込みは禁止です(神社の案内に記載)。特に信心深い人は裸足で登る人もいます。私も敬けんな気持ちで神社に向かったので、特に神社の拝殿等の撮影もしませんでした。
スピリチュアルな世界ではシンクロニシティという、偶然見た車のナンバーが実はメッセージを伝えていたりする、とかいう現象があると言われますが、何故か三輪山に行く直前は「3」というナンバーの偶然の数字の組み合わせが目に付きます。例えば一年前は夜中にトイレに行ったら、デジタル時計の時刻が3時3分を示していて、それが2日続いたりしました。今回は直前の夜中にトイレに行った際は2時59分で、トイレから出てきたら3時でした。また、今回帰省で新幹線に乗りましたが、乗り場が13番線、13号車の座席が3番でした。
何か分かりませんが、三輪山に行くときは「3」というナンバーの偶然の数字の組み合わせが目に付きます。こういったことをどう捉えるかは自分次第ですが、自分では何となく三輪山に行きなさいというメッセージとして勝手に捉えています。

次に行ったのが談山神社です。
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談山神社十三重塔

談山神社は大神神社と同様に桜井市(東大寺等がある奈良市の南に位置します。)にあり、談山神社自体は山の中にあります。藤原鎌足公を祀っている神社でここも由緒ある神社です。特に目を見張るのが、十三重塔です。塔自体は小ぶりではありますが、木造十三重塔としては世界で唯一だそうで、見応えがあります。

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東大寺南大門

あと訪れた一箇所は奈良市の東大寺です。こちらは行きやすいので過去に何回か訪れているのですが、いつも見惚れるのが南大門です。こちらは鎌倉時代の重源上人の再建ですが、大仏様という様式で出来ています。大仏様とは、他に兵庫県に同じく重源によって建てられた浄土寺浄土堂がありますが、架構を見せ、直線的で男性的、合理的に作られています。(大学のときに、そう習いました。)以後は日本人の美的感覚に合わなかったのか、広がりを見せなかった様式です。

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南大門

大学のときの教授に、南大門は素晴らしい建築だ、と洗脳された影響もありますが、いつも南大門の前に立ち止まって見上げると、力強い架構にうっとりします。

ところで今回の旅は、観光よりも実は宿にこだわりました。2つの宿に計3泊しましたが、どちらの宿も町家を改修した宿です。1つ目の宿は大神神社に近い宿(ゲストハウス)です。

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ゲストハウス

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ゲストハウス平面スケッチ

町家がどのように改修されているかに特に興味を持っていたので、平面をスケッチしてみました。1階の中庭に面した4畳半の部屋が、私が泊まった部屋です。2階の客室は中が分からなかったので、不明です。2階にはフランス人の家族が泊まっていました。
詳細なことは省きますが、小奇麗に改修されていて、とても気持ちよく泊まれました。一点だけ気になったことを挙げるとすれば、夜は寒かったのでエアコンを付けて寝ましたが、どうしても部屋が乾燥し、部屋に洗濯物を干しましたが、朝にはパリパリに乾いていました。

もう一つの宿は奈良市内中心部から少し南に行った紀寺町にある宿です。

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奈良町宿 紀寺の家

こちらは少し値段が張りましたが、伝統的な町家や民家の改修を中心とした設計・監理を行っている建築家が、町家を改修した宿です。
外観は見ての通り、平屋で庶民の町家という感じです。

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内部

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中庭

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紀寺の家 平面スケッチ

この宿のコンセプトは、一日でも町家を我が家のように味わってもらいたいというもので、朝食以外は特にサービスはありませんが、実際泊まってみるととてもくつろげる宿でした。
写真ではあまり伝えきれませんが、細部の納まりが繊細に出来ていて、また、玄関や床の間には現代アートが飾られていたり、床暖房や加湿器・最新設備機器が完備されていたりで、とても居心地のよい宿でした。

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朝食(奥に床の間、現代アート)

朝食は、宿のスタッフが丹念に育てた野菜等が使われていて、美味しかったです。
実は今回の旅の目的の第一がこの宿(紀寺の家)に泊まることだったのですが、非常に満足出来ました。
今年の夏は、奈良の別の町家の宿に泊まろうと思っています。

 

 住宅事業部 坪田 将浩




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