昨年は長崎・佐賀、一昨年は北海道、3年前は八重山諸島（沖縄）など、夏休みは家族で旅行することが多いわが家ですが、今年はそうした旅行がありませんでした。中学生の部活や妻の仕事などで、まとまった休みを家族で合わせるのが難しくなったからです。
それでも娘2人は、姉妹だけで今年も北海道に行きました。一昨年は家族旅行と重ねましたが、北海道の妻の実家に行くことは、毎年の恒例行事になっています。4～5年前までは、妻も娘と一緒に約1ヶ月帰省していましたが、最近は羽田空港で娘を見送るパターンが増えました。
夫婦で娘を見送った後、中央道へ向かうため、首都高湾岸線を北上しました。そして大井JCTから首都高羽田線に入ろうと思ったら、「東名道・中央道」の案内板に誘われて、新しいトンネルの中へ。カーナビが古いので、初めはどこを走っているのか分からず、それが中央環状線の「山手トンネル」だと気付くのに少し時間がかかりました。そして西新宿JCTから首都高4号線に入り、あっという間に高井戸を経て中央道へ。
まだ都内に住んでいた9年前には西新宿以北しか完成しておらず、それ以降は都内を走ることも滅多になかったため、ちょっと驚きました。完全に田舎者ですね（笑）
お盆休み前で、台風が千葉県沖をかすめた日だったこともあり、渋滞も全く無く、2時間足らずで目的地の河口湖に着きました。
河口湖と言っても何をする訳でもなく、湖と富士山が見える宿に泊まって、のんびりするだけです。残念ながら、富士山の頂は雲で隠れていました。
夕食はコースメニューで、①食前酒 ②オードブルバリエ ③無花果（いちじく）と生ハムのオランデーズソース ④雲丹（うに）のフィットチーネ ペペロンチーニ ⑤枝豆の冷製スープ トリュフの香り ⑥鱸（すずき）のポアレ アメリケーヌソースとタプナード ⑦特性黒毛和牛サーロインのローストビーフ ⑧ご飯・味噌汁・香の物 ⑨マンゴームースとバニラアイス 季節のフルーツ添え＆紅茶。贅沢な食事をすることは、娘には秘密にしていました（笑）
翌日は近くにある浅間神社に行ってみました。西暦864年に起きた富士山の貞観大噴火を鎮めるため、865年に建立された神社で、「富士山～信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一部として世界文化遺産にも登録されています。
表参道の両側には、樹齢800年以上という巨大な杉並木があります。幹周り7ｍ以上、樹高45ｍもの巨木が並ぶ様は迫力満点でした。
参道を進むと正面に拝殿と本殿がありますが、その右手（富士山側）には樹齢1200年を超えると言われるスギの神木が7本立っていて、「七本杉」と呼ばれています。
その中で「父母（ふたはしら）」と名付けられた2本は、縁結びの杉と呼ばれていて、男性は右から反時計回りに、女性は左から時計回りに杉の外側を回り、二人で杉の間を通り抜けて参拝すると結ばれるそうです。すでに結ばれた私たちも回ってみました（笑）
帰りは東名道を走ることにして、御殿場市内へ。静岡県民なら誰もが知っていて、テレビでも何度も取り上げられているので全国的にも有名な「さわやか」をご存知ですか？ファミレスのレベルをはるかに超えたハンバーグが食べられると評判で、御殿場店も行列が絶えないとのこと。平日の午後3時なので、1時間待ちぐらいで入れるかと期待したのですが、2時間半ぐらいかかるとのことで断念しました。唯一の心残りです。
岸 未希亜
