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2018.08.18 / よもやま話

「オススメ 鮎ご飯」

神奈川エコハウスの近藤です。
今回も、またまた食べ物ネタで投稿です。

もうすぐ、旬が終わってしまう魚・・、
それは、「鮎」です!!
私は、その鮎で作る「鮎ご飯」が大好き。
鮎は川魚で淡白なイメージが有りますが、意外と脂が多いんです。
そんな鮎で炊き込みご飯を作ると、鮎の脂が回っていい香りの炒め飯が出来ます!
軽いチャーハンのイメージですね。
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天然物は苔の香りがしてたまらない独特の美味しさが有りますが、なんせお高い!!
という以前にまず店頭に上がらないですね。。
魚屋さんで¥200/匹の鮎を見つけて、久々に食べたいなぁ・・・と思いました。
今は和歌山産の養殖がよく出ているようです。
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頼ったのは、前回のブログにも登場した甲斐先生です。
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お魚捌きイベントを企画していた「ファーメント」は今はもう有りません。。
ので、当時の仲間を募って「鮎ご飯」イベントを企画しました!
内容は、
・鮎を捌いて「干物」を作る。 ついでに「うるか」も作る! 
・その間に先生が、事前に作った「鮎の干物」で「鮎ご飯」を作ってくれる。
・完成した「鮎ご飯」を皆で食べる!
・後日、自分で作った「鮎の干物」で「鮎ご飯」を作ってみる!
です。

実は旅先で衝動的に「鮎の魚醤」を購入したのですが、それで・・?状態。。
なかなか使う機会が無くて困って(賞味期限が迫って焦って(笑)!?)いました。
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こちらも使用して、調理開始です!
簡単に作り方をご説明。

下準備で具の準備
・「ごぼう」の笹掻きを作って、酢水に取っ手おく。
 「ごぼう」は私も意外でしたが、鮎の青臭い感じ(プロは「スイカの香り」と言うそうです。)に合うんです!
 省略して鮎だけでも充分美味しいですよ!
次に、干物を焼く!
・フライパンでOKです。両面焼きます。
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・干物を作る時に、背骨も捨てずに干物にします。その背骨も一緒に焼きます。
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そして、「出汁」!
・普通に昆布とかつお節で出汁を取ります。
・そこに「追いがつお」の要領で焼いた背骨を加え、加熱します。
・出汁を濾して、お好みの調味料(塩、醤油、味醂)、「魚醤」等で味付けする。
 (舐めて塩味をしっかり感じる位。)
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最後に「炊く」!
・炊飯器でOKです。 
勿論土鍋でも!おこげが出来て美味しいです!!が洗い物が少し大変・・。
・具無しお米だけ先に入れて、目盛まで先程の出汁を注ぎます。炊き加減は固めがオススメ。
 ちょこっとお酒を加えると若干モチモチする気がします。
・そして準備しておいた「ごぼう」と焼いた「干物」を加えて、スイッチオン!
 後は出来上がりを待つだけです。 完成に何か青いものをあしらえると美味しく見えますね♪
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当日は、その間に皆で捌いて干物を作りました!
鱗を取って、背開きにして、お腹はくっつけたままです。
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内蔵(エラも)と背骨を取って(頭と尻尾は残して途中で分断します)、塩水に30分程浸して、水気を良く取って「ピチッとシート」に挟んで1晩以上放置すれば出来上がり♪
天日干しでは無いので、完成しても生っぽくて見た目不安なんですが、完成しています!
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さらに内蔵を使って「うるか」にも挑戦!
厳密には、養殖物で苔の香りはしないから、「うるか」もどきかも・・。
「うるか」は一言で説明すると鮎の内蔵の塩辛ですね。 珍味と言われています。
内蔵の内の胃袋(砂防止)と腸(フン防止)を取り除いて、刻んで塩(確か10%)を加えて混ぜます。
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余談ですが内蔵を見てびっくり!凄い脂肪肝です!フォアグラ状態ですね(笑)。
内蔵を取ったら急に鮎がスリムになりました(笑)。
発酵させる為、毎日空気を加える感じで混ぜます。
冷蔵庫に入れると発酵が止まるので悩ましいですが、この気候ではちょっと・・。
毎日混ぜつつ舐めますが、美味しい!!酒飲みには、苦みが堪らないです。
(日本酒飲まれない方には、ただ苦いだけと思います(笑)。)
いつ頃が完成なんだろう?と思いながら日々混ぜていましたが、言われた通り約1週間で融解してきて、全体がねっとりまとまってきました。多分これで完成と思います(笑)!
これでチャーハン作ったり、鮎の干物に付けて食べても美味しいと思います。

その日は、先生が「トマトと茄子の出汁浸し」も作って冷やしておいてくれて、皆で美味しく頂きました!
興味が湧いた方、是非作ってみて下さいね! 鮎は8月までですよ~♪
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番外編
その後、もう一度「鮎ご飯」食べたい!でも干物作れない!時に、生の鮎で作ってみました!
身の感触等は違いますが、美味しかったですよ! 鮎好きなら大丈夫と思います。
干物の「皮のパリッとした感じ」や「身の味の凝縮された感じ」は無いですが、代わりに皮や小さい骨の間のゼラチン質が楽しめたり、生のまま丸ごと投入するので内蔵の苦さが楽しめたり!ただ面倒なのは骨を取り除きながら食べなくてはいけない事・・。
この場合は、炊飯器より直径が大きい(鮎をそのまま寝かせられる大きさ)土鍋がお勧めです。お米に同量弱の水(固めの場合)に酒、塩、醤油、出汁の素!?
鱗を取った鮎をそのまま生米の上に乗せて炊きます。強火で湯気が出てきたら、弱火にして10分。火を止めて蒸らしで10分。その間、絶対に蓋を取ってはいけません!最後に強火で少し加熱して完成。焦げる臭いがしてたらおこげが出来ています。でも意外と出来ていないので弱火13分位でも良い感じです。 
生魚、生米に乗せるの!?・・と私も怖かったのですが、大丈夫でした! 
写真撮れば良かったのですが・・無いです! やっぱり怖いですよね(笑)?

9/2(日)私が設計したお宅の見学会が開催されます!
2階リビングの「湘南LO-CO」です。 間接照明を使った大空間が見所です!
是非いらして下さい。 お待ちしております。
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鎌倉市T邸 完成見学会

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